オーディオメーカー「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」から新しいワイヤレスイヤホンが発売されました。
「SOUNDPEATS Air4」です!
なんと今回はインナーイヤー型(開放型)イヤホンにも関わらずノイキャンに対応したモデルとなっています。
さらにはマルチポイントやゲームモードなどにも対応し、インナーイヤー型で多機能かつコスパの良いワイヤレスイヤホンをお探しの方に、ドンズバで刺さる製品となっております。
インナーイヤー型のイヤホンは長時間つけていても疲れにくいのが最大のメリット!
肝心のサウンドも軽快で爽やか。インナーイヤー型にありがちなスカスカな感じもなく、臨場感のある音の広がりを楽しめます。
本記事では完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air4」を実際に使ってみて感想・レビューなどを書いていきたいと思います。
本記事はメーカー様より商品を提供いただき作成しております。
SOUNDPEATS Air4のスペックと特徴
SOUNDPEATS Air4 スペック表 | |
イヤホンの形状 | インナーイヤー型 |
ドライバー方式 | 13mmダイナミックドライバー |
サイズ | イヤホン:18.3 x 19.1 x 34.4mm ケース:53.5 x 24 x 58mm |
重量 | イヤホン(片側):約4g イヤホン+ケース:約38g |
再生周波数帯域 | 20Hz—20KHz |
対応コーデック | aptX Lossless/aptx adaptive/aptx/AAC/SBC |
Bluetoothチップ | QCC3071 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.3 |
防水性能 | IPX4 |
連続使用時間 | イヤホンのみ:6.5時間 ケース込み:26時間 |
充電時間 | イヤホン:約1.5時間 ケース:約2時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | X |
ゲームモード | ○ (88ms 低遅延) |
アクティブノイズキャンセリング(ANC) | ○ |
通話ノイズリダクション | ○ |
外音取り込みモード | X 注:インナーイヤー型なので そもそもこの機能は不要 |
マルチポイント | ○ |
装着検出 | X |
片耳仕様 | ○ |
専用アプリ | ○ |
キーカスタマイズ | ◯ |
本体カラー | マットブラック |
SOUNDPEATS Air4の機能と特徴
Qualcomm Snapdragon Soundに対応!
Qualcomm社のワイヤレスオーディオ関連の独自技術を一纏めにしたプラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応!
これにより低遅延、高音質を実現!
aptX Lossless対応で劣化なくCDクオリティに音質!
圧迫感のない軽いつけ心地
インナーイヤー型なので、耳への圧迫感や密着感が少なく、長時間つけていてもストレスを感じにくいです。
勉強や運動しながらの使用にも適しています!
アクティグノイズキャンセリング対応
本機はインナーイヤー型なのにANCに対応しています!
インナーイヤー型という性質上完全な遮音性はありませんが、風切り音などが低減し音楽への没入感が上がりました!
ケース込みで20時間再生可能
イヤホン単体だと6.5時間。
ケース込みだと26時間と長時間の使用が可能!
IPX4防水
IPX4等級の防水性能です。
防水性能としては最低限ですが、軽い雨などは防いでくれます。
マルチポイント搭載
2台のデバイスと同時接続できる「マルチポイント」に対応しています。
例えばスマホとタブレットをわざわざ切り替えることなく使えます。
めっちゃ便利な機能なので純粋に嬉しい!
ゲームモード搭載
低遅延のゲームモードも搭載しています。
約88msまで遅延を軽減してくれるので、快適にゲームが楽しめます。
専用アプリに対応
SOUNDPEATS専用アプリに対応しています。
アプリからは各種機能のオン・オフやイコライザーの設定が可能です。
また、キーカスタマイズも可能です。
標準でメーカー保証12ヶ月
標準でメーカー保証が12ヶ月と30日間の返金保証がついてきます。
まずはSOUNDPEATS Air4の総評
SOUNDPEATS Air4はインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン。
まず驚いたのは、インナーイヤー型かつこの価格帯なのにアクティグノイズキャンセリング(ANC)に対応している点です。
カナル型のイヤホンですと低価格帯てもANCがついているモデルは数多くあるのですが、インナーイヤー型でノイキャンがついているモデルはほんと希少!あったとしても高価格帯の製品ばかりでした。
それを本機はなんと1万円以下で実現してきたんですよ。
まさにこんなイヤホンを待っていたという感じ。
もちろんインナーイヤー型という性質上ANCをオンにしても「完全な遮音性」は期待できませんし、ノイキャン性能自体も正直かなり控え目。高性能なノイキャンを期待しているとちょっとガッカリするかも。
ただ、風切り音などは確かに低減しますし、それにより音楽への没入感はハッキリと上がります。
長時間つけても疲れにくい「インナーイヤー型」と「ANC」の組み合わせは、耳に負担をかけず音楽を楽しみたい方にはベストな組み合わせではないでしょうか。
音質もバランスよくインナーイヤ型にありがちなスカスカな感じもありません。スカッとした軽快な音質がポップスなどを聴くのにピッタリ!
もちろんアプリのイコライザで音質は自分好みに設定可能です。私は標準設定から低音を少し持ち上げて迫力を楽しんでいます。
また本機はBluetoothでもロスレス伝送が可能な「aptX Losslessコーデック」に対応し、CDクオリティ並の音質を劣化なしで聴くことができます。
残念ながら私はaptX Lossless対応のスマホを持っていないので試せていません。すいません。レビュアー失格(汗)ちなみにiphoneなども対応していませんし、Androidでも現状ハイエンド機しか対応してないので、聴くハードルは結構高いかも。
iphoneだとAACコーデックでの音質になると思いますが、本機はそれでも十分。ANCと合わせて臨場感のある音を楽しめますよ。
本機の欠点は、タッチ操作のカスタマイズとワイヤレス充電ができない点。タッチ操作での曲戻しも未対応です。
ただ1万円以下のインナーイヤー型をお探しの方で、ANCを待ち望んでいた方にとっては、こんなの些末な問題でしょう。もちろん私もその一人。まだ1週間程度しか使っていませんが、すでにかなりお気に入りの一台になっています。
SOUNDPEATS Air4の開封&デザイン紹介
それでは実際に開封して使っていきましょう。
付属品
- イヤホン本体
- 充電ケース
- USB-Cケーブル
- 説明書(日本語対応)
イヤホン本体のデザインをチェック!
カラーはマットブラック。名のごとく質感はマットで指紋が目立ちにくい。センサー部分のピンクゴールドがオシャレですね。
反面、内側の耳に当たる部分は若干光沢があります。ここだけ指紋が目立ちますが内側なので特にきになりません。
イヤホンを手に乗せるとこんな感じ。非常に軽い!
充電ケース
充電ケース。角がない丸形。
とても持ちやすい形状ですね。
ちょっと気になったのはイヤホンを入れる部分が灰色で少し安っぽいこと。どうせならケースの外側と同じマットブラックで統一してほしかったかも。
下側にはUSB-Cの差込口がついてます。
本機はケース込みで26時間と長時間の連続再生可能です。
イヤホンのみ再生時間:6時間
ケース込み再生時間:26時間
イヤホンの充電時間:1.5時間
ケースの充電時間:2.5時間
SOUNDPEATS Air4の重量は?
重量は以下の通りです。
- イヤホン本体(1個):約4.3g
- 本体&ケース:約39.6g
ほんと最近のイヤホンは小さくて軽くなりました。本機も片耳約4.3gととっても軽い!
SOUNDPEATS Air4の装着感はどう?
SOUNDPEATS Air4の装着感はインナーイヤー型ということもあり、圧迫感がなくとても素晴らしいです。
カナル型のイヤホンだと1時間もつけていたら疲れて耳が痛くなってしまうのですが、本機は長時間着けていてもストレスが本当に少ない。まさにこの装着感の良さこそインナーイヤー型イヤホンの最大のメリットでしょう。
本機はこの軽やかな装着感から運動中や勉強、仕事中などのお供にも最適だと思います。
もちろん個人差はあるかと思いますが、思い切りジャンプしたり走っても落ちることもありません
音漏れに関してはインナーイヤー型の性質上、爆音で聞いていると多少あります。もちろん、適切な音量で聴いていれば問題ありません。
SOUND PEATS Air4はマルチポイント対応!
EarFun Air4はこの価格帯なのにマルチポイントに対応しているのが嬉しいところです。
マルチポイントとは2台の端末と同時に接続できる機能のことです。
例えばタブレットでゲームをしているときに、スマホから通話があった場合、そのままイヤホンで通話が可能です。
今までスマホとタブレットでイヤホンを使い分けていた方や、端末を変えるたびに毎回ペアリングの初期設定をしていた方は、その煩わしさから解放されますよ!
注意点としては2台の端末で同時に音楽が聴けるわけではないということ。あくまでも切り替えがスムーズなだけで、再生されるのは一台のみです。
SOUNDPEATS Air4のノイキャン性能をチェック!
SOUNDPEATS Air4にはこの価格帯のインナーイヤー型としては貴重な「アクティグノイズキャンセリング機能」を搭載しています。
正直ノイキャン性能自体はかなり控えめ。エアコンの風切り音が10だとすると、7か8くらいに軽減してくれるくらいでしょうか。また、人の声に関してはほとんど効果はありません。10の声量が9.5に感じるくらい。カナル型のようなANC性能を期待しているとちょっとがっかりするかも。
ただインナーイヤー型ということを考えると、雑音を少しでも減らせることにはとても価値があります。
ANCオンとオフで音楽を聴き比べてみると、風切り音などは確かに軽減するので、音への没入感が上がります。貫通してくる音は多いものの、全体的に雑音が控えめになり、そこまで気にならなくなります。
ANC性能は控えめではあるものの、あるとないとでは大違い。
完全に音をシャットアウトしてしまうと、外で使うには危険ですし、耳への負担が少ないことから「ながら作業」にぴったりなインナーイヤー型イヤホンとしては、じつによい塩梅なANCだと思います。
SOUNDPEATS Air4の音質をチェック
SOUNDPEATS Air4はANCと相まってカナル型とは思えない没入感の高さがありますね。
音質は何かに特化したというよりもフラットでバランス重視。嫌味なく素直に耳に入ってきます。インナーイヤー型イヤホンにありがちなスカスカな感じもなく、音の臨場感や厚みも確かに感じます。
もちろん高級機ほどの音の深みはありませんが、この価格&インナーイヤー型でこれだけの没入感や臨場感はかなり満足。
イコライザーで自分好みの音質に!
SOUNDPEATS Air4はアプリでイコライザーの調整が可能です。
また「低音強調」や「低音軽減」などプリセットもいくつか入っています。
私は標準のプリセットだと低音が若干物足りなく感じたので、「低音強調」に設定していますが、迫力がましてさらに良い感じになりました。
アダプティプイコライザーで自動でバランス調整!
本機には自動的に音のバランスを調整してくれる機能「アダプティブイコライザー」を搭載しています。
アプリからイヤホンをつけて聴力検査(?)をすることで、個々の耳の特性を分析。あなたの耳にとって最適なバランスにEQを調整してくれるといった機能です。
こちらが私のテスト結果。低域を持ち上げられて、高域を少し下げられました。
音は好みがあるのでこの結果が全部正しいわけではありませんが、この価格帯で自動設定出来るのは素直にすごいと思います。
CD並の音質を劣化なしで聴ける!aptX Lossless対応!
本機はQualcomm社のプラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応しているので、aptXコーデックが使われています。
中でも注目なのは「aptX Lossless」というコーデック。
データ伝送の上限が96kHz/24bitに拡張され、BluetoothでもCD音質のロスレス伝送が可能になるというすごい技術。
ただ、現状「aptX Lossless」に対応しているスマホはハイエンド機がほとんど。まだまだ使えるスマホは限られてはいますね。
私も対応機器を持ってないのでaptX Losslessは試せていません(汗)すいません。
ちなみにiphoneなども未対応です。
aptX Losslessでは音の広がりや臨場感が体感でわかるレベルで向上するらしい。私も早く試してみたい!
SOUNDPEATS Air4の操作性良い?悪い?
SOUNDPEATS Air4の操作はタッチセンサーで行います。画像赤枠の部分を軽くタップするだけで各種操作が可能です。
センサーの反応は良好で誤タッチも少ないです。
タッチ操作のカスタマイズはできません。またタッチ操作での曲戻しにも対応してない点が残念といえば残念ですね。
音楽操作
再生/一時停止 | L or Rを2回タップする |
曲送り | Rを1.5秒長押し |
曲戻し | – |
音量UP | Rを1回タップする |
音量DOWN | Lを1回タップする |
ノイキャン・ノーマルモード切り替え | Lを1.5秒長押し |
ゲームモードの有効・無効 | Lを3回タップ |
音声アシスタントの起動 | Rを3回タップする |
タッチ操作での曲戻しには対応しておりません
通話関係
電話を受ける/切る | L or Rを2回タップする |
着信拒否 | L or Rを1.5秒間長押しする |
通話切替 | L or Rを2秒間長押しする |
SOUNDPEATSの専用アプリを使ってみる
SOUNDPEATS Air4は専用アプリにも対応しています。最近アプリが刷新され、キーカスタマイズなども可能になりました!
PeatsAudio
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専用アプリでできることをチェック!
専用アプリでできることを紹介していきましょう。
- ボリュームコントロール
- イコライザーの設定
- アダプティプイコライザーの設定
- ノイズキャンセリングのオン・オフ
- ゲームモードのオン・オフ
- タッチキーのすべての機能を無効にする
- キーカスタマイズ
- 設定のリセット
- ファームウェアのアップデート
- 電池残量の確認
ホーム画面とカスタマイズ画面
ホーム画面とカスタマイズ画面です。旧アプリでは不可能だったキーカスタマイズができるようになったのは本当に嬉しいですね。
SOUNDPEATS Air4のゲームモードの実力は?
SOUNDPEATS Air4はゲームモードも搭載しています。
ゲームモードON/OFF | Lを3回タップ |
ゲームモードは別名「低遅延モード」とよばれ、音声などの遅延を最小限まで抑えてくれる機能です。
Bluetoothなので遅延はゼロにはできませんが、体感としてハッキリ分かるレベルで音ズレを軽減できます。
本機に搭載されているゲームモードは約88ms。トップ性能ではありませんが、十分低遅延。音ズレが少なくゲームが楽しめます。
ゲームモード:約88ms
ワイヤレスイヤホンでゲームをよくプレイする方には必須の機能!
ただし、ゲームモードをオンにすると通信距離が短くなり、バッテリーの消耗も激しくなってしまうので、音楽などを聴く場合はオフにすることをオススメ致します。
SOUNDPEATS Air4のレビューまとめ
というわけでSOUNDPEATS Air4のレビューでした。最後にまとめたいと思います。
ついにこの価格帯でインナーイヤー型かつノイキャン入りのワイヤレスイヤホンが出ましたね。さらにはマルチポイントも対応ということで、「こんなイヤホンを待っていた!」なんて方は多いのでは?
そう!それは私のことだ!
残念ながらaptX Losslessコーデックは試せていませんが、音質にこだわりがある方にも刺さるはず!
ワイヤレス充電に非対応な点は少々残念ですが、アプリ刷新でキーカスタマイズにも対応し、刺さる人にはかなり刺さるワイヤレスイヤホンではないでしょうか。
私は運動中などの作業中には装着感が良い「インナーイヤー型」をつい選んでしまいます。本機は私の生活にとって欠かせないものになりそうです。