あの超有名なロボット掃除機「ルンバシリーズ」にAmazon限定モデルが登場しました。
「ルンバ692」です。
ルンバ692は600シリーズの中で機能が充実しているのに、価格がお手頃というかなりコスパが高いモデルとなっています。ロボット掃除機最初の一台にピッタリかも。
今回はルンバ692を実際にがっつり使ってみたのでレビューしていきたいと思います。
- 価格に見合っているの?
- 吸引力はどうなの?
- 使用感はどう?
- 購入の際の注意点は?
など徹底的に解説していまので、購入の際の参考にしてくださいね。
ルンバ692は買い?まずは結論から書く!
ルンバ692はロボット掃除機最初の一台としてかなりオススメです。
上位機種のようなマッピング機能や自動ゴミ捨て機能はありませんが、3段階クリーニングシステムや高速応答プロセスiAdaptなどルンバのテクノロジーがふんだんに使われています。
価格も3万円台と手が届きやすく、吸引力も大したもの。
この価格でブラシが2本搭載されているのはさすがルンバといったところ(安いロボット掃除機は大抵ブラシ1本なので掻き込む力に欠けがち)。
スマホアプリから掃除機の稼働やスケジュール管理などができるのも便利です。
- 機能がシンプルで分かりやすい
- ゴミが捨てやすい。
- wifi連動でスマホからオン・オフやスケジュール管理ができて便利!
- 吸引力も強く床が超キレイになる!
- 値段も手頃
- 最大稼働時間90分のロングバッテリー
後で動画でも紹介しますが、ルンバ692を10分かけただけでこれらのゴミが
こうなりましたよ。
マッピング機能がないことから複数の部屋を掃除するのには向いておりませんが、1LDKやリビングだけといった用途なら間違いない選択肢の一つではないかと。
ちなみにルンバはAmazonのロボット掃除機カテゴリーで10年連続売上1位です。
ルンバ692ってどんな機種?
ルンバ692のスペックを見ていきましょう。
型番 | ルンバ692 |
---|---|
ブラシタイプ | デュアルアクションブラシ |
ナビゲーション | 最速応答プロセスiAdapt |
電源方式 | 充電式リチウムイオン電池(内蔵) |
最大稼働時間 | 90分 |
スマホ連携 | ○ |
スケジュール機能 | ○ |
スマートスピーカー対応 | ○ |
ダストボックスの水洗い | ☓ |
サイズ | 最大幅340 × 高さ90mm |
重さ | 3.6kg |
付属品 | 本体 ホームベース 電源ケーブル |
ルンバの侵入禁止区域を設定できるヴァーチャルウォールは対応していますが、付属はしていません(別売り)。その分価格が抑えられているということなんでしょうね。
ルンバ692はヴァーチャルウォールが必要なく、かつスマホと連動できるルンバをお探しの方にピッタリな機種となっています。
ルンバ692の特徴1 コスパに優れたAmazon限定モデル!
ルンバ692はAmazonで最も売れているスタンダードモデルのルンバ606にWi-Fiを搭載したAmazon限定モデルです。
ベーシックな清掃機能だけの「ルンバ606」との比較表です(スマホの方は横にスクロールできます)。
製品名 | ルンバ 692 | ルンバ 606 |
---|---|---|
画像 | ||
価格 | 34,800円 | 28,314円 |
最大稼働時間 | 最大90分 | 最大60分 |
スマホ連携機能(wifi) | ○ | ☓ |
スケジュール機能 | ○ | ☓ |
スマーとスピーカー連携 | ○ | ☓ |
付属品 | 本体 ホームベース 電源ケーブル | 本体 ホームベース 電源ケーブル |
ルンバ606との違いはwifi機能の有無と、最大稼働時間ですね。
スマホの連携が不要なら606もありかと思いますが、692の方が最大稼働時間が長いのでしっかり掃除してくれます。
総合的にはやはり692のほうがオススメですね。
ルンバ692の特徴2 3段階クリーニングシステムでカーペットにも対応!
ルンバ692では「かきこみ、かき出し、吸引する」というアイロボット社独自の3段階クリーニングシステムを搭載しております。
- エッジクリーニングブラシで壁際や済の取りにくいゴミを掻き出し、
- 2本のデュアルアクションブラシが連携し、ゴミやペットの毛をかき込み、
- 強烈なモーターでしっかり吸引してくれます。
動作音はお世辞にも静かとは言えませんが、吸引力は相当なもの。結構大きめなゴミなんかもガンガン吸い込んでくれるので見ていて気持ちいいです。
ルンバ692の特徴3 スマホ連携でどこからでも操作可能
ルンバ692はwifiが搭載されているので、スマホと簡単に連携できます。
連携はアプリをいれてwifi設定するだけ。
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アプリではスマホからルンバの操作やスケジュールの管理、充電状況のチェックができますよ。
旅行中や出張中などもスマホ1つで起動ができるのはかなり便利!
さらにスマートスピーカーと接続すれば音声での操作も可能です。
ルンバ692を開封!外観や付属品をチェックしてみる
それでは早速開封して、付属品などを見ていきましょう。
ルンバの付属品は必要最低限というかとってもシンプル。
- 本体
- ホームベース
- 電源ケーブル
- 説明書
こちらが本体。デザインは好き嫌いが別れるところではあります。
ダストボックスはここに収納されています。ボタンを押して引っ張るだけで取り外しできます。
こちらがダストボックス。ゴミ捨てはひっくり返すだけと簡単。
ダストボックスは水を使っての丸洗いはできませんが、各種部品は取り外しができるので、お手入れはそこまで面倒ではありません。
ルンバの裏側です。
2本のブラシが搭載されており、ゴミをしっかり掻き込んでくれます。
もちろんブラシは取り外し可能。お手入れも楽ちん。
こちらはエッジブラシ。稼働中はぐるぐる高速回転して隅や角のゴミを掻き出してくれます。
タイヤは樹脂製。かなり弾力があって柔らかい素材なので床を傷つける心配はないですね。
タイヤはこんな感じで上下に動くので、ある程度の段差(2cmくらい)なら問題なく乗り越えてくれますよ。
ルンバ692を充電してみる!
こちらがホームベースと言われるルンバの充電台です。
この上にルンバを置くだけで自動的に充電されます。
もちろん掃除が終わると自動的にこのベースに戻ってくれます。賢い。
欲を言えば余分な電源ケーブルがホームベースに収納できる構造だったらもっとよかったですね。ロボット掃除機にとって「コード類」は天敵ですから。
ルンバ692の操作方法をチェック!
ルンバの692の操作方法は超簡単。ボタンも3つだけです。
まず本体中央にあるのが「Cleanボタン」。このボタンを押すだけで清掃を開始してくれます。
稼働時間は最大90分程。マッピング機能はありませんが、部屋中をくまなく丁寧に掃除してくれるのでゴミの取りこぼしなどはほとんどありません。
こちらが「DOCKボタン」。ホームベース(充電台)に戻したいときに押します。押すと自動的にホームベース(充電台)に戻ってくれますよ。
「スポットモードボタン」。これは直径約1メートルの範囲を集中して掃除してくれるモードです。
ボタンを中心にグルグル円を描きながら清掃してくれます。特定の場所を重点的に掃除したいときにオススメのモードです。
ルンバ692はスマホにも対応しているので、アプリを入れてwifiの設定をするだけでスマホからの稼働もできます。
またこのスマホアプリからスケジュールを設定したり、充電台に戻したり、充電状況を知ることもできます。
ルンバ692を実際に稼働させてみる!
では実際に稼働させてみましょう。
動作音は結構しますが、壁にガンガンぶつかるようなことはありません。軽くぶつかってすぐに方向転換してくれる感じ。前面パンパーは衝撃がある程度吸収されるようになっているので、壁が傷つくようなことはないでしょう。
後で再度検証しますが吸引力は中々のもの。ルンバが通った後にはゴミはほとんど残りません。これは素直に素晴らしい。
手が入りにくいソファの下も勝手に掃除してくれるのはやっぱりありがたいですね。我が家ではなぜかソファの下に子供が食べたお菓子の食べかすがよく散らかっているので(汗)
掃除が終わると自動的にホームスタンドに戻ってくれます。稼働時間も90分と長いので、リビングの床はすっかり綺麗になりました。
ルンバ692は段差にも強い!
ルンバ692は少しくらいの段差(2cm程度)なら余裕で乗り越えてくれます。
試しに高さ2cmの板を固定して置いてみましたが、ほらこの通り。
そこそこ厚みのあるカーペットを引いている家でも問題なく掃除できるかと思います。
また、段差センサーがついているため基本的には階段や玄関のような高いとこから落ちることはありません。
ルンバ692の吸引力をチェック!色々なゴミを吸わせてみた!
さらにルンバ692の吸引力や動きをチェックするため、床に様々なゴミを配置してテストしてみました。
置いたゴミは以下の通り。
- 1.コーンフレーク
- 2.茶葉
- 3.丸いビーズ
- 4.ティッシュ
- 5.毛糸
また、こんな感じで角にもゴミを配置してみましたよ。
それではいってみましょー!!
ルンバ692でコーンフレークを吸ってみた
我が家の子どもたちは朝コーンフレークを食べるのが日課なので、ほぼ毎日ゴミとして落ちているコーンフレーク。
これがルンバ稼働から5分も経たないうちにこうなりました
結構大きめな粒もあったのですが、問題なく全て吸引してくれましたよ。
ルンバ692で茶葉を吸ってみた
続いて家に残っていた賞味期限切れの茶葉です。
これまた余裕です。
ルンバ692で丸いビーズを吸ってみた
おそらく今回一番の強敵。丸ビーズです。
完全な球体なため少し押すだけでコロコロと転がってしまいます。
この難敵をルンバはどの程度掃除してくれるのでしょうか。
こちらは最初はエッジブラシや排気口の風であちらこちらにビーズが転がってしまいましたが、最終的にはこの通り。
ルンバ692で毛糸を吸ってみた
続いて毛糸です。これはペットの毛や髪の毛を想定したゴミです。
毛糸自体軽いので最初はルンバの風圧で結構吹き飛ばされて枠から出てしまいましたが、
最終的には取りこぼしゼロ!
ただ後で確認したところ、ブラシに若干毛糸が絡まっておりました。ブラシの材質的に結構髪の毛などが絡まりやすいので、定期的なメンテンナンスは必要かなと思います。
ルンバ692でティッシュを吸ってみた
続いてティッシュです。
結果は見るまでもなく一網打尽です。ちょっとお題が簡単すぎたかな。
ルンバ692で角を掃除してみる
最後に角のゴミがどうなったか見てみましょう。
パッと見は合格。
ただよく見ると角に少しだけゴミが残っていました。前面に回転してゴミを掻き出すエッジブラシが付いているものの、ルンバ自体丸形なので、角のゴミはそこまで得意ではないのかもしれません。
ルンバ692 掃除力チェックまとめ
まとめましょう。
結果、これが……
こうなりました。
かなりいい結果なのではないでしょうか。
最初の方にも書きましたが、ルンバ692はマッピング機能などはないので、部屋中を手当り次第掃除してくれる挙動です。
正直ルート選びに若干の非効率さがあるのは否めませんが、同じ場所を何度も往復して掃除してくれるので、ゴミの取り残しが本当に少ない。
吸引力に関してはほぼほぼ文句はありません。
吸い取ったゴミとブラシをチェックしてみる
続いて吸い取ったゴミがどうなっているか見てみましょう(若干閲覧注意)。
うわーガッツリ溜まっております。
ゴミを捨てるときは逆さにしてトントンってすればいOK。楽ちん。
当たり前ですが、フィルターには結構ほこりがつきます。
こちらは水洗いできない点だけは注意が必要です。
ルンバ692のイマイチな点と購入の際の注意点
総合的にはかなり満足ですが、購入の際の注意点も書いておきましょう。
複雑な間取りの家には向かない
ルンバ692は部屋をマッピングする機能はついておりません。
そのため部屋の間取りが複雑だったり、複数の部屋をまたいで掃除したいなどの用途には向いておりません。
曲がり角が多かったり部屋数が多すぎると、ホームスタンド(充電台)を見失って、戻れなくなる可能性が大です。
もし複数の部屋を掃除したいならマッピング機能がある上位機種がオススメです。
マッピング機能がついているルンバのオススメはルンバi7です。
ブラシに毛が若干絡まりやすい
本体裏側についているブラシは結構髪の毛などが絡まるので、定期的にチェックしたほうが良いですね。
ただ、ブラシは簡単に取り外しできるので、そこまでメンテンナンスに負担には感じておりません。
ちなみに上位モデルの「ルンバe5」はブラシがゴム製でできているので、髪の毛がより絡みにくくなっています。
ペットなど毛のゴミが多いご家庭だと少し価格帯は上がりますがルンバe5の方が幸せになれるかもしれません。
ダストボックスの水洗いができない
上でも書きましたがルンバ692はダストボックスの水洗いができません。
やはりダストボックスは一番汚れる箇所なので水洗いできたほうが嬉しかったかなぁ。
ただ、こちらも上位機種のルンバe5はダストボックスの水洗いが可能となっています。気になる方はチェックしてみてくださいね。
音はある程度うるさい
音はそれなりにします。ロボット掃除機をかけながらテレビを見るのは厳しいと思います。
またマンションなどの集合住宅で夜中にかけるのも辞めておいたほうが無難かなぁ(角部屋ならあり)。
ちなみに我が家は戸建てですが、夜中2階で寝てる間に1階のリビングでロボット掃除機をかけています。こういった使い方だったら音は全く気になりません。ドアを締めておけばほとんど音は聞こえませんからね。
不満点はこれくらいです。総合的にはかなり満足!
複数の部屋を掃除したい場合はマッピング機能がついているルンバの上位機種をオススメ致しますが、そうでないならコスパのいいルンバ692で十分!
まさに入門機としても、買い替えとしても相応しい一台かと思われます。
まとめ
いやー。ロボット掃除機ってなんて便利なんでしょうか。
だって!
外出中でも、
寝てるときでも、
部屋を勝手に掃除してくれるんですよ。
特に我が家は子どもたちが毎日用にお菓子やらなにやらを食べ散らかすので、ロボット掃除機には大変助けられています。
ロボット掃除機は今は各メーカーが出していますが、やはり実績、評判、信頼性共にルンバが頭一つ抜けている印象ですね。なにせ20年近い歴史がありますからそれだけ改良と進化が続けられているわけです。
今回紹介したルンバ692は、価格は抑えめながらもルンバとしての基本的な機能はしっかり入っています。
複数の部屋を掃除するのには向いていませんが、1LDKや広いリビングで使うんだったら過不足なく掃除してくれる頼もしいロボット掃除機です。
各サイトのレビューも高いですし、興味ある方は一度チェックしてみてくださいね。