急にカウンターテーブルが欲しくなったので、自分で作ることにしました。
DIYですよ!DIY!
まあ今回は天板も鉄脚もサイズを指定してネットで注文しただけなので、私がしたことはインパクトドライバーで脚を取り付けただけですが(笑)
ただ、天板に適した木材の選び方などは事前に徹底的に調べたので、皆様とシェアできたらと思います^^
ビフォー・アフター
こちらがビフォー写真。生活感丸出しでございます。全体的にもっと片付けてから写真撮れって感じですね。これがリアルよ!
そしてこちらが今回作ったカウンターテーブル。
椅子を入れるとこのようになります。
なんの変哲もないめっちゃ普通のカウンターテーブルですが、DIYなら好みのサイズで作れるので、まさに世界に一つの品ですよ!
- 天板:タモ材
- 脚:鉄脚
- 横幅:1,800mm
- 奥行き:400mm
- 厚み:25mm
横幅が1,800mmあるので、二人座っても広々と使えます。
天板の奥行きについて
横幅はともかくとして奥行きのサイズはよく考えたほうがいいです。
というのも、今回私が作ったテーブルは奥行きが400mmにしましたが、このサイズ感だと食事や勉強などをする場合ぶっちゃけ窮屈だと思います。
我が家はこのカウンターはトースターや炊飯器などを置く補助的なテーブルとして使う予定なので400mmでも充分ですが、食事をしたりパソコン作業をするならもっと余裕を見たほうがいいです。
食事するなら最低500mmは欲しいですし、パソコン作業などもするなら600mm程度はほしいと個人的には感じます。
まあこのあたりはスペースとの兼ね合いですが。
天板の材料選び
天板の素材に関してはめちゃくちゃ悩みました。木には多くの種類があり、どの樹種が天板に適しているのかなど、素人には選ぶのが難しい。
そこで今回は私がカウンターテーブル作成の過程で学んだ知識を皆さんと共有したいと思います。
ただ私は家具屋ではなく、あくまでもDIYは趣味の範疇なので、その点を考慮してお読み下さい。
木には2種類ある
まず木は大きく2種類に分類できます。
針葉樹と広葉樹です。
針葉樹とは?
針のようにまっすぐ伸びるのが針葉樹です。
一般的に針葉樹は軽く柔らかいので加工も簡単です。その、反面傷つきやすくテーブルの天板等には向かないケースが多いです。
ホームセンターによく売られているSPF材やホワイトウッド材は針葉樹になります。
- ヒノキ
- スギ
- マツ
- パイン
- SPF
- ホワイトウッド
広葉樹とは?
大きく開いた葉を持つのが広葉樹です。
広葉樹は固く重いので強度があります。傷がつきにくいので、建具や家具などによく用いられます。
- ナラ
- タモ
- 米タモ(ホワイトアッシュ)
- カエデ
- カシ
- クリ
- ケヤキ
- ローズウッド
- ウォールナット
テーブルの天板に適しているのは「広葉樹」
この2つのうちテーブルの天板に適しているのは「広葉樹」のほうです。
広葉樹は重いですが、その分強度があり、キズが付きにくいので、天板用途にピッタリ!
私も今回は広葉樹の中から天板に使う素材を選ぶことにしました。
私が選んだ天板の素材は?
広葉樹といっても様々な種類があるので、模様は値段がピンきりです。私も本当に悩みました。
代表的な広葉樹
ウォールナットやチェリーなんか素敵だなと思いますが、高級木材なのでやはりそれなりに高い。
散々悩んだ結果、今回は広葉樹の中で価格が手頃で手に入れやすい「タモ材」にすることにしました。
正直広葉樹の中で選ぶなら「ナラ材」か「タモ材」が価格も手頃で入手しやすいです。もちろんどちらも強度が高いので天板の素材にピッタリ!
私は今回ナラではなくタモを選んだ理由は、タモ材のほうが少しだけ安かったから(笑)
無垢材か集成材か
続いて選ぶのは「無垢材」OR「集成材」です。
木をそのまま切り出したのが「無垢材」。
細切れの木を集めて作ったのが「集成材」です。
無垢材のほうが味や雰囲気がありますが、その分値段も高くなります。またしっかりと天板の裏側に反り止めをつけないと、天板が歪んだり反れたりします。
集成材は小さい木材を接着剤でつなぎ合わせたものなので、無垢材に比べると雰囲気や味はやっぱり落ちます。ただその分価格も手頃ですし、無垢材よりも「反りに強い」というメリットがあります(それでも反り止めはあったほうがいいみたいですが)。また一般的に集成材の方が強度も強い。
私は今回は集成材をチョイス。無垢材はさすがに高いですからねー。
天板の材料と頼んだショップ
素材が決まったら早速注文です!
私が今回天板を頼んだショップがこちら。
マルトクショップというネット通販サイトです。アフィリエイトリンクではないので安心して踏んでください(笑)
このショップは木材加工の指定がとても簡単にできます。
入力フィールドに寸法等を記入するだけで、希望の大きさに加工してくれます。
さらに、コーナーや面取り加工までも簡単に指定ができてしまうんです。
これは楽ですわ。
マルトクショップで実際に注文してみた
私は次のように注文しました。
サイズ
面取り加工
壁側につける部分を「糸面加工+磨き」にして、人間が座る側を「R面加工+磨き」に設定しました。
参考までにこちらが「糸面加工+磨き」。糸面加工とは糸のように細く面取り加工することです(やすりで軽く角を削ってある)。
こちらが「R面加工+磨き」です。角が丸くなっています。手触りが優しい。
R面加工の角度や上下の指定なども可能になっています。
個人的には「R面加工」がオススメですね。やはり角がないほうが使いやすいし安全です。私も上面は全部「R面加工」にすればよかったと思っています。
コーナーR加工
こちらでは4角を丸くするかどうかの指定をします。
私は一箇所だけ5mmに設定しました。5mmだとこのようになります。
これくらい丸くなっていれば子供が万が一ぶつかってもそこまで痛くないと思います♪
塗装
塗装に関しては自分でオイル塗装をするか最後まで迷いましたが、時間と手間を考えて、今回はマルトクショップさんにお願いすることにしました。
私が選んだのは「ウレタンクリアー 裏捨て塗り(ツヤ全消し)」。
個人的にはオイル塗装のほうが木の風合いが出て好きなのですが、オイル塗装は定期的に塗り直したりとメンテンナンスがちと大変。
反面ウレタン塗装は水に強くメンテンスが楽!
うちは小さい息子がいるので、これからどんどん汚されるでしょう。なので今回は水に強くメンテナンスが楽なウレタン塗装をチョイスすることにしました。
ちなみに塗装を選ぶと価格が1万円近くアップしましたよ。
時間と体力に自身がある方はご自身で塗装するのも選択肢に入れるといいと思います。
ちなみに自分で塗る場合の「オイル塗装」のおすすめは定番リボス。我が家のダイニングテーブルは無垢材なので1年一回程度これを塗ってメンテナンスしています。
塗る前に天板をやすりで磨くのが大変ですが、新品同様に蘇りますよ^^
天板の価格はいくらだった?
今回購入したサイズは以下の通り。
横幅:1800mm
奥行き:400mm
厚み:25mm
価格は送料含んで18,750円でした!
それなりの値段になりましたねが、これは塗装も含んだ金額です。
塗装を自分で行うなら1万円くらいで購入できますよ^^
天板につける脚について
天板につける脚もどうするか悩みましたが、今回は鉄脚(アイアン)でいくことに決定。
色々探しましたが、こちらのTurnBuckleというお店が一番安く、形もシンプルで好みでした。
私は楽天で購入しましたよ。
私が購入したのは、艶消しブラック塗装。プラス2千円でアジャスターもつけたので、合計1万円なり(4本セット価格)。
注文から2~3日。鉄脚が届きました。
開封!4本セットです
写真で見るより実物はカッコイイ!
アジャスターもつけました。
ビスも付属していました。
あとは天板の到着を待つのみ。
タモ材の天板到着
マルトクショップさんに発注してから2週間程で天板が到着!
180cmあるので結構大きい! また、それなりの重さがあります(でも一人で持てるくらいの重さです)
心配だった色味も悪くないです。とっても綺麗な模様で安心しました。
磨きとウレタン塗装もお願いしたので、触るとツルツル!市販品みたいな素晴らしい出来です。
組み立て
ではさっそく組み立てていきましょー。
といっても組み立ては簡単。ただインパクトドライバーで脚をつけるだけです。
本当は天板の裏に「反り止め」もつけたほうがいいのですが、面倒だったので今回は割愛。反り止めに関しては、問題が出てきたときに考えます(笑)
鉄脚にビスも付属していたので、必要な道具はインパクトドライバーのみ。
タモ材は硬いので、ビスを入れるときは必ず下穴をあけましょう。天板が割れるのを防いでくれます。
どんどんつけていきまーす。
完成!
10分とかからず完成!
天板にただ脚をつけただけなので、反りやタワミの心配もありますが、とりあえずいい感じです。
これをDIYと呼んでいいのだろうか(汗)
使い心地
正直かなり気に入っています。我が家のリビングにぴったりサイズで作ったので、既製品と比べてやはり使い勝手がいいですね。
タモ材の雰囲気もいいですし、ウレタン塗装をしてもらったので、水にも強く、サラサラ、すべすべ!
鉄脚も品質がいいのかグラつき等はまったくありませんでした。
ただ奥行きが400mmだとガッツリ食事するのには向きません。もう少し余裕があったほうがいいと思います。
我が家では今回作ったカウンターテーブルは炊飯器やトースターなどの家電置き場としてつかっています。
問題点
問題点としては先にも書きましたが、天板の裏に「反り止め」や「補強材」を入れてないので、使っているうちに天板が「反れ」たり「たわむ」可能性があることでしょうか。
通常は天板の裏に木や金具をつけて反り止めをします。
これに関しては使っているうちに問題が出そうだったら対処することにします。
ちなみに、現在2周間程度使っておりますが「反り」や「たわみ」は発生しておりません。何ヶ月か使って「反り」等が発生したら、このページにまた追記したいと思います。
まあ、あまり重たいものを載せるわけではないですし、集成材かつ両面ウレタン塗装しているので、意外と反りには強いのではないかという淡い期待もあります。
*2018年3月12日追記……購入してから約一年半程度経過しましたが特に「反り」や「たわみ」等は発生しておりません♪よかったよかった。意外と大丈夫かもしれません(~ー~)
*2018年7月4日追記……購入してから約二年度経過しましたが相変わらず「反り」や「たわみ」等は発生しておりません( ̄ー ̄)。このまま反り止めなしでいくぜよ!
まとめ
今回はDIYというより、ネットで注文したものをただ組み立てただけでしたね(笑)
ちなみにかかった費用です。
天板18,750円。
鉄脚10,000円
合計28,750円
あれ?DIYなのに意外と高い(汗)
ただ我が家の間取りにピッタリの唯一のカウンターテーブルになったのでよしとしましょう。
天板の塗装を自分でやるなら、ここから1万円ほど安くなりますよ^^
脚も自分で作るならもっと安くなります。皆様も興味があれば作ってみて下さーい。