先日レイトショーでインターステラーを見てまいりました。
極力ネタバレなしで感想を書いていきたいと思います。
169分の大作映画だが長さを感じなかった。
まず最初に一言感想を述べるなら「凄い映画」でした。
少々難解な部分もありますが、とにかくストーリーが深い。見終わった後私の魂は5次元世界に昇華し、しばらくポケーっとしてしておりました(笑)魂を震わす体験とはこのことか。
169分と長尺の映画ですが、時間を忘れて物語に没頭させてくれます。
恐怖、感動、驚き、涙、焦り、怒り……そして愛。
3時間の映画の中に全てがつまっています。
SFが苦手だからといって食わず嫌いはもったいない!
こんなレビュー読んでないで今すぐ映画館に足を運ぶべき!
難解な映画なのか?
インターステラー見た感想を読んでみると「難解な映画だった」という意見をちらほら目にします。
確かに、ワームホールやらブラックホールやら相対性理論やら5次元やらSFが苦手な人からすると頭が痛くなる言葉がたくさんでてきます。かなりハードなSFの部類に入るかもしれません。ただ、脚本の見せ方が上手いので、とくに引っかかることなくすんなりとストーリが頭に入ってきます。
別に言葉の意味が全部分からなくたっていいんです。なんとなくわかれば(笑)
ちなみに私は完全に文系脳ですし、SF映画にはそこまでなじみはありません。そんな私でも全く問題なく見ることができましたよ。
よくある話と思いきや、骨太なSF設定のお陰でやすっぽさがない
ストーリーは「地球が砂嵐で覆われて住めなくなりそうだから、どこか宇宙に移住できそうな星を探そう! 」というもの。こう聞くと「なんだかよくある話だな」と思われるかもしれません。アルマゲドンを始めとして、「地球滅亡に家族愛をミックスしたような映画」は量産されまくっていますからね。
ただこの「インターステラー」はよくある地球滅亡ものではございません。
根底に流れるテーマは家族愛。ただそのスケールがとてもでかい。ネタバレになるので多くは語れませんが、時空を越えた「家族愛」が壮大なスケールで描かれます。こんな「愛の描き方」もあるんだと感心しっぱなし。感心というよりも興奮のほうが近いかな。
アルマゲドンが三次元だとしたら、インターステラーは五次元の愛。まさに次元が違うわけです(意味不明。ただ見た後なら分かるかも(笑))
作中には難解な数式や概念が出てきますがこれらは空想の話ではなく、理論物理学者のキップ・ソーン氏が製作総指揮に参加しているので全て科学の裏付けがあるらしい。それだけに「ただの空想だろこんな話」と一笑にできないリアリティがこの映画にはあります。
マシュー・マコノヒー渋すぎる。
主人公のクーパー演じるマシュー・マコノヒーの演技が抜群にいいです。彼の哀愁ただよう切なげな表情は大画面のスクリーンに全く負けておりません。
渋い!
渋すぎる!
こんな渋い親父になりたいものよ。
男は顔で語る!
を体現したような演技は見事です。
ちなみに物語の中盤で「えっ? あんた出てたんかい!」と驚くようなキャスティングがありました。ハリウッドでばんばん主役をはっている役者が結構重要な役で出てきます。私、前情報をほとんど仕入れず行ったので結構驚きました。というか予告編にも全然出てこないから、私と同じように驚く人は多そうだ。
映像もすごい
宇宙の話なので、宇宙の映像がこれでもかと出てきます。ゼログラビティを見た時にこれを超える宇宙の映像体験は中々出来ないだろうと思っていましたが、インターステラーはそれを余裕で超えてきましたね。これは絶対映画館の大きいスクリーンで見るべきです。
まとめ
思いつくままにつらつらとかなりの絶賛記事を書いてしまいました。映画を見たすぐ後なのでいつもより興奮しているのかもしれません。
こんな映画を作ってしまうなんて人間の想像力とは凄いものですね。私個人としては今年見た中では文句なしでナンバーワンです。もう一度見に行こうか迷ってるくらい。
まだの人はぜひ映画館で見ることをオススメいたします。