徳島県には祖谷(いや)のかずら橋という吊り橋があります。秘境と呼ぶにふさわしい場所にあり、雰囲気、怖さ共に日本ではトップクラスの吊り橋だと思います。
ゴールデンウィークの休みを利用して祖谷のかずら橋に行ってきたのでレポートしたいと思います。
祖谷のかずら橋について
混乱する方もいらっしゃるようなので一応書いておきます。
徳島にはかずら橋の名所が二つあります。
一つは今回紹介する「祖谷のかずら橋」
もう一つは「祖谷のかずら橋」のさらに奥地にある「奥祖谷の二重かずら橋」
この二つは名前は似ていますが、全く違う場所にあります。同じ徳島県ですが、距離にして車で一時間ほど離れています。
今回レポートしているのは「「祖谷のかずら橋」のほうです(上の地図で言うと青いマーカー)
奥祖谷の二重かずらについてはこちらでレポートしています。
祖谷のかずら橋の場所は?
四国は徳島県にある三好市西祖谷山村に「祖谷のかずら橋」はあります。
[map addr=”祖谷のかずら橋” height=”300px” zoom=”16″]
何でも祖谷のかずら橋は日本三奇橋の一つとして数えられているらしい(諸説あるようですが)
祖谷温泉も近くにあるので、吊り橋を渡った後は温泉で一休みするのも楽しいと思います♪
車で行くのは大変なの?
私は高知自動車道の「大豊IC」から降りて、祖谷のかずら橋に向かいました。クネクネ道や長い坂道はあったりしますが、道路はちゃんと整備されているので、行くのにそこまで苦労はないと思います。対向車とすれ違えなくてバックする……なんてことはほとんどないので安心してください(あくまでも大豊ICから降りた場合)
ただ峠道なので、運転に慣れてない方はそれなりに疲れるとは思います。
駐車場は?
祖谷のかずら橋は完全に観光地化されているので、ちゃんと整地されている立派な駐車場があります。500円程で停められます。駐車可能台数もそれなりにあるので、GWなどの繁忙期を除けば、駐車場所に困ることはないと思います。
かずら橋は渡るのにお金がかかる
かずら橋は渡るのに通行料がかかります。
大人:550円
小人:350円
少し残念なのは祖谷のかずら橋は完全な一方通行なので、一回しか渡ることが出来ません(ゴール地点から引き返すことはできません)もう一度渡りたいなら再度スタート地点に戻って、通行料を払う必要があるということですね。
う~む。一回しか渡れないなんて、なんとなくケチい気がしないでもない。
かずら橋を渡った先には様々な売店が軒を連ね、お団子や焼き魚が売っています。まあ観光地によくある光景ですね。
祖谷のかずら橋を渡ってみたレポート
駐車場に車を停め祖谷のかずら橋に向かいます。駐車場から祖谷のかずら橋までは5分程度です。
祖谷のかずら橋へ行く途中の橋。
橋から左を見ると「祖谷のかずら橋」が見えました!! ドキドキ。
軽い目の階段を登ったその先に祖谷のかずら橋はあります。
ついに到着!!
祖谷のかずら橋の諸注意が書いてある看板です。
祖谷のかずら橋の料金所は橋の目の前にあります。
きたー!!!祖谷のかずら橋。雰囲気抜群!なんとなくジャングルっぽい。
この日は平日ということも会ってほとんど人はいませんでした。
よく見るとワイヤーでしっかりと吊ってあるので、橋が落ちたりすることはまずないと思います。安全のため3年毎に架け替えが行われているみたいですし、見た目以上に安心な作りです。
早速渡ります。かなりドキドキ。
橋には大きな隙間があるので、一歩一歩慎重に歩いていく必要があります。
スマホが落ちないかドキドキしながら橋の真ん中で撮った一枚。写真で見ると大したことなく感じますが、実際渡るとそれなりに高いし怖い。
怖くて渡れない人も何人もいるとか。
渡ってきたところを振り返ってみました。恐る恐る歩いている人が見えます。
私も恐る恐る歩いて何とか渡り終えました。ふー。疲れたぜ(笑)
渡った先から記念にパシャリ!
渡った簡単な感想
それなりにリアルな高さなので高所恐怖症の人は渡れないと思います。私は高いところはそこまで苦手ではないのですが、はっきりいって怖かった!渡る人は覚悟してから渡りましょう(笑)
あと橋の上から写真撮影したい人は、スマホなどを落とさないように注意してください。落としたら一発でアウトです。間違いなく破損します。
私もブログを書くという名目でスマホで写真を撮りながら進んだので「スマホを落としたらやばい」という恐怖心で手が震えました(笑) むしろそれが一番怖かった。
もし橋を渡ってる時に写真を撮りたいなら、絶対に首掛けのストラップがあったほうがいいです。
琵琶の滝
かずら橋をわたってすぐ先に「琵琶の滝」という小さめの滝があります。
迫力はそこまでありませんが、滝は癒されますね。
売店が軒を連ねる
写真は撮り忘れましたが、かずら橋を渡った先にはご褒美とばかりにいくつか売店があります。
お団子や焼き魚、さらに徳島名物「でこまわし」が売っています。でこまわしとは「じゃがいも、そばだんご、とうふ、こんにゃくを味噌で焼いたもの」です。祖谷のかずら橋は完全に観光地化されています。繁忙期はそれなりに混むみたいです。
トイレもあります。
観光地化されているだけあって、かなり綺麗なトイレもありますよ。
河原に降りることが出来る
かずら橋の下にある河原に降りることもできます。
この河原がかなりの癒しのスポットでした。河原からはかずら橋が見えます。
水も綺麗だし、ここは最高の場所だわ。
しばらく河原の石に座ってボーっとしてました。ずーっとここにいられます(笑)
かずら橋は渡る価値あり
ここまで来るのはそれなりに時間がかかりましたが、来たかいがありました。東京にはこんな雰囲気抜群の橋はありませんからね。
一回渡るだけで550円はちと高い気がしないでもないですが、それだけの価値は大いにあります。
にしても年をとるごとにヘタレになっていく気がする。もっと楽勝でスキップしながら渡れると思ったんですけどね。想像以上に怖くて、一歩一歩かなり慎重になっている自分がいました。
余談ですが……
祖谷のかずら橋のさらに奥地に「奥祖谷の二重かずら橋」という橋があります。
はっきりいって「祖谷のかずら橋」より「奥祖谷の二重かずら橋」のほうが断然オススメです。行くまでが少々大変ですが……。
奥祖谷二重かずら橋についてはこちらで記事にしています。