毎回安価ながら良質なオーディオ機器を作り続けているEarFunから新しいワイヤレスイヤホンが発表されました。
EarFun Free2です。価格は4,999円。
この価格で、
- IPX7等級の防水
- 左右独立伝送方式
- USB-Cにワイヤレス充電
- 低遅延モード搭載
- aptX対応
などワイヤレスイヤホンに必要な機能が過不足なく入ったコスパ抜群のモデルとなっております。
音質も中々良いっす!
今回はEarFun Free2を実際に使ってみたので、ガッツリレビューしていきたいと思います。
当記事はメーカー様より商品提供を受けた上でレビュー記事を作成しています。
EarFun Free2のスペック
BlueTooth SoC | Qualcomm QCC3040 |
BlueToothバージョン | 5.2 |
最大通信距離 | 15m |
連続使用時間 | 約7時間(イヤホンのみ) 約30時間(ケース充電込み) |
充電方法・端子 | USB-C ワイヤレス充電 |
充電時間 | 約 1.5時間(イヤホン) 約2時間(充電ケース) |
防水規格 | IPX7 |
重量 | 5.8g(イヤホンのみ、片耳) 48.8g(充電ケース込み) |
対応コーデック | aptX、AAC、SBC |
センサー | 静電容量式タッチセンサー |
保証 | 18ヶ月安心保証 |
EarFun Free2はワイヤレスイヤホンに必要な機能を過不足なく詰め込んだ、入門編にピッタリな機種です。
- IPX7等級の防水性能
- USB-C充電
- ワイヤレス充電にも対応
- 18ヶ月のメーカー保証
- 5,000円以内で購入可能
- 低遅延モード搭載
- タッチ操作で曲送りや音声操作が可能
- aptX対応
- Qualcomm Wiress Mirroring
音質も同価格帯の製品と比べて悪くなく、総じてかなり高コスパな良ワイヤレスイヤホンだと思います。
イヤホンのデザインが「うどん型」じゃないので装着しててもスタイリッシュなのもいいですね。
運動時や通勤通学のお供にかなりオススメです。
18ヶ月の保証付き
EarFun製品は18ヶ月のメーカー保証が無料でついてきます。万が一、商品に不備や不具合があった場合は、無料で交換・返金・返品してくれます。
18ヶ月というメーカー保証が無料で購入時から付いているのは安心できるポイントかと思います。
EarFun Free2のデザインと付属品をチェック
それでは早速デザインや付属品を見ていきましょう。このメーカーは外箱のクオリティがいつも高いんですよ。
付属品です。
- 充電ケース
- イヤホン本体
- イヤーピース(S・M・Lサイズ)
- USB-Cケーブル
- 説明書(日本語対応)
- 保証カード
EarFun Free2のイヤホン本体
イヤホン本体です。
手に持つとこれくらの大きさです。
重量は片側5.8gと軽いので長時間つけていても負担にはならないでしょう。
質感はマットなので指紋がベタベタつかないのがいいですね。光沢がある素材よりこっちのほうが好きです。
イヤーピースはS・M・Lの3種類付属してきます。私はMサイズがぴったり!
装着するとこんな感じです。俗に言うウドン型ではないので、見た目もスタイリッシュ!
数千人もの耳の形を分析した上で、この三日月形デザインを採用したらしいですよ。
つけ心地も悪くなく、ランニングで使ってみましたが、全力ダッシュでも落ちることはありませんでした。
連続使用時間もイヤホンだけで7時間と文句なしですね。
- 約7時間(イヤホンのみ)
- 約30時間(ケース充電込み)
EarFun Free2はIPX7防水なので水や汗に強い!
EarFun Free2の防水規格は嬉しいことにIPX7等級です。
これは一時的に水没しても内部に浸水することがない最高レベルの防水規格です。もちろん耐汗性も備えているので運動や雨の日に使っても何の問題もありません。
現在私のランニングのお供はこのEarFun Fee2になっております。
EarFun Freeの充電ケースと充電方法を紹介
こちらが充電ケースです。手のひらサイズ。
ケースにイヤホンを入れるだけで充電が始まります。
蓋には結構しっかりめの磁石がついているので、鞄の中に放り投げても、勝手に蓋が開くみたいなことはないです。
ケースの裏面にはUSB-Cの端子が。
上下裏表のないUSB-Cなのが嬉しい。
充電中はケースにあるインジゲーターの色で教えてもらえます。
- 緑……30%以上
- オレンジ……30%以下
- 赤……10%以下
- 赤点滅……5%以下
充電時間も満充電まで1.5時間と短め。有線の場合は10分間充電するだけで100分間の再生が可能になる急速充電的な機能もついてます。
- 約 1.5時間(イヤホン)
- 約2時間(充電ケース)
もちろんワイヤレス充電にも対応しています。充電器の上に置くだけで充電可能です。
EarFun Free2をスマホとペアリングしてみる
それでは実際にスマホとペアリングして使ってみましょう。
充電ケースの蓋を開けると自動的にペアリングモードになり、ランプが青く点滅します。
スマホのBluetoothをオンにして、設定画面で「EarFun Free2」をタップします。
以上でペアリングが完了です。
一度ペアリングの設定が完了したら、次回はケースの蓋を開けるだけで自動的に接続してくれます。
Bluetooth5.2の力なのかペアリングも爆速!蓋を開けてイヤホンを耳につける頃には、確実にペアリングが完了しています。
かなり快適。
EarFun Free2の操作方法をチェック
EarFun Free2にはいわゆる「物理ボタン」は搭載されておりません。
静電容量式タッチセンサーなので本体のこの部分を軽くタッチするだけで操作可能です。
音楽操作
再生/一時停止 | L or R をダブルタップ |
曲送り | Rを3回タップ |
曲戻し | Lを3回タップ |
音量UP | Rを1回タップ |
音量DOWN | Lを1回タップ |
その他の操作
電話を受ける/切る | L or Rをダブルタップ |
着信拒否 | L or Rを2秒間触れたままにする |
音声アシストの起動/解除 | Rを2秒間触れたままにする |
低遅延モードON/OFF | Lを2秒間触れたままにする |
イヤホンのタッチ操作だけで曲送り・戻しから、音量操作まで可能なのはポイント高し!意外と音量操作まで対応しているワイヤレスイヤホンって多くないんですよね。
なんだかんだイヤホンをタッチしての音量操作ってめっちゃ便利です!
ちなみにappleのairpodsもタッチ操作での音量操作に対応してないので、その点に関しては明確にEarFun Free2に軍配が上がります。
EarFun Free2の操作性はどう?
操作性は中々良いですね。
私は同社のEarFun Airも持っていますが、それと比較すると確実に操作性は向上しています。
EarFun Airはタッチ操作の認識精度が甘く、特にトリプルタッチは数回に一回は失敗するのでプチストレスだったのですが、今回出たEarFun Free2はタッチ操作の認識精度が改善されており、かなり思い通りに操作できました。
操作のコツとしては指先ではなく、指のハラで確実にタップすることです。
ワンタップでの音量操作も便利ですし、操作性はかなり良いほうだと思います。
EarFun Free2の音質はどう?
数万円以上するイヤホンと比べるとさすがに落ちますが、5,000円以下という価格帯を考えるなら確実に満足できる音質かと思います。
AACはもちろんaptXにも対応しているため、高音域、低音域ともにバランス良く聞きやすいです。
音の曇りが少なく「ヌケ感」があるクリアな音質なので、ジャンルを問わず様々な楽曲に合うと思います。
5,000円以下でこれだけの音質なら十分でしょう。
EarFun Free2は片耳での再生にも対応しています
そうそう。EarFun Free2はQualcomm Wiress Mirroringという技術にも対応しております。
これは比較的新しい左右独立伝送方式です。この技術により接続の安定性が向上し、左右問わず、片耳のイヤホンで音楽を聴いたり、ハンズフリー通話をしたりすることができます。
例えば、ユーザーが片方のイヤホンを耳から外しても、もう片方のイヤホンが接続を引き継いでくれるので、音楽が途切れずに再生されるんです。もちろん親機側だけでなく、子機側でも片耳使用が可能!
片耳だけで音楽を聞いたり、ハンズフリー通話ができたり、これが地味に便利。
意外と片耳だけで使いたいシーンって多いのでこれは嬉しい。
もちろん設定不要で使えます
EarFun Free2の低遅延モードを試してみた
EarFun Free2は「低遅延モード」というものを搭載しています。
低遅延モードON/OFF | Lを2秒間触れたままにする |
低遅延モードをオンにすると、遅延を最小60msまで抑えることができます。
- 通常モード:約200ms(0.2秒)
- 低遅延モード:60ms(0.06秒)
FPSやTPSをやるときって、少しのタイミングが勝敗を分けますよね。足音や銃声などで判断することは多いので、遅延は少ないに越したことがありません。
実際にipadで低遅延モードをオンにしてゲームをプレイしてみたところ、通常モードに比べて確実に遅延は抑えられています。体感として分かるレベルで遅延が軽減されています。
もちろんBluetoothの性質上、完全に遅延を失くすことはできないので、ランク戦などの本気モードの時はそもそもワイヤレスイヤホンはオススメできません。
ただ気軽にプレーする分にはあまり気にならない程度に遅延を抑えてくれるので、無線イヤホンで遊びたいときには重宝するでしょう。
ランク戦などの本気モードの時は有線のイヤホンを使って、気軽に遊びたい時は低遅延モードで遊ぶ。こんな使い方がいいのではと思います。
ただ低遅延モード時は、通信距離が短くなり、通信の安定性が落ちるので、音楽を聞く際などはオフにすることをオススメ致します。
EarFun Free2購入時の注意点
商品の説明欄などに「ノイズキャンセリング技術搭載」みたいなことが書いてありますが、この機器が搭載する「ノイズキャンセリング」は、ANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)ではなくCVC(クリア・ボイス・キャプチャ)なので注意してください。
ANCは外の音をイヤホンが取り込んで解析し、逆位相の音を出力することで、騒音を聞こえにくくする技術です。airpodsなど価格が高めのイヤホンに搭載されていますね。
CVCは通話時に騒音を減らし自分の声をクリアに相手に届ける技術です。完全に通話用ですね。つまりANCとは全く別の技術です。
EarFun Free2に搭載されているノイズキャンセリングはあくまでも「CVC」です。
俗に言う「ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン(ANC)」を求めているなら別の機種を購入しましょう。
同社の製品ですと、EarFun Air ProやEarFun Free ProにANCが搭載されています。
EarFun Free2のレビューまとめ
EarFun Free2は5千円以下という低価格にもかかわらず、ノイズキャンセリング以外の必要な機能が全部入り!
入門機としてはもちろん、コスパの良いワイヤレスイヤホンをお探しの方にかなりオススメかと思います。
aptXにも対応したことで、旧機種より音質は間違いなく向上していますし、連続使用時間も7時間と文句なし。
また、防水規格がipx7ということで、運動時の汗にも強いですし、何ならお風呂でも使えてしまいます。
USB-Cとワイヤレス充電をサポートしている点もグッドです。
ノイズキャンセリングがないことを除けば、欠点という欠点がない良イヤホンだと思いました。
私はしばらくこのEarFun Free2を普段使いに利用する予定です。