ついに我が家に食洗機を導入しました。
購入した機種はパナソニックのNP-TH3というものでございます。
工事を入れてビルトインの食洗機にしようか迷ったのですが、費用が高く付きすぎるのと、キッチンの収納が減るのが嫌だったので素直に置型のやつにしました。
でも大きいんですよね食洗機って。
とにかく置き場所の確保が難しい。変なところに置くと調理スペースがなくなってしまいます。
そこで今回はキッチンの上の作業スペースを最大限確保するために食洗機を置く台をDIYすることにしました。
この記事では食洗機台をDIYする工程を載せています。
カウンターの上に置く作戦
今回はこちらのカウンターの上(下図赤枠)に食洗機を置く予定です。
ただカウンターだけでは奥行きが足りなくて食洗機が置けないので、カウンターの高さに合わせた食洗機台を作るという作戦です。
本当はこういったパナソニック純正の食洗機台を使えば良いのでしょうがいかんせん高い。
天板と脚をセットで7千円近くします。
まずは完成図から
とりあえず完成品から紹介しましょう。
今回私が作った食洗機台がこちらです。
- 高さ17cm
- 幅 52cm
- 奥行き 36cm
当たり前ですが高さはカウンターに合わせています。
幅はパナソニック純正の食洗機台と同じ52cm。
奥行きはカウンターと合わせて無理なく食洗機が置けるサイズとして36cmにしました。
↓食洗機の設置スペースの目安はパナソニックの公式ページにわかりやすく書いてあるので気になる方は確認してくださいね。
なるべくキッチンの作業スペースを広くしたいので、脚も細めの木材を使っております。
これを設置するとこうなります。
食洗機を置くとこんな感じ。使ってしばらく経っておりますが耐久性も全く問題ありません。
側面の写真。
食洗機台自体簡単に作れるのでよければこの記事を参考に作ってみてくださいね。
材料の紹介
今回使った材料(木材)は以下の通りです。全部ホワイトウッドです。DIY定番の木材ですね。ホームセンターで安価に手に入ります。
天板部分 厚み19mm × 奥行き89mm × 長さ910mm × 2枚
脚部分 19mm × 38mm × 910mm × 3枚
木材だけですと全部合計で1,000円前後で入手可能かと思います。
*ペンキやビスは家にある在庫品を使っているので費用にカウントしておりません。
まずはカット
今回はかなり単純な作りなので設計図なしで作っていきます。
まずは木材を寸法に合わせて全部カットしていきます。
ここでいかにまっすぐ切断できるかで仕上がりに大きな差が出ます。
おすすめはこういったカットの補助道具を使うこと。私はソーガイドミニという補助道具を使っています。
このソーガイドミニさえあれば誰でも木材を失敗なくまっすぐ切ることができます。大きいのこぎりガイドも売っていますが、DIYならこのソーガイドミニでほんと十分。
紹介記事も書いています。今や私のDIY生活になくてはならない道具ですね。
ソーガイドを使えば目を瞑っても真っ直ぐ切れちゃいます。めっちゃ楽ちん。
カット完了!ソーガイドはDIYをする方は一台持っておくといいのではと思います。
ソーガイド的なものを持ってない方は購入時にホームセンターでカットしてもらうといいかもしれません。1カット30円くらいでしてくれますよ。
やすりで削る
続いてカットした木材をやすりで軽く磨いていきます。
本当は電動サンダーでガッツリ磨いたほうがペンキのノリと手触りが良くなるのですが、今回は食洗機を置くだけなので軽く切り口のササクレ等を磨いた程度です。
組み立て
やすりがけが終わったら続いて組み立てていきます。
今回はコーナークランプを使っています。
↓これはヒロミさんがテレビで使ってるのと同じコーナークランプ。
DIYで失敗しない一番のコツは
- 木材を真っ直ぐ切る
- 90℃をしっかり出す
これに付きます。コーナークランプがあると90度を図るのが簡単ですし、ビスも打ち込みやすくなります。
コーナークランプがない場合はこういった厚みがあるL型定規もオススメです。
あまり予算をかけたくない方は100均でLアングル(棚受け)で90度を取る方法もあるみたいです。
もちろん差し金で90度になっているかしっかり確認してくださいね。
ビスを打っていく
今回は少しだけこだわってビスの頭が見えないように隠したいと思います。
まずは8mmのダボ錐(ダボキリ)でビスを打つ場所に穴をあけます。
穴はまっすぐあけてくださいね。
無事にあきました!
続いててドリルで下穴をあけます。直接ビスを打ち込むと木材が割れやすいので、面倒ですが必ず下穴を空けるようにしましょう。
こちらも真っ直ぐあけるのが大事!
最後にビスで止めます。
この繰り返しで土台が完成。
天板を乗せるとこんな感じになります。
ペンキとオイルを塗っていく
続いて着色の工程に入ります。
土台を塗っていく
まずは土台からです。
今回使ったペンキはオールドヴィレッジのバターミルクペイントというペンキです。カラーは「チャイルドロッカーホワイト」です。
こちらは乾くと耐水性を持つので、食洗機台としてピッタリ。匂いもほとんどなく塗りやすいので気に入っています。
刷毛で木目にそって塗っていきます。
今回は二回ほど塗りました。めっちゃ白い!
天板を塗る
天板にはワトコオイルのダークウォルナットを塗りました。
ボロ布でゴシゴシこするように塗っていきます。
この塗料乾くまでそこそこ匂いがありますが、塗ると木材にいい味が出るんですよねー。
ただこちらのオイルは耐水性はいまいち。心配な方はニスでも塗ったほうが良いと思います。
ただこれは食洗機を置いてみてわかったのですが、天板部分は意外とというかほとんど濡れません。この台は屋外で使うわけでもないので個人的にはそこまで神経質になる必要はないと思いました。
なので今回はニスなどは塗っていません。
塗り終わりました。
天板の取り付け
続いて天板を土台に取り付ける工程です。本当はワトコオイルが乾いてからのほうが良いのですが、面倒なのでこのまま進めていきます。
今回は上からビスで取り付けていきたいと思います。工程はさっきと同じですね。
ダボ錐で穴をあけて、
ドリルでビス穴をあけて、
ビスを打ち込んでいきます。
どんどん打ち込んでいきます。
天板が無事つきました。
ビス隠しをして完成!
最後にビス隠しをして完成です。
今回はこういった丸棒を使います。家にあったやつなので価格は忘れましたが、ホームセンターで100円以下で購入できた気がします。直径は8mm。
ボンドを入れて、
丸棒をさして、
アサリがないノコギリで切断していきます。
丸棒が入らない場合はさきっぽをハンマーで叩いて凹ますか、ヤスリかカッターで少しだけ削るといいですよ。
天板の穴を全部埋めました。
脚も同じように埋めていきます。
切断に失敗するとこんな感じで少し傷ができますが、後でペンキで塗ればOKなので気にせず進めていきましょう。意外とこれも味になるかも。
穴を全部埋めました。
完成
無事完成。
制作時間は2~3時間くらいだったかな(ペンキを乾かす時間は含まず)。
難しい構造ではないので道具さえあれば誰でも簡単に作れると思います。
後ろから見るとこんな感じです。見えない部分はちょっとさぼってビス隠しはせず直接打ってます。
水平もばっちり。しっかり90度を図ったのでガタツキもありません。
もし完成後ガタツキがあったら後でフェルトなり滑り止めシートなりを脚にはって高さを調整すればOKです。食洗機を乗せる関係上水平だけはしっかり取りましょうね。
食洗機をのせてみる
では早速キッチンに設置してみましょう。
食洗機どーん!
いい感じに乗りました。少し揺すってみてもグラつきなどは皆無。安心して使えそうです。
側面からみるとこんな感じです。給排水のコードはここから出しております。
ちなみに分岐水栓などの工事は全部自分でやりました。ネットにたくさん情報があるので特に苦労なく取り付けができましたよ。
必要な道具はモンキーレンチとドライバーのみ。工事費もバカにならないですし、自分でできそうな人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
食洗機台の下は洗剤でもおこうかな。
ちなみに食洗機の洗剤はネットで評判の良かったフィニッシュのパウダータイプを購入してみました。
まとめ
正直丈夫な天板と脚が2本あれば食洗機台としては事足りるのですが、今回はビス隠しをしたりちょっとだけこだわって作ってみました。
無難なのはパナソニックの純正の食洗機台を購入することですが、DIYだと自分の好きなサイズや色で作れますし、ステンレスの無機質なものより味わいが出ていいかもしれない。
DIYに自信がない方はメタルラック辺りで代用する方法もあります。
食洗機はとにかく大きい代物ですが、大変便利な機械なので無理矢理にでもスペースを作って置く価値があると思いました。
ということで食洗機台をDIYしてみたという記事でした。
今回購入したパナソニックのNP-TH3のレビューもしばらく使い込んだら書きますね。