もはや生活に欠かせないガジェットとなった完全ワイヤレスイヤホン。
私も日々移動中や運動中に活用しております。
今回レビューするEarFun Free Pro 2は7千円台とは思えぬ質感の良さに、ANC(アクティブノイズキャンセリング)やワイヤレス充電などを搭載した完全ワイヤレスイヤホンです。
ゲームなどに利用できる「低遅延モード」や、IPX5相当の防水機能にも対応。それでいて音質もよく、入門機としても最適なイヤホンとなっております。
この価格なのに欲しい機能が全部入り!
今回はそんな「EarFun Free pro2」の使用感などを詳しくレビューしていきたいと思います。
当記事はメーカー様より商品提供を受けた上でレビュー記事を作成しています。
EarFun Free Pro2のスペックと特徴
重量 | イヤホン(2個):約9g ケース込み:約38g |
Bluetooth | 5.2 |
最大通信距離 | 15m |
防水規格 | ipx5 |
イヤホンの充電時間 | 1時間 |
ケースの充電時間 | 2時間(USB-C経由) 3.5時間(ワイヤレス充電) |
連続使用時間 | イヤホン:最大6時間 充電ケース込み:最大30時間 |
対応コーデック | SBC/AAC |
ワイヤレス充電 | ○ |
急速充電 | ○ (10分の充電で約2時間の音楽再生が可能) |
ANC | ○ (最大40dB) |
外音取り込み | ○ |
装着検出 | X |
ゲーム(低遅延)モード | ○ |
片耳モード | ○ |
専用アプリ | X |
ノイズキャンセリング搭載!
最大40dBまで騒音低減が可能なアクティブノイズキャンセリングが搭載されています。
喧騒の中でもボリュームを大きく上げずに音楽に没頭できます。
※オン・オフ可能
外音取り込み機能搭載
イヤホンに内蔵するマイクが、周囲の音を集音して聞き取りやすくしてくれる「外音取り込み機能」搭載。
イヤホンをはめたままでも周囲の音を逃しません。
※オン・オフ可能
ワイヤレス充電や急速充電にも対応
ワイヤレス充電にももちろん対応しています。
また有線による充電の場合は、急速充電にも対応しており、10分の充電で約2時間の音楽再生が可能となっています。
IPX5等級の防水性能
IPX5相当の防滴性能を搭載しています。
突然の雨や、トレーニング中など汗や水滴を気にすることなく使えます。
低遅延モード搭載
Bluetooth 5.2とデュアルチャネル伝送により、低遅延モードでの遅延が80ミリ秒に短縮!
音ズレが少なくゲームが楽しめます!
※オン・オフ可能
片耳使用可能
片耳だけでも使用可能です!
両耳を塞ぎたくないときって結構あるのでありがたい。
30日の返金保証&18ヶ月のメーカー保証付き
EarFun製品は30日の返金保証と18ヶ月のメーカー保証が標準でついてきます。
万が一、商品に不備や不具合があった場合は、無料で交換・返金・返品してくれます。
低価格ながら、欲しい機能がほぼほぼ全部入り。質感もプラスチッキーではなく、メタルで高級感がある作りです。
相変わらずコスパ高い
ANC(アクティブノイズキャンセリング)も最大40dBまで騒音低減と実用性十分。
肝心の音質も中低音がしっかり表現できており、それでいてバランスが良くジャンルを選ばず迫力のある音質が楽しめます。
この価格帯でクオリティの高いワイヤレスイヤホンをお探しなら購入して損はないでしょう。
EarFun Free Pro2のデザインと付属品をチェック
それでは本体及び付属品をを見ていきましょう。
付属品です。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース(XS・S・M・L)
- イヤーフック(S・M・L)
- USB-Cケーブル
- 説明書(日本語対応)
- 保証カード
- 綿棒(清掃用)
EarFun Free Pro2のイヤホンのデザインはどう?
こちらEarFun Free Pro2のイヤホン本体です。ダークグレーの色合いがシックで落ち着いた印象。
タッチセンサー部分はマットな質感なので指紋はほとんど目立ちません。
背面にはL・Rの表記は刻印されているので左右が分かりやすいのはGoodですね。
EarFun Free Pro2の充電ケースは質感が良い!
こちらが充電ケース。なんとこの価格帯ながらアルミニウム合金製です。同価格帯だとプラスチック製が多いので質感は頭一つ抜けてます。
マットな質感が所有欲をくすぐられます
ケースとイヤホン本体には磁石が内蔵されているので、合わさるようにピタッと収まります。
また、こちらのケースはとにかくコンパクト。
同社のEarFun Air Pro2と比べてみてもこの通り。これくらい小さいとポケットに入れておいても邪魔にならないですね。
背面にはUSB-Cポートがついてます。コンセントに挿すアダプタは付属してこないので別途用意しておきましょう。
重量をチェック
イヤホン本体の重さは2個で9g。充電ケースもイヤホン込みで約38gと完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの軽さです。
- イヤホン本体(2個):約9g
- 充電ケース:約30g
- 本体&ケース:約38g
常時持ち運ぶものなので、小さくて軽いというのはそれだけで正義です!
イヤーピース
イヤーピースは程よい弾力があるシリコン製。XS・S・M・Lの4種類が付属してきます。
イヤーフック
イヤーフックも3種類付属してきます。
このイヤーフックはシリコン製のフックを耳のくぼみにひっかけることで、イヤホンを外れにくくできるといったものです。
フックが耳のくぼみにはめることで、激しい運動をしてもイヤホンが落ちにくくなっています。
EarFun Free Pro 2の装着感やフィット感はどう?
特に違和感なく耳にフィットしてくれます。イヤーピースも4種類付属してくるので、女性男性問わず装着可能です。長時間つけても耳が痛くなるようなこともありませんでした。
またイヤーフックが付属してくるので、同社のEarFun Air Pro2より安定感と安心感があります。
もちろん耳の形は個人差があるので一概には言えませんが、全力ダッシュなどの激しい運動にも耐えられました。
私も日々のジョギングに使用中!装着感は良好です。
Bluetooth5.2対応。 左右同時転送対応で安定感は抜群!
EarFun Free Pro2はBluetooth5.2に対応しています。
ペアリングも早く、ケースを開けるだけで自動接続。耳につける頃には確実にペアリングが終わっています。
左右同時伝送にもしっかり対応しているので、安定性も高く、途切れたりすることも皆無でした。
もちろん片耳での使用にも対応しています。
EarFun Free Pro 2の連続使用時間と充電時間をチェック
充電時間をチェック!
EarFun Free pro2は急速充電やワイヤレス充電にも対応しています。
- イヤホンの充電時間:1時間
- 充電ケースの充電時間(有線):2時間
- 充電ケースの充電時間(ワイヤレス):3.5時間
急速充電の場合は10分間の充電で約2時間の音楽再生が可能なので、うっかり充電し忘れのときも安心ですね。
イヤホンを本体に入れるだけで充電が開始されます。電池残量はケース正面のLEDで教えてもらえます。
- 3秒間白点灯……残量30%以上
- 3回白点滅……残量30%未満
- 1回白点滅……残量10%未満
- 消灯……残量5%未満
EarFun Free Pro 2の操作方法をチェック!
EarFun Free Pro2は静電容量式のタッチセンサーです。下記画像の赤枠を軽く指でタッチすることで各種操作が可能です。
再生、停止は当たり前ですが、音量操作にも対応しています。
タッチ感度も悪くなく、旧モデルと比べてミスタッチは明らかに減りました。操作性は過去モデルより確実に向上していますね。
一点気になったのは「曲戻し」に対応していないこと。またアプリがないので操作のカスタマイズもできません。この2点さえできれば本当に完璧でした。
曲戻しがどうしても必要なら同社のEarFun Air Pro2をオススメ致します。
音楽操作
再生/一時停止 | L or Rを2回ルタップする |
曲送り | Rを3回タップする |
曲戻し | – |
音量UP | Rを1回タップする |
音量DOWN | Lを1回タップする |
ハンズフリー操作
電話を受ける/切る | L or Rをダブルタップ |
着信拒否 | L or Rを2秒間触れたままにする |
音声アシストの起動/解除 | Rを2秒間触れたままにする |
2つの通話を切り替える | L or Rを3回タップする |
モード切替※ | Lを2秒間触れたままにする |
ゲームモードのオン・オフ | Lを3回タップする |
※モード切替とは「アクティブノイズキャンセリングモード」「外音取り込みモード」「ノーマルモード」を切り替えることです。
EarFun Free Pro 2の音質をチェック
かなり原音に忠実。素直で癖がない良い音質です。
どちらかといえば中音域・低音域が強めです。かといって高音がシャリシャリすることもなく、ちゃんと立体感と奥行きも感じます。この価格帯の中ではかなり頑張っている方かと。
ANC(ノイズキャンセリング)をオンにすると、鮮やかさが若干犠牲になるものの、低音がさらに強調され迫力が増します。またボーカルの艶感が何故か増します。これはこれであり。むしろこっちのほうが好きかも。
総じて、ジャンルを選ばずどんな音楽にも合う正統派なイヤホンです。
EarFun Free Pro 2のノイズキャンセリング機能をチェック
EarFun Free Pro2は最大40dBまで騒音低減が可能なANC(アクティブノイズキャンセリング)が搭載されております。
旧機種であるEarFun Free Proの28db低減から40dB低減までアップしています。
アクティブノイズキャンセリングとは、周囲の雑音(ノイズ)を低減する技術のことです。
周囲の雑音をイヤホンが打ち消してくれるので、よりクリアなサウンドで音楽を聴くことができます。
「サー」というホワイトノイズもほとんど聞こえませんし、エアコンや扇風機などの騒音や、車のエンジン音などがかなり低減されるのでより音楽の世界に没頭できます。
高級機には劣るものの実用性は十分!
ノイキャンをオンにすると周りの騒音が静かになるため、音の粒がよりハッキリと聞こえるんですよね。それにより相対的に音質が向上しているように感じます。
一点気になったのは風の強い日。風が直接イヤホンに当たる、いわゆる「風切り音」の処理だけは若干苦手なようです。ANCをオンにしていると風切り音のノイズを結構拾います。
なので、風の強い日はANCをオフにして、ノーマルモードを利用したほうが良いかも。
風が弱い日や室内なら全く問題なく快適に使用できます。
ノイキャンは一度体験してしまうと、もうそれがない世界には戻れません。
外音取り込み機能をチェック
EarFun Free pro 2は今流行の外音取り込み機能も搭載されております。
外音取り込み機能とは、イヤホンを外さずに外部の音を聞こえやすくしてくれる機能です。
普通イヤホンって耳にはめるので、外部の音が聞こえにくくなりますよね。
それが外音取り込み機能をオンにすると、イヤホンに内蔵するマイクが周囲の音を集音してくれるので、人の声や周りの音が聞き取りやすくなるんです。
実際にこの機能をオンにして使ってみると、周りの音がイヤホンを外した状態より若干大きな音として聞こえます。補聴器みたいなイメージと言えば分かりやすいですかね。
イヤホンを外すことなく普通に会話ができるので、誰かと作業しながら音楽を聴きたいときなどに重宝します。
また車通りが多いところをランニングするときなども、この機能をオンにしておけば周囲の音がより聞こえるので安心です。
何かと便利な機能です
EarFun Free2のゲームモードを試してみた
続いてEarFun Free Pro2に搭載されている「ゲームモード(低遅延モード)」を試してみましょう。
ゲームモードON/OFF | Lを3回タップする |
ゲームモードをオンにすると、遅延を最小80msまで抑えることができます。
- 通常モード:約200ms(0.2秒)
- ゲームモード:約80ms(0.08秒)
旧型のEarFun Free Proが100ms(0.1秒)だったので、スペック的に向上しています。
実際に使ってみると確かに体感として分かるレベルで遅延が軽減されています。
通常モードだとワンテンポ遅れてゲーム音が聞こえてくるのに対し、ゲームモードだとほぼ同時に近い。これだけ遅延が少なければ普通のゲームならプレイする上でほとんど支障はないと思います。
もちろんBluetoothの性質上、完全に遅延を失くすことはできないので、リズムゲームなどのタイミングがシビアなゲームでの活用は難しいと思いますが、普通のアクションゲームやパズルゲームならほぼ違和感なく利用できるでしょう。
私もipadでよくゲームをするので、この低遅延モードはかなり重宝しています。
今後新しいワイヤレスイヤホンを購入するなら、絶対にこの機能があるやつを買います。
ただゲームモード時は、通信距離が短くなり、通信の安定性が落ちるので、音楽を聞く際などはオフにすることをオススメ致します。
EarFun Free Pro2とEarFun Air Pro2の比較
今回紹介してているEarFun Free Pro2とほぼ同価格帯の製品にEarFun Air Pro2があります。
どちらもANC付きで価格は全く一緒。スペック的に非常に似ているので迷う方もいると思います。
ここで違いを簡単にまとめてみたいと思います。
EarFun Free Pro 2 | EarFun Air Pro2 | |
---|---|---|
価格 | 7,999円 | 7,999円 |
ケース材質 | アルミニウム合金 | プラスチック |
重量 | イヤホン:約9g ケース込み:約38g | イヤホン:約11g ケース込み:約53g |
ドライバー | 6mm経 複合ダイナミック振動板 | 10mm経 複合ダイナミック振動板 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
防水規格 | ipx5 | ipx5 |
連続使用時間 | イヤホン:最大6時間 充電ケース込み:最大30時間 | イヤホン:最大7時間 充電ケース込み:最大34時間 |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
急速充電 | ○ | ○ |
対応コーデック | SBC/AAC | SBC/AAC |
ANC | ○ (最大40dB) | ○ (最大40dB) |
ANCテクノロジー | QuietSmart 2.0ハイブリッド | QuietSmart 2.0ハイブリッド |
外音取込み | ○ | ○ |
装着検出 | X | ○ |
ゲームモード | ○ | X |
片耳モード | ○ | ○ |
曲戻し | X | ○ |
どちらかといえばEarFun Free Pro2のほうが低音よりで音に迫力があります。EarFun Air Pro2は低音・中音・高音のバランスが良く、よりクリアな印象です。
ただ両機種とも音質的には非常に似ているので、必要な機能があるかどうかで選んだほうがいいでしょう。
質感やイヤホンの形は断然EarFun Free Pro2ですね。ケースにアルミニウム合金が採用されており、所有欲をくすぐります。また低遅延のゲームモードも搭載しているので、ゲームをワイヤレスイヤホンでプレイしたい方はこちらを選びましょう↓
操作性を考えるとEarFun Air Pro2に軍配が上がります。こちらは曲戻し操作までタッチで可能となっています。また、イヤホンを外すだけで曲が自動的に「停止する」装着検出機能も備えているのも地味に便利↓
私はEarFun Free Pro2のほうが音質的にも形状的にも好みです。低遅延モードがあるのもGOOD!
がおすすめの人
がおすすめの人
EarFun Free pro 2のまとめ
というわけでEarFun Free Pro 2の実機レビューでした。
旧機種も評判が良かったですが、今回も期待を大きく超えてきましたね。
ANCと低遅延モード、ワイヤレス充電など欲しい機能がほぼほぼ入って7千円台(クーポン使えばさらに安く買えます)というのは相変わらず驚異的なコスパです。
唯一気になった点は「曲戻し操作」と「専用アプリがない点」のみ。専用アプリでボタンのカスタマイズなどができたら本当に完璧でした。
音質もバランス良く満足のいくものですし、コンパクトで質感が良いケースも携帯性抜群で素晴らしいです。
「ノイキャンがあってコスパ重視のワイヤレスイヤホンのオススメは?」と聞かれたら間違いなく選択肢に入ってくるでしょう。