この記事ではSwitchBotロックUltraを取り付ける方法や注意点を解説しています。
取り付けの際の参考になれば嬉しいです。
SwitchBotロックUltraの基本構造と取り付けの考え方
SwitchBotロックUltraは、既存の鍵のサムターン(つまみ)にかぶせて操作するスマートロックです。
工事不要で、ドライバーも基本的に不要。初心者でもDIY感覚で取り付けられます。
古いスマートロックの剥がし方
まずは、すでに旧型や他社製のスマートロックを両面テープでガッチリと貼り付けてる場合の剥がし方を解説します。

はがすときは本体から電池(バッテリー)を外しておきましょう。万が一の破損防止や誤作動防止になります。
家庭用ドライヤーでいいのでスマートロックの粘着面を2分~3分程度温めます。温めることで粘着力が下がって剥がしやすくなります。※火傷やドアの塗装の変色には注意してくださいませ。

両面テープの隙間に糸(デンタルフロスや細めの釣り糸など)を入れて、左右に動かしながらギコギコとゆっくり剥がしていきます。ドアに傷がつかないように慎重に。ここでカッターなどを使ってしまうとドアに傷づいてしまうので注意。

本体を取り外した後、粘着部分が残ってしまうことが多いので、無理に削らずに「シール剥がし液」や「シール剥がしスプレー」を使って、しっかりふやかしてから、丈夫な布などで拭き取っていきましょう。

このとき、柔らかめのプラスチック製のヘラを使うのもアリです。力を入れすぎず、ゆっくり慎重に。ここでイライラしてカッターや金属製のヘラなどで強引に取ろうとすると一発でドアに傷がついてしまうので気をつけましょう。最後は忍耐?

ちなみにシール剥がしスプレーは100円ショップでも手に入ります。お手頃なのに意外と優秀なので1つ持っておくと便利です。
ということでうまく剥がせました。

SwitchBotロックUltra 取り付け前の確認事項
SwitchBotロックUltraの適合率は99.9%と公式サイトに書いてありますが、これは別売りのアタッチメントなどを含んだ数字です。
「すべての鍵に無条件で対応しているわけではない」ので、事前に適合可能かどうか購入前に公式サイトでチェックしておきましょう。
下記のサイトでは4つの質問に答えるだけでロックUltraが自宅の鍵に適合可能か判断してもらえます。
標準の付属品だけでは設置が不可能な場合、別途下記のアイテムが必要になる場合があります(後述します)
高さ調節スペーサー(無償提供) | サムターンホルダー(無償提供) | 高さ調節ケース(別売り) |
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実際の取り付け手順
取り付けの際にはアプリが必要なので事前にダウンロードしておきましょう。
取り付け方法に関しては公式から出ている動画を見るのが一番分かりやすいと思います。
念の為画像でも共有致します。
付属のサイズ目安カードでつまみの厚みを測定し、適切なサムターンホルダーを選択します。

M、LサイズのサムターンホルダーはロックUltraに最初から取り付けられています。外し方はホルダーを指でつまんでひっぱればOK(Lサイズのホルダーは外れません)

その後サムターンに適合するホルダーをはめます。上から押し込むだけでOK!

サムターンホルダーを選んだらロックUltra本体の設置位置を決めます。しっかりとサムターンホルダーにサムターンが入っていること、またドアとロックUltra本体のの間に隙間がないことを確認してください。

サムターンを回してスムーズに施錠・解錠ができるか確認します。

もしサムターンの台座部分が大きすぎて入らない場合は、本体内側のスペーサーを外すことでスペースを広げることができます。

スペーサーはビスで止まっているだけです。スペーサーを取り外すことで台座部分が広くなりました。


ロックUltra本体の取り付け位置が決まったら付属のマークシートをロックUltraに合わせて貼り付けます。

これがガイドの役割を果たしてくれます。

マークシートを取り付けたら、クリーニングティッシュや中性洗剤などで表面のほこりや汚れ、皮脂をキレイに拭き取ってください。

ロックUltraの両面テープを剥がしてマークシートに沿わせて貼り付けます。貼付け後は外れないように1分間以上強く押し付けます。

最後のマークシートをはがせば本体の設置完了。

ロックUltra本体の取り付けが完了したら、続いて開閉センサーの役割がある「磁石」を設置します。

●磁石がロックUltraの端から近い場合は、「0~30mm」面をロックUltraに向けて取り付けてください。
●磁石がロックUltraの端から遠い場合は、「30mm~50mm」面をロックUltraに向けて取り付けてください。

こんな感じでSwitchBotロックUltraのすぐ横のドア枠に磁石を取り付けます。ボタン側の下端に合わせるようにしましょう(赤線)

我が家の場合は3cm以上隙間があったので、30-50mm面をロック側に向けて取り付けました。

以上で取り付けが完了です。後はアプリに従い初期設定を済ますだけです。

サムターンの高さやサイズが合わずロックUltra本体が取り付けられない場合の対処法
標準のやり方では取り付けられない場合の解決策を提示致します。
我が家のサムターンは丸型台座タイプでしたが、標準の方法ではサムターンが大きすぎてサイズが合いませんでした。

その場合は、
高さ調節スペーサー(無償提供) | サムターンホルダー(無償提供) | 高さ調節ケース(別売り) |
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これらのどれかかで対応することになります。下記の公式Xのつぶやきも参考になります。
高さ調節スペーサー【無償提供)
こちらが高さ調節スペーサー。サポートに連絡することで無償提供していただけます。サムターンにロックULTRAは入るんだけど、高さが足りない場合はこちらの高さ調節スペーサーを使います。

こんな風にはめ込んで使います。


装着後の裏面はこんな感じです。

ドアとロックUltraの間にほんの少し隙間が開いてしまう場合はこのスペーサーが役に立ちます。大体1.5cmほどのスペースを埋めることができます。


本体との取り付け方はバッテリーを外すとビス穴が見えるので、付属のビスで取り付けていきます。

サムターンホルダー(無償提供)
後付の可変式サムターンホルダーです。こちらもサポートに連絡することで無償で送っていただけます。Lサイズのサムターンホルダーでもサイズが合わない場合やかみ合わせが悪い場合などに使用します。こちらもサポートに問い合わせることで無償提供してもらえます。


高さ調節ケース(別売り)
鍵が特殊な形状をしている場合は別売りの高さ調節ケースで対応可能します。汎用性はこちらのほうが高いですね。ただしこちらは別売り(有料)なので注意してくださいませ。

こちらは高さをある程度自由に変更可能なパーツになっています。


例えば下記のような特殊なサムターンやドアノブのドアの場合に用います。

ドアに取り付けるとこんなイメージです。

高さ調節ケースを使っても合わない場合はどうすればいいの?
上記のスペーサーや調節ケースでも取り付けが無理な場合は、SwitchBotのサポートに連絡すれば、3Dプリンターで専用のアタッチメントをオーダーメイドしてもらえます。
どうしても取り付けができないときは、迷わずサポートに問い合わせてみるのがおすすめです!
サポートの連絡先は?
・サポートのメールアドレス:support@switchbot.jp
・ライブチャット:公式ホームページや公式サポートページの任意画面にて数秒待つと、右下にチャット窓口の赤いアイコンが表示されます。そこからでも連絡可能です。
SwitchBotロックUltraの取り付け方のまとめ
SwitchBotロックUltraは、工具いらずで取り付けられるスマートロック。両面テープで貼るだけのシンプル設計だから、DIY初心者でも安心して設置できます。ただし、サムターンの形状やドアの材質によっては一工夫が必要な場合も。

もしうまく貼り付かない・高さが合わないといったトラブルがあっても、高さ調整スペーサーや高さ調節ケースといった対象法がちゃんと用意されてるので大丈夫。
ここでは書きませんでしたが、磁石で取り付ける方法もあります。
SwitchBotロックUltraは、毎日の鍵の開け閉めが驚くほど快適にレベルアップする超便利なガジェットです。
ぜひあなたの暮らしにも取り入れて便利&快適を実感してみてくださいませ。