耳に負担の少ない開放型(オープンイヤー型)のワイヤレスイヤホンは、ながら作業のお供にピッタリ!
料理や仕事といった作業をしながらでも周囲の音を適度に取り込み、それでいて耳が疲れないことから、長時間つけていられるというメリットがあります。
今回はそんな開放型の完全ワイヤレスイヤホン「TRUEFREE O1」をレビューをしていきたいと思います。
- 音質
- つけ心地
- 機能面
- 良い点・悪い点
などを正直に書いていくので購入の際の参考にしてくださいませ。
一言でいうとこのイヤホン着け心地最高です!
当記事はメーカー様より商品提供を受けた上でレビュー記事を作成しています。
TRUEFREE O1を使った感想
TRUEFREE O1は
- 音質の良さ
- 耳への負担感の少なさ
この2つの要素をしっかり両立できている完全ワイヤレスイヤホンですね。
特に特質すべきは「耳への負担感の少なさ」。
カナル型だと30分も着けていたら疲れていた私が、TRUEFREE O1だと数時間着けていても全然大丈夫でした。ブログ執筆中や散歩中など、ながら作業のお供に本当にぴったり。カナル型の圧迫感が苦手な方にもオススメです。
それでいて音質も比較的よく、開放型なのに低音もしっかり響きます。もちろん数万円する高級機には劣りますが、この価格帯でこの音質なら不満なんてまず出ないでしょう。
また本機は実売価格4,000円前後なのに、マルチポイントやLDACに対応しているのも嬉しい。
というか、この価格帯でこの2つの要素を備えているイヤホンって珍しいですよね。開放型だとカナル型より選択肢が少ないので尚更です。
ケースが大きすぎたり、キーカスタマイズができないといった不満点もありますが、総合的にかなり満足。コスパも高いと思います。
カナル型の圧迫感が苦手な方や、長時間のながら作業のお供にしたいワイヤレスイヤホンをお探しの方に本機はかなり刺さるのではないでしょうか。
TRUEFREE O1のスペックと特徴
■仕様 | |
---|---|
重量 | イヤホン(片耳):約10g イヤホン+充電ケース:約103g |
Bluetooth | 5.3 |
防水規格 | IPX4 |
連続使用時間 | イヤホン単体:10時間 充電ケース併用:45時間 |
イヤホンの充電時間 | 2時間 |
ケースの充電時間 | 2時間(USB-C) |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
■主な機能の有無 | |
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ノイズキャンセリング | |
マルチポイント接続 | |
装着検出機能 | |
片耳での使用 | |
ゲーム(低遅延)モード | |
ワイヤレス充電 | |
専用アプリ | ・イコライザあり ・キーカスタマイズなし |
TRUEFREE O1の読みはゼロワンではなくオーワンです!
TRUEFREE O1を早速開封してみる!
では早速付属品などを見ていきましょう。
付属品です。
- TRUEFREE O1本体
- 充電ケース
- 説明書
- USB-Cケーブル
イヤホン本体のデザインを見てみる
本機はオープンイヤー型なので眼鏡のように耳に引っ掛ける構造になっています
本体外側は光沢があり、若干指紋が目立ちますね。個人的にはマットな方が好きですが、これは好みの問題でしょう。
耳につける側はマットな質感となっています。
手にもつとこんな感じです。カナル型と比べると大きめですが、つけ心地は抜群!
ケースをチェック
続いてケースを見ていきましょう。明るいグレーカラーでマットな質感がグッドです。さわり心地はサラサラといった感じ。
おそらく本機の最大の欠点はケースが大きい点でしょう。見た瞬間「でかっ」と思わず声が漏れました。ポケットには入らない大きさです。
姉妹ブランドであるSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSと比べるとこの通り。2倍くらい大きい。
ただこれはイヤホンの構造上仕方ない面もあります。TRUEFREE O1は持ち運びを若干犠牲にして、耳へのつけ心地に全振りしているワイヤレスイヤホンですからね。
重量をチェック
イヤホン本体は片耳でおよそ9.5g。オープンイヤー型の中はかなり軽い方かと。耳への負担も少なく快適。
反面ケースは大きいので104gと若干重めです。
- イヤホン本体(片耳):約9.5g
- 充電ケース(イヤホン込み):約104g
TRUEFREE O1の連続再生時間と充電時間をチェック!
本機の連続再生時間はイヤホン単体で10時間。ケース込みだと45時間とかなりのロングバッテリー!
再生時間で困ることはほぼないでしょう。
充電はUSB-Cのみ対応しています。ワイヤレス充電には対応していない点のみ注意してください。
満充電までは2時間程度。バッテリー残量はケース手前のインジケーターの数で知ることができます。
TRUEFREE O1は装着感が最高!着けているのを忘れるくらい
個人的に本機で一番気に入った点が「装着感(着け心地)」です。TRUEFREE O1はオープンイヤー型だけあって、耳を全く圧迫しないので、長時間つけていても本当に疲れないんですよね。
着けているのを忘れるくらい軽い装着感
カナル型のイヤホンだと30分くらい音楽を聴いていると耳がそれなりに疲れるのですが、TRUEFREE O1だと数時間の着用でも全然平気でした。
本機は耳孔を塞がないし、全く圧迫しないので、何か作業しながらの使用にピッタリ!周囲の音も適度に拾ってくれるので、散歩中やデスクワーク中などにも最適だと思います。
私は他のインナーイヤー型のイヤホンもいくつか持っていますが、着け心地の軽さに関しては本機が頭一つ抜けてるように思います。それくらい楽!
耳への圧迫感が苦手な方は本機のようなオープンイヤー型のイヤホンはかなりオススメです。
外れやすい?運動などにも使える?
これに関しては個人差が大きいと思いますが、私の場合ですと、激しく頭を振ったり、全力で走ったりしても落ちることはありませんでした。
ただジャンプしたり、思い切り走ったりすると、イヤホンが若干ブラブラする感じはありますね。でもまあウォーキングや軽いランニング程度なら全く問題ないと思います。
TRUEFREE O1音質は期待以上!
オープンイヤー型のイヤホンなので、音質は全く期待していなかったのですが、これは正直「期待以上」でした。
10mm以上の大口径ドライバーを採用しているためか、低音が思った以上にしっかり響きます。
中域も高域もクリアで値段を考えると十分すぎるくらいキレイです。開放型であるのにもかかわらず、しっかりと音の世界に没入できるのは驚きました。
低音がしっかり響くと言っても無理に響かせている感じもないので、ボーカルなどがすっと耳に入ってきます。音の雑味が少ないので、長時間聴いていても疲れにくいです。
料理に例えるならカロリー高めの脂っこい料理というよりも、カラッとして爽やかで胃に優しい料理といった感じ。煩すぎず上品な音質なので、まさに長時間のながら作業に最適なイヤホンだと感じます。
音質面だけを考えるとカナル型に行きがちですが、装着感や耳への負担まで考えると、やはり開放型のイヤホンが最強ですね。
本機はそれでいて音質もなかなか良いということで、最近はブログ執筆時のお供によく使用しています。
カタログには記載がないがLDACにも対応している
本機はなぜかカタログに記載がありませんが、ハイレゾ対応のコーデック「LDAC(エルダック)」に対応しています。
カタログに書けば売りになるのになぜ書かないんでしょう
実際私が所有するスマホでLDACでの接続ができました。
LDACはソニーが開発した音質特化のコーデックです。遅延が大きいため動画やゲームには向きませんが、ハイレゾ音源を高品質なままワイヤレスイヤホンで聴くことが可能です。
音の粒感や解像度が体感でわかるレベルまで向上するので、音質にこだわりがある方には嬉しいポイントです。
ただし現状ですとマルチポイントをオンにしていると、LDACでの接続はできなくなるようです。
LDACで接続したい場合はマルチポイントをアプリからオフにしましょう。
音漏れはどう?
オープンイヤー型なので音漏れが心配な方も多いと思います。実際に家族に使って貰いテストしましたが、想像以上に音漏れが少ないですね。
一般的な音量で聴いている限り、音漏れは心配しなくて良いと思います。
なんでも本機は【定向性伝音技術】というものを採用しており、音を直接耳道に伝えることで、効果的に音漏れを減らしているとのこと。
要するに音の指向性が高いため、音漏れが少ないということですね
TRUEFREE O1の操作方法と操作性をチェック!
TRUEFREE O1は静電容量式のタッチセンサーです。下記画像の赤枠を軽く指でタッチすることで各種操作が可能です。
感度はかなり良好。タップの認識率も高いです。ただ本機は耳にかけるだけなので、タッチ操作中に若干ずれやすいですね。慣れるまでは慎重に操作したほうがいいと思います。
音楽操作
再生/一時停止 | L or Rを2回ルタップする |
曲送り | Rを1.5秒間長押し |
曲戻し | Lを1.5秒間長押し |
音量UP | Rを1回タップする |
音量DOWN | Lを1回タップする |
その他の操作
電源オン | 自動操作:イヤホンを充電ケースから取り出す 手動操作:L or Rを1.5秒間長押し |
電源オフ | 自動操作:イヤホンを充電ケースに戻す 手動操作:L or Rを10秒間長押し |
電話を受ける/切る | L or Rを2回タップ |
着信拒否 | L or Rを1.5秒間長押し |
通話切り替え | L or Rを1.5秒間長押し |
音声アシスタント起動 | Rをトリプルタップ |
ゲームモードのオン・オフ | Lをトリプルタップ |
TRUEFREE O1専用アプリでできること
本機TRUEFREE O1は専用アプリにも対応しています。イコライザの設定やモード切り替えなどが可能です。
TRUEFREE
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専用アプリの完成度は正直今ひとつ。日本語の翻訳がところどころおかしかったり、動作がちょっと重いところがあります。あとキーカスタマイズができないのはやっぱりちょっと残念ですね。
専用アプリでできることをチェック!
専用アプリでできることを紹介していきましょう。
- イコライザーの設定
- 雨音や波音など環境音の再生
- 各種モードのオン・オフ
- タッチ操作無効設定
- ファームウェアのアップデート
- 設定のリセット
- 電池残量の確認
- マニュアルの閲覧
ホーム画面と設定画面
ホーム画面と設定画面です。タッチ操作の向こうやゲームモードのオンオフなどができます。
イコライザで音質を自由に設定可能
イコライザで自由に音質を変えることできます。プリセットも入っていますし、カスタムで自由に補正することも可能です。調整の幅は結構広めです。
また、自分の耳の特性をテストして最適なバランスにEQを自動的に調整してくれるといった機能もあります。
環境音
アプリでは環境音も聴くことができます。雨音や波音、風鈴の音など収録時点で17種類の環境音が収録されています。環境音を聞きながらの作業って、思った以上に捗りますよね。
TRUEFREE O1の機能面をチェック!
この価格帯なのにマルチポイント対応!
本機TRUEFREE O1は嬉しいことにマルチポイントに対応しております。
この価格帯でマルチポイント対応はかなり貴重です!
私はスマホとタブレットと2つの端末を使い分けているので、この機能があると本当に捗るんですよね。
Bluetooth5.3だけあって接続や切り替えもとってもスムーズ。一度設定してしまえば、ストレスなく使用可能です。
マルチポイントの設定方法
専用アプリでマルチポイント機能をオンにします(※初期設定ではオフになってます)
以上でマルチポイントでの接続が可能になります。初期設定ではマルチポイントはオフになっているので、利用したい方はアプリからオンにするのを忘れないようにしましょう。
TRUEFREE O1のゲームモードを試してみた!
本機にはゲームモードも搭載しています。
ゲームモードのオン・オフ | Lをトリプルタップ |
通常Bluetoothでの通信は「遅延」というものが発生します。要するに映像と音にズレが生じるんですね。一般的なSBCコーデックの場合ですと0.2秒程度の遅延が発生するとされています。
ゲームモードをオンにすることで「音の遅延が低減される」ので、音ズレが少なくゲームなどが楽しめます。
本機TRUEFREE O1ではゲームモードをオンにすることで60ms(0.06秒)まで遅延が低減されます。
リズムゲームなどコンマ1秒を求めるゲームだと若干厳しいですが、普通のアクションゲームならば何の問題もなくプレイできるレベルです。
実際ゲームモードをオンにしてゲームをしてみましたが、音ズレが極めて少なくとっても快適にプレイできました。音飛びなどももちろんありません。
ゲームって結構長時間やったりするので、耳への負担が少ないオープンイヤー型のイヤホンと相性抜群だと思いました。
低遅延モード時は、通信距離が短くなり、通信の安定性が落ちるので、音楽を聞く際などはオフにすることをオススメ致します。
TRUEFREE O1のまとめ
というわけでTRUEFREE O1のレビューでした。
とにかく本機は着け心地が抜群に良いですね。もちろんカナル型よりは没入感は減りますが、耳が全然疲れないので、仕事中や散歩中につい持ち出したくなるワイヤレスイヤホンです。
それでいて音質も悪くなく、特に低音の響きの良さはこの価格帯の開放型イヤホンの中ではかなり上位かと。
ケースが大きかったり、キーカスタマイズがないといった欠点もありますが、なにか作業しながら音楽を楽しみたい方にとって本機はまさに最適。私もブログ執筆中などデスクワーク中によく使っています。
この価格帯なのにマルチポイントやLDACに対応しているコスパの良さも見逃せないポイント!
クーポン含めて4,000円台で購入できるので、耳への負担感が少なくかつ音質をある程度求めている方は是非一度チェックしてみてくださいませ!