安価ながらも良質なオーディオ機器を作り続けている「EarFun」から新しい完全ワイヤレスイヤホンが発売されました!
EarFun Air Sという機種です。
6千円台という低価格ながらも、
- アクティブノイズキャンセリング
- マルチポイント
- ゲームモード(低遅延モード)
- IPX5相当の防水
- ワイヤレス充電
- aptX対応
と便利な機能がてんこもり!高級機種にしか搭載してない「マルチポイント」にも対応し、もはやこの価格帯の中では完全に頭一つ抜け出た印象があります。
また、嬉しいことに「アプリ」にも対応しているので過去の機種にあった不満が軒並み解消されています。
- キーカスタマイズ
- イコライザー
- ゲームモードの切替
- ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の切り替え
「1万円以下のワイヤレスイヤホンはもうこれを買っておけばよし!」と素直に太鼓判を押せるほど完成度の高いワイヤレスイヤホンになりました。
今回はそんな「EarFun Air S」の使用感などを詳しくレビューしていきたいと思います。
当記事はメーカー様より商品提供を受けた上でレビュー記事を作成しています。
EarFun Air Sのスペックと特徴
重量 | イヤホン(2個):約10g ケース込み:約52g |
Bluetooth | 5.2 |
最大通信距離 | 15m |
防水規格 | ipx5 |
イヤホンの充電時間 | 1時間 |
ケースの充電時間 | 2時間(USB-C経由) 3.5時間(ワイヤレス充電) |
連続使用時間 | イヤホン:最大6時間 充電ケース込み:最大30時間 |
対応コーデック | aptX、SBC、AAC |
ワイヤレス充電 | ○ |
ANC | ○ (最大30dB) |
外音取り込み | ○ |
装着検出 | X |
ゲーム(低遅延)モード | ○(最小100ms) |
マルチポイント接続 | ○(最大2台) |
片耳モード | ○ |
専用アプリ | ○ イコライザ モード切り替え キーカスタマイズ ファームウェアのアップデート |
アプリに対応!
アプリに対応したことで「キーカスタマイズ」や「イコライザ設定」が可能になりました!
マルチポイント対応!
2台のデバイスと同時にBluetooth接続が可能なマルチポイントに対応!
正直これめちゃくちゃ便利な機能!
ノイズキャンセリング搭載!
最大30dBまで騒音低減が可能なアクティブノイズキャンセリングが搭載されています。
性能的には控えめですが、あるとないとじゃ大違い!
※オン・オフ可能
外音取り込み機能搭載
イヤホンに内蔵するマイクが、周囲の音を集音して聞き取りやすくしてくれる「外音取り込み機能」搭載。
イヤホンをはめたままでも周囲の音を逃しません。
※オン・オフ可能
ワイヤレス充電や急速充電に対応
ワイヤレス充電にももちろん対応しています。
ケースと合わせると最大30時間の連続再生時間になります。
また10分の充電で2時間の音楽再生が可能な急速充電にも対応しています。
aptX対応!
aptXコーデックにも対応しています。
もちろんデバイス側もaptxに対応している必要があるのですが、これによりより低遅延・高音質を実現しています。
IPX5等級の防水性能
IPX5相当の防滴性能を搭載しています。
突然の雨や、トレーニング中など汗や水滴を気にすることなく使えます。
低遅延モード(ゲームモード)搭載
低遅延モード(ゲームモード)搭載!
遅延を最小100msまで抑えることができるので、音ズレが少なくゲームが楽しめます!
※オン・オフ可能
片耳使用可能
片耳だけでも使用可能です!
両耳を塞ぎたくないときって結構あるのでありがたい。
30日の返金保証&18ヶ月のメーカー保証付き
EarFun製品は30日の返金保証と18ヶ月のメーカー保証が標準でついてきます。
万が一、商品に不備や不具合があった場合は、無料で交換・返金・返品してくれます。
まずEarFun Air Sを使った感想&総評から
結論!
かなり良い。
これだけ多機能で5~6千円台ってのは本当にコスパが良いかと!
個人的にはアプリに対応してくれたことが嬉しいですね。
過去機種ですと「低遅延モードはあるけど、曲戻しができない」とか「曲戻しはできるけど、低遅延モードがない」などちょっとした不満があったんですよね。
今回の機種ではアプリに対応したことで、キーカスタマイズもできるので、そういった不満がほぼ完全になくなりました。
そして今回の目玉は「マルチポイント」に対応したこと!この価格帯でマルチポイント対応ってほぼないのでは?
マルチポイントは1万円以上のイヤホンでよく見る機能です!
2台同時に接続できるので、わざわざデバイスごとにイヤホンを変える必要がないんです!これ一度経験したら手放せないほど便利な機能。
ペアリングも早く、ケースを開けるだけで自動接続。耳につける頃には確実にペアリングが終わっています。
左右同時伝送にもしっかり対応しているので安定性も高く、途切れたりすることも皆無でした。もちろん片耳での使用にも対応しています。
一方、ノイズキャンセリングに関しては正直かなり控えめな性能ですね。エアコンの風切り音などはそれなりに効果があるものの、電車内では効いているのかどうかよくわからないレベル。耳栓代わりには使えないと思います。
また着脱センサーも搭載されておりません。
肝心の音質に関しては特に不満はありません。低音が強めでパワフル。音の解像度もクリアでしっかりしており、ボーカル曲などピッタリ!アプリのイコライザーで自分好みの音質にカスタマイズもできます。
この値段のイヤホンとしては十分満足!
ゲームをする方には重宝する「低遅延モード」も搭載していますし、はじめてのワイヤレスイヤホンの購入に悩んでいる方は、即購入してOKだと思います。
なにせ5~6千円台でマルチポイント対応ですからね。コスパに関しては同クラスの中では群を抜いているのではと思います。
EarFun Air Sのデザインと付属品をチェック
それでは本体及び付属品をを見ていきましょう。
付属品です。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース(XS・S・M・L)
- USB-Cケーブル
- 説明書(日本語対応)
- 保証カード
- 綿棒(清掃用)
EarFun Air Sのイヤホンのデザインをチェック!
こちらEarFun Air Sのイヤホン本体です。全体的にマットな質感で指紋は目立ちにくいと思います。
ロゴが書いてる部分は若干メタリック。紫と青の中間のような色が独特!
こちら側の写真も載せておきましょう。L・Rの表記もあるので左右で迷うことはないでしょう。
EarFun Air S2の充電ケースは卵型。
こちらが充電ケース。丸っこい卵型。重さや大きさは至って普通。特に特質すべき点はないかな。
もちろんケースとイヤホンには磁石が内蔵されているので、合わさるようにピタッと収まります。
手て持つとこんな感じ。もはやパット見は黒い石鹸。角がないので優しい持ち心地。
背面にはUSB-Cポートがついてます。
重量をチェック
イヤホン本体の重さは2個で10g。十分軽いですね。充電ケースはイヤホン込みで約52.6g。完全ワイヤレスイヤホンの中では軽い方ではないですが十分でしょう。
- イヤホン本体(2個):約10g
- 充電ケース:約42.6g
- 本体&ケース:約52.6g
充電時間と連続使用時間をチェック!
EarFun Air Sの充電時間をチェックしていきましょう。ワイヤレス充電にも対応しています。
- イヤホンの充電時間:1時間
- 充電ケースの充電時間(有線):2時間
- 充電ケースの充電時間(ワイヤレス):3.5時間
※10分の充電で約2時間の音楽再生が可能な急速充電にも対応!
- ANCオフ:最大6時間(ケース込みだと30時間)
- ANCオン:最大5時間(ケース込みだと25時間)
※ANC……アクティブノイズキャンセリング
イヤホンを本体に入れるだけで充電が開始されます。
充電ケースのバッテリー残量を確認したいときは、蓋を開けるか、閉めることとLEDが点灯するので、色で状況がわかるようになっています。
- 緑……残量30%以上
- オレンジ……残量30%未満
- 赤……残量10%未満
- 赤いフラッシュ……残量5%未満
イヤーピースは4種類付属!
イヤーピースは程よい弾力があるシリコン製。XS・S・M・Lの4種類が付属してきます。
赤い差し色が使われているのがちょっと所有欲をくすぐりますね。
EarFun Air Sの装着感やフィット感はどう?
フィット感や装着感は良好です。激しい運動や首を左右に激しく振ってもイヤホンが落ちることはありません。
私は耳が小さい方なので一番小さいXSのイヤーピースを使っています。圧迫感もほとんどなく、長時間つけていても疲れにくいデザインだと思います(もちろん個人差はあります)
装着感良き!
専用アプリに対応でキーカスタマイズなどが可能
earfunのイヤホンを使っていた方には待望!ついにアプリが登場しました。
といっても現在アプリに対応しているのは
- Earfun Air S(当機種)
- EarFun Air Pro SV
の2機種のみ。昔の機種には未対応なのが残念ですが、今後発売される機種はどんどんアプリに対応されていくことでしょう。
EarFun Audio
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EarFunの専用アプリでできることをチェック!
アプリの機能自体は大変シンプル。できることはそう多くはありませんが、逆にいえば分かりやすい。
- イコライザーの設定
- モード切替(ノーマル、ANC、外音取込み)
- ゲームモードのオン・オフ
- キーカスタマイズ
- ファームウェアのアップデート
起動するとこんな感じ。最初に会員登録こそ必要ですが、ペアリングしてあるデバイスを自動的に認識して自動的に表示してくれますよ。簡単!
ダッシュボード
こちらがいわゆるダッシュボード。タップ一つでモードの切替やゲームモードのオンオフが可能です。
イコライザー設定
イコライザーを見てみましょう。最初から4つのプリセットが入っているので、簡単に好みの音質に変えられます。もちろん自分で細かい調整も可能となっています。
キーのカスタマイズ
キーのカスタマイズも可能です。
カスマタイズ可能なのは左右の
- クリック
- ダブルクリック
- トリプルタップ
- 長押し
となっています。
アプリの出始めはトリプルタップと長押ししかカスタマイズできなかったのですが、アプデがきてからクリックやトリプルタップもカスタマイズ可能になりました。
自分好みにカスタマイズできるのは本当に使い勝手が向上して便利ですね。
- 音量を上げる
- 音量を下げる
- 前の曲
- 次の曲
- 音声アシスタント
- ゲームモード
- ノイズキャンセリングモード切替
- 無効
曲戻し多用するのでタップでできるようになって嬉しい!
EarFun Audio
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2台まで同時接続可!まさかのマルチポイント対応で超便利に!
驚くことにEarFun Ais Sはこの価格帯なのにマルチポイントに対応しています!
マルチポイントとは2台の親機に同時に接続できる機能のことです。
例えば、
- パソコンとスマホにEarFun Air Sを同時接続
- iphoneとipadにEarFun Air Sを同時接続
みたいなことが可能になります。わざわざ機器切り替える必要がなくなるので利便性が向上します。
現状高級機に搭載されがちなマルチポイントですが、6千円台で購入できるEarFun Air Sに搭載されたのは素直に驚き!
ってかこの価格でマルチポイントに対応している機種って現状殆どないのでは?
今までだったら一つのイヤホンを違うデバイスで使いたい場合は、わざわざBluetoothの登録を解除する必要がありました。
EarFun Air Sは2台同時に接続してくれるのでそういった手間がなくなります。
私はスマホとipadで2台のワイヤレスイヤホンを使い分けていたのですが、今後はEarFun Air S一台で生きていける!
利便性バク上がり!
マルチポイントの設定方法
以上で完了です。一度登録してしまえば、次回からは2つのデバイスを自動的に接続してくれます。
【マルチポイント】2台同時に音楽再生したらどうなる?
マルチポイント接続中に2台のデバイスで同時に音楽を流したらどうなるのでしょうか。気になるので試してみました。
結論としては、2つのデバイスから同時に音がなるわけではありません。
Aのデバイスで再生中は、Bのデバイスからは音が出ません。
しかしAのデバイスを一時停止してから、Bのデバイスを再生すると音がでます。
逆もまたしかり。もちろん完全自動で切り替わるので、こちらでなにか操作などは不要です。
正直めちゃくちゃ便利だ!
EarFun Air Sの操作方法をチェック!
EarFun Air Sは静電容量式のタッチセンサーです。下記画像の赤枠を軽く指でタッチすることで各種操作が可能です。
再生、停止は当たり前ですが、音量操作にも対応しています。
操作性も良好!これは型を重ねるごとに良くなっていますね。EarFunの初期の頃のイヤホンはトリプルタップがうまく認識しないことも多かったのですが、そういったことはほとんどなくなりました。
下記に初期設定時の操作方法をのせておきますね(これらはアプリでお好きなようにカスタマイズ可能です)。
音楽操作(初期設定の場合)
再生/一時停止 | L or Rを2回ルタップする |
曲送り | Rを3回タップする |
曲戻し | – |
音量UP | Rを1回タップする |
音量DOWN | Lを1回タップする |
ハンズフリー操作(初期設定の場合)
電話を受ける/切る | L or Rをダブルタップ |
着信拒否 | L or Rを2秒間触れたままにする |
音声アシストの起動/解除 | Rを2秒間触れたままにする |
2つの通話を切り替える | L or Rを3回タップする |
モード切替※ | Lを2秒間触れたままにする |
ゲームモードのオン・オフ | Lを3回タップする |
※モード切替とは「アクティブノイズキャンセリングモード」「外音取り込みモード」「ノーマルモード」を切り替えることです。
EarFun Air Sの音質をチェック
EarFunの他の機種とかなり聴き比べたのですが、同社の中では音質はトップレベルに良く感じました。
全体的にかなりクリアで癖がなく、音の広がりもしっかり感じます。チープな感じは全くしませんし、音の濁りのようなものもない。この価格帯を考えればほとんどの人は満足のいく音質だと思います。
低音が若干強めですが音がこもったような感じもないので、ボーカル音がすーっと心地よく入ってきます。
またアプリのイコライザーから、低音をより強調させたり、高音を弱めたり、ある程度自分好みにカスタマイズできるのも良い点です。
EarFun Air Sのノイズキャンセリング機能をチェック
EarFun Air Sは最大30dBまで騒音低減が可能なANC(アクティブノイズキャンセリング)が搭載されております。
ノーマル/外音取込/ANCの切替 | Lを2秒長押し (初期設定の場合) |
アクティブノイズキャンセリングとは、周囲の雑音(ノイズ)を低減する技術のことです。
周囲の雑音をイヤホンが打ち消してくれるので、よりクリアなサウンドで音楽を聴くことができます。
EarFun Air Sのノイキャンはかなり控えめな印象ですね。ノイキャン目当てで購入するのはオススメできません。
元の騒音を10とした場合、7~6くらいに騒音が下がる感じかなぁ。もちろんノーマルモードと比べると違いはハッキリ分かりますが、過度な期待は禁物といった感じ。
まあエアコンや扇風機の送風音などははっきりと分かるレベルで騒音が軽減されますし、価格を考えるならば十分ではないかと。
EarFun Air Sの外音取り込み機能をチェック
EarFun Air Sは今流行の外音取り込み機能も搭載されております。
ノーマル/外音取込/ANCの切替 | Lを2秒長押し (初期設定の場合) |
外音取り込み機能とは、イヤホンを外さずに外部の音を聞こえやすくしてくれる機能です。
普通イヤホンって耳にはめるので、外部の音が聞こえにくくなりますよね。
それが外音取り込み機能をオンにすると、イヤホンに内蔵するマイクが周囲の音を集音してくれるので、人の声や周りの音が聞き取りやすくなるんです。
外音取り込み機能はかなり良い印象です。よくある無理やり集音したような不自然な感じはなく、とても自然に音を取り込んでくれます。
周りの音を聞きながら作業したいときなどは、結構重宝すると思います。
EarFun Air Sのゲームモードを試してみた
個人的に重宝しているのがこの低遅延モード(ゲームモード)。
ゲームモードON/OFF | Lを3回タップする (初期設定の場合) |
やはり無線という性質上どうしたって遅延は発生するのですが、ゲームモードをオンにすることでその遅延が大分軽減されます。
- 通常モード:約200ms(0.2秒)
- ゲームモード:約100ms(0.10秒)
もちろん遅延は完全にゼロにはならないので、リズムゲームなど精度を要求されるものだと厳しいのですが、いわゆる普通のゲームなら必要十分!ちょっとしたPVPのゲームでもそこそこ使えるレベルだと思います。
私は子供が寝静まった夜にipadでゲームをよくするので、このゲームモードは本当に重宝しています。
ただゲームモード時は、バッテリーの消耗も早くなり、また通信距離が短くなるので、音楽を聞く際などはオフにすることをオススメ致します。
EarFun Air Sのまとめ
というわけでEarFun Air Sの実機レビューでした。全体的にかなり満足!
私は普段からEarFunのイヤホンは本当に活用しているのですが、やっぱり「曲戻しがタップでできない」などちょっとした不満があったんですよね。
EarFun Air Sからはそういった不満が本当になくりました。
やはりアプリに対応したことと、マルチポイントに対応したことが本当にでかい!
特にマルチポイントは一度体験するともう戻れないレベルに快適です。
欠点はANC(ノイキャン)が控えめな点くらいですかね。それ以外の機能は音質も含め概ね満足!
これが5~6千円台で購入できるというのは、相変わらずコスパ良いなぁという感じ。
この価格帯のイヤホンを探している方は迷わず購入してOKです!
以上EarFun Air Sのレビューでした!