東京ドームシティにあるTENQ(てんきゅー)ってぶっちゃけ面白いの?入場料分の価値があるかガチで書きます。

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先日東京ドームシティにある宇宙ミュージアムTENQ(テンキュー)に行ってきました。

ここは宇宙に関するものを展示しているミュージアムです。

入場料は1800円とはっきりいって安くはない。

問題なのは1800円分きっちりと楽しめるかどうか。

テンキューが面白いか、面白くないか、ガチで書いてみたいと思います。

言うまでもないことですが下記に書くのはあくまでも私個人の感想です。

タップできる目次

テンキューの見どころは「はじまりの部屋」と「シアター宙(ソラ)」

テンキューに入場するとまずは2つの部屋で映像を見るところから始まります。

1つ目の部屋「はじめまりの部屋」ではプロジェクションマッピング。
2つ目の部屋「シアター宙」では11mの大画面に映し出される宇宙の映像を見ることが出来ます。

おそらくこの2つがテンキューの一番の目玉であり見どころでしょう。

1つずつ感想を書いていきたいと思います。

はじまりの部屋

写真はTenQ公式サイトより

写真はTenQ公式サイトより

上映時間は5分ほど。凹凸がある前方の壁にプロジェクションマッピングによる映像が映しだされていきます。

臨場感もあるし映像も綺麗です。プロジェクションマッピングの精度も素晴らしい! 壁の凹凸をしっかりと利用した映像の作りには感心してしまいました。

おそらくプロジェクションマッピングを初めて見る人だったらかなり感動するできると思います。

しかし!!

プロジェクションマッピングを何度も見てる私からしたら映像ははっきりいってありきたり。

これが1、2年前だったらプロジェクションマッピングの認知度も低く、目新しさという意味で「記憶」に残ったでしょうが、今やプロジェクションマッピングは色々な所で見れますからね。ディズニーなんてシンデレラ城に投影しています!

シンデレラ城のプロジェクションマッピングは何度見ても感動するレベルですが、テンキューのプロジェクションマッピングはストーリー性も薄いし、ただスタイリッシュな映像を流しているだけといった感じ。特に記憶に残るものではないと感じました。

個人的にいいなと思ったのはプロジェクションマッピングが終わった後。

プロジェクションマッピングが終わると後方の扉が開いて、光が差し込むのですが、この光の差し込み方が絶妙。私はSF映画「未知との遭遇」を連想してしまいました。計算してるのかな?この演出はかなりいい!

シアター宙について

写真はTenQ公式サイトより

写真はTenQ公式サイトより

上映時間は10分ほど。直径11mモニターを全員で囲み覗きこむ形で宇宙の映像を見るシアター型のアトラクションです。

テンキューにおける一番の見どころだと思います。

これはかなり凄いです!映像も綺麗だし、宇宙の神秘も感じ取れるし、ちょっとした浮遊感も味わえます。一度の入場で一回しか見れませんが、出来るならもう2、3回見たかったほど。

国際宇宙ステーションからみた実際の地球の映像が使われていたり、ハワイで撮り下ろした美しい星空が味わえたり、見どころがたくさん。

子どもと行くのもいいですが、映像がロマンチックなのでデートにピッタリ。

見る価値大いにありです!

その他の展示

上で紹介した2つの部屋の他にテンキューでは「サイエンス」「イマジネーション」「つながる場所」「企画展示室」の4つのエリアがあります。

気になった点などを書いていきたいと思います。

「サイエンスエリア」

写真はTenQ公式サイトより

TenQ公式サイトより

このサイエンスエリアには火星を再現したスペースがあったり、惑星探査機の映像を見ることが出来たり、まさに宇宙を体験できる作りになっています。火星の岩石に実際に触れることもできたりしますよ。

TenQ サイエンスリア1
580-tenq019

見どころは研究室!

写真撮影は禁止なので写真は乗せられませんが、なんとこのエリアには東京大学総合研究博物館の研究室(TeNQ分室)が設置されています。ここでは実際の研究が行われているらしい。

研究室には立入禁止ですが、全面ガラス張りなので研究者が実際に研究しているところを見ることができます。研究室に設置してある黒板には見たこともない数式や文字列が書かれていて、SFチックな雰囲気があります(笑)ああいった文字列に宇宙のロマンを感じれる人はテンションが上がることでしょう。

この研究室。コンセプトは面白いと思うんですよね。だってミュージアムの中に本物の研究室があるなんて中々聞いたことありません(というか研究者は集中できるのだろうか(汗))

でもそれだけ。見どころがあるかと聞かれたら返答が難しい。だって研究しているといっても研究者の方はただパソコンに向かっているだけなので、見ていて特に面白いわけでもなく……(仕事しているので当たり前だが)

その証拠に殆どの人が研究室をパッと見るくらいで素通りしていました。

その他サイエンスエリアの気になった所

サイエンスエリアには壁に液晶モニターがいくつもついており、絶えず最新の情報に更新されているみたい。まあ宇宙に詳しくない人からすれば最新情報と言われたって馬の耳に念仏状態かもしれませんが。
TenQサイエンスエリア3

基本的にこのエリアは「読み物」が中心なので、宇宙が大好きな人以外はそこまでワクワクしないかもしれません。なぜって、そういった読み物はインターネットでいくらでも検索できるわけで……。

「ミュージアムだからこそ体験できる付加価値」がもう少しあれば、もっと楽しめたと思います。このサイエンスエリアは「宇宙? 何それ? 美味しいの?」レベルの人には正直退屈だと思います。

イマジネーションエリア

写真は公式サイトより引用

写真は公式サイトより引用

イマジネーションエリアには様々な体験型の展示があります。
気になった部分だけレポートします。

宇宙自分診断

宇宙自分診断
診断ゲームです。斬新なのは選択肢が地面に投影されている点。選択肢を自分の足で踏むことで次の設問に勧めます。まあよくあるゲームって感じで普通。子供は楽しいかもね。

「太陽系テーブル」

TenQ太陽系テーブル

太陽系の大きさがテーブルによって再現されています。

感覚的に惑星の大きさが分かって勉強になります。

ミュージアムなんだから、読み物よりもこういった体感型の展示物をもっと増やすべき。

「アストロボール」

スフィロという球体のロボットを手元のタブレットで操作して、ゴールを目指すゲームです。
アストロボール

これは楽しい!
アストロボール

ただ難易度は激ムズ。ボールの動きがかなり繊細なので思い通りにボールを動かすことが全然出来ません。私はあえなく時間切れ。惜しいところを見せることすら出来なかった(笑)

見事にゴールできるとロケット発射のムービーが見れます。

「つながる場所」

綺麗。歩くプラネタリウムといった感じ。ロマンチックな空間で宇宙の美麗さに浸れます。これはいい!
つながる場所

壁に設置された巨大モニターには宇宙に関する格言が代わる代わる映しだされていきます。しばらくここでボーッと座っていたい。そんな空間です。
580-tenq041

ここはおすすめ!

ミッションラリーQについて

ハッキリ言いましょう。TenQはミッションラリーQをやるためにあると。

ミッションラリーQ

イマジネーションエリアに入るとすぐにガチャガチャの自販機があります。
ミッションラリーQ ガチャガチャ

300円で一回引くことができます。

このガチャガチャには「ミッションラリーQ」という謎解きゲームが入っています。
ミッションラリーQ カプセル

こちらが問題用紙。
ミッションラリーQ カプセルの中にはボールペンと問題用紙

シアター宙よりも、はじまりの部屋よりも、このミッションラリーQが一番楽しかった。これをやらずしてTenQに行っても「えっ?これだけ?これで終わり?」となること請け合いです。

ミッションラリーQはクロスワードパズルを解いていく形の謎解きゲームですが、難易度はそれなりに高い。大人二人で考えても所要時間は1時間~2時間程度かかります。

問題の答えは全てミュージアムの中に隠されているので、ミュージアムの中を駆けまわって探す必要があります。

ある意味宝探しというかウォーリーを探せ的なゲームです(笑)

でもこれが楽しいんです。童心に帰った気分になれます。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、最後答案用紙の仕掛けに気づいた時は「おおお!」ってな感じで興奮してしまいました。気分は名探偵コナンですよ。

どうしても分からなかった場合スマホで調べれば解答がでてきますが、できれば全部自分で解いてみて欲しい。苦労した分感動も倍増するはず。

断言しますが、TENQにきたならこのミッションラリーQをしなければ魅力は半減すると思います。

カップルで参加するも良し!
親子で参加するもよし!

パズルをときながら自然と宇宙について詳しくなっていきますよ。

結局「TeNQ」は面白いの?

面白かったです。行く価値ありと思います。

ただその面白さは「ミッションラリーQ」に依存している部分が大きいです。

ミッションラリーQがなかったらミュージアムを軽く素通りして30分~40分くらいで全部見終わっていたと思います。内部はそこまで広くないのでボリューム不足は否めません。

というかミッションラリーQを入れると結局2100円になるんですよね。やっぱりそれなりに高いなー。

でもカップルや親子で「ミッションラリーQ」に参加すると絶対盛り上がると思う。

興味がある方はぜひ行ってみてください。

以上本音レポートでした。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • ご来場された際の感想をこと細かにその場所ごとに書かれていたので、とても読みやすく理解しやすかったです。
    単なる楽しい、ではなく、人によってはよいかもしれない、とされているところもあって、1800円の価値を推しはかりやすい記事だな、と思いました。

    私の弟が、tenq分室で働く研究者なのですが、ここが開設された以降も、いかにお客様を呼び込み、尚且つ楽しんで頂きながら宇宙について学んでいたただけるか、
    そして自分の研究も進めなければならず、
    なかなか苦労しております。

    よろしければ、どんなコンテンツがあれば、再訪も考えていただけるか、教えてくださいませ。
    よろしくお願いいたしますm(__)m

    • tenqの姉様。
      コメントありがとうございます。
      返信が遅れて申し訳ありません。

      おお!
      弟さんがtenq分室で働いてらっしゃるのですね。
      研究をしながら、来場者を楽しませるのは並大抵の苦労ではないと思います。
      いつもお疲れ様です。

      >>よろしければ、どんなコンテンツがあれば、再訪も考えていただけるか、教えてくださいませ。

      うーん。
      難しい質問ですね(笑)

      予算など度外視で言わせてもらえるなら、【宇宙をテーマにした映画展】などあったら行ってみたいなと思います。
      もっと限定するなら、年末にスター・ウォーズが公開するのでスターウォーズ展とか。
      私は映画好きなので確実に再訪します(笑)

      宇宙をテーマにしたセミナーや講義なども定期的にあったら面白いと思います。

      ミッションラリーQは個人的にものすごく楽しかったのですが、子供には少し難易度が高いと思います。
      もう少し難易度を下げて、大人に頼らなくても子供達だけでクリアできる
      「ミッションラリーQ子供バージョン」みたいなものがあったら、子供達は達成感を感じることが出来て嬉しいんじゃないかなと。

      こう考えてみるとミュージアムの再訪ってかなり難しいですね。
      来場者は私のようにああだこうだ好き勝手な意見を言うと思いますが、
      めげずに頑張っていただきたいなと思います。

      コメントありがとうございました^^

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