今回は自宅の家電を簡単にスマート化できる「SwitchBot ハブ2」をレビューしたいと思います。
SwitchBot ハブ2は、スマートリモコン、温湿度計、リモートボタン、ホームハブの機能を持った4in1のスマートホームデバイスです。これ一台で、自宅を簡単にスマートホーム化できちゃいます。
ちなみに、私は旧機種のSwitchBotハブミニを4年以上愛用しています。ハブ2はその上位機種ということもあり、様々な面でパワーアップしています!
この記事では、ハブ2を実際に使ってみて、旧機種との違いや使い勝手を詳しく見ていきたいと思います。
- SwitchBot ハブ2って何?どんなことができるの?
- ハブミニとハブ2は何が違うの?
- ハブミニから買い替える必要はある?
- 我が家の使い方の例
SwitchBot ハブ2って何?どんなことができるの?
SwitchBot ハブ2は、次の4つの機能を搭載した4in1のスマートデバイスです。
- スマートリモコン:家中のリモコン家電を登録することで、スマホで操作できます。
- 温湿度計:温湿度を測定し、エアコンと連動するなど自動で冷房が入るように設定できます。
- リモートボタン:ワンボタンで複数のデバイスをコントロールできます。
- ホームハブ:家電や他のデバイスと連携させることで自宅を簡単にスマートホーム化!
旧機種のハブミニからあらゆる面でパワーアップしており、スマートホーム化を簡単に始めたい方にオススメの一台となっております。
SwitchBot ハブ2の外観と付属品
外箱!
付属品です。
- ハブ2本体
- 温湿度センサー搭載ケーブル
- 5V/2Aアダプター
- ハブ2用の両面テープ
- 温湿度センサー両面テープ
- 取扱説明書
- サポートカード
SwitchBotハブ スペック比較&一覧
現在SwitchBotからは3種類のハブが出ています。
何が違うんじゃい!
というわけで下記に違いをまとめてみました。
ハブ2(Matter対応) | ハブミニ(Matter対応) | ハブミニ |
---|---|---|
価格:8,980円 | 価格:5,980円 | 価格:5,480円 |
ハブミニの機能にプラスして、スマートボタンや温湿度計などを搭載した4-in-1のスマートリモコン。 | ハブミニのMatter対応版。温湿度センサー線を連携可能。 | 家電のリモコンをまとめてスマホから一括管理できるようになるスマートリモコン。SwitchBotスマートデバイスのハブとしても活用可能。 |
スマートリモコン 対応可能なリモコン型番:8万以上 スマートラーニング対応 ※赤外線送信範囲はハブミニの2倍 | スマートリモコン 対応可能なリモコン型番:8万以上 スマートラーニング対応 | |
Wi-Fi未接続でもエアコンの操作が可能 | – | |
エアコンのリモコン状態をアプリと同期 (※まだベータテストの段階) | – | |
リモートボタン搭載 (ワンタッチで、複数の家電やデバイスを操作) | – | |
コントロール方法 スマホ操作、音声操作、Apple Watch操作 | ||
温湿度、照度センサー搭載 | 別売りの温湿度センサー線を連携可能 | – |
スマートアラート 温湿度に異常がある場合 アプリ通知 アラート音と表示ランプで通知 | – | |
オートメーション スケジュール ジオフェンス(GPS) 温度(センサー) 湿度(センサー) 照度(センサー) | オートメーション スケジュール ジオフェンス(GPS) 温度(センサー線に接続) 湿度(センサー線に接続) | オートメーション スケジュール ジオフェンス(GPS) |
ハブ機能 SwitchBot製品と連携し、各シーンを実現 | ||
Matter対応 最大6つのサブデバイスを追加可能 | Matter対応 最大4つのサブデバイスを追加可能 | Matter非対応 |
Type-C | Type-C | マイクロUSB |
要するにハブミニに温湿度計と照度計、リモートボタン機能を足したのがハブ2になります。
ハブミニ(Matter対応)とハブミニの違いは、その名の通りMatter対応の有無の違いです。
ハブ2とハブミニはどっちがオススメ?
ハブ2がおすすめな人
予算が関係ないのならやはりSwitchBot ハブ2が圧倒的にオススメです。赤外線の範囲もハブミニの2倍ですし、温湿度計やワンタッチボタン、リモコンの同期機能などハブミニにはない機能がたくさん含まれているからです。Matterも先だって対応しましたし、完全にハブミニの上位互換となっています。
デメリットとしては、温湿度計のセンサーがケーブルに付いているため、ハブ2と温湿度計を離して設置できない点ですかね。異なる場所の温湿度を計測したい場合は、別途SwitchBot温湿度計が必要です。
ハブミニ(Matter対応版)がおすすめな人
SwitchBotハブミニ(Matter対応版)は、ハブ2より安価でリモコン家電の操作やホームハブとしての機能を重視するならコスパの良い機種です。ハブ2と同様にMatter対応なので、さまざまなスマートホームエコシステムとの互換性も向上しています。
温湿度計機能がない分、設置の自由度が高く、ケーブルもスッキリしています。ただし、温湿度計やリモートボタンを後から追加すると、結局は費用が高くなる点がデメリットかなと思います。
旧型ハブミニはどう?
SwitchBotハブミニは、基本的なリモコン操作やホームハブの機能だけで十分という方にオススメです。最も安価に購入可能です!
ただ、ハブミニはmicro USBでの接続やMatter非対応など、機能面で若干の物足りなさはあります。それでも、基本的なスマートリモコン機能を低コストで実現できるのは大きなメリットですね。
SwitchBot ハブ2でできることを解説!
続いてSwitchBot ハブ2の機能やできることを解説していきたいと思います!
家中の赤外線リモコンをひとつにまとめてスマホで操作!
SwitchBot ハブ2のメイン機能の一つが「スマートリモコン機能」です。
これはテレビやエアコンの赤外線リモコンをハブ2に登録することで、スマホアプリから家電の操作が可能になる機能です。
リモコンをスマホ一つに集約できるので管理が簡単になりますし、リモコンをなくしたときの一時的な代替えにもなります。
また外出先から家電の操作が可能になるので、「外出時間に合わせてスマホから冷房をオン!」みたいな超便利な使い方もOK!
wifiに対応してないエアコンでも外出先から操作できるようになるのがミソ!
登録できる家電も8万点以上ありますし(アップデートにより随時増えてます)、赤外線の送信範囲もハブミニの2倍以上と高性能。
自宅のリモコン家電を軒並み登録できちゃいます!
試しにエアコンのリモコンをハブ2に登録してみる
エアコンのリモコンをハブ2に登録してみましょう。登録方法も簡単。自動学習機能(スマートラーニング)に対応しているので、基本的にはハブ2に向けてリモコンのボタンを押すだけOK!
後は設定にしたがって進めていけば、アプリでエアコンの操作が可能になります。
タイマーやスケジュール機能で家電のオートメーション可もできる
スマートリモコンで登録した家電は互いに連携させて動かしたり、スケジュールで管理などが可能になります。
毎日決まった時間に特定の家電をオンにできたり、特定の曜日のみを指定して家電を操作できたり、かなり自由に設定できます。
例えば起床時間に合わせて「朝の6時になったらリビングのエアコンと照明をオンにする!」とか、防犯対策として「夕方の5時になったら自動的に部屋の照明をオンする」みたいな使い方が便利です!
応用次第で様々な可能性を秘めているガジェットですね。
ハブ2には温度・湿度・照度計が搭載されている!
ハブ2には温度系・湿度計・照度計が搭載されています。
照度系センサーは本体正面に。
温度センサーと湿度センサーは付属のケーブルについています。
これらのセンサーが部屋の温度や湿度を24時間計測してくれるので、いつでもスマホから部屋の状態が確認できるようになります。
- 温度
- 湿度
- 絶対湿度
- 露天温度
- VPD
- 照度
計測データは年単位でアーカイブしてくれるので、遡って見ることもできますよ。
便利なのがアラート機能。温度や湿度が設定値以上や以下になったらアプリへ通知してくれたり、ハブ2の音や光で知らせてくれます。
照度センサーと組み合わせることで部屋の電気がついたら通知を送るみたいなことができるので、子供の帰宅時間がわかったりします!
またこの温度や湿度をトリガーにして温度が◯◯度以下になったら冷房をオン!みたいなオートメーション化も可能になります。
我が家にも猫とレオパ(トカゲ)がいるので、温度や湿度をいつでもモニターできるのはいざってとき助かります。
リモートボタンでデバイスを簡単操作!
ハブ2にはリモートボタンが2つ搭載されております。
この2つのボタンには好きなシーンを登録することができます。
写真の関係で見にくいかと思いますが、右のボタンには「OFF」、左のボタンには「ON」という記載があります。ただしON、OFFというボタンの名称に特に意味はなく、好きな機能を自由に割り当てることができます。
リモートボタンの便利な点はわざわざスマホを取り出さなくても良い点ですね。
例えば「リビングの照明とエアコンとテレビをオフにする」とか「27度設定で冷房とサーキュレーターを同時に回す」といったことがワンボタンで実現できちゃいます。
設定はアプリから簡単に可能です。
ハブ2は他のSwitchBotデバイスと連携できる!
SwitchBot ハブ2にはWi-Fiが内蔵されているので、他のSwitchBot製品の中継機としても使えます。
要するに「司令塔」のような役割ですね。
例えばSwitchBotロックProと連携させてみましょう。
SwitchBotロックにはBluetoothは内蔵されておりますが、Wi-Fi機能は内蔵されていないので、これ単体だと外出先からの鍵の操作や確認はできません。
しかしハブ2と組み合わせることで、Wi-Fi経由でスマホからいつでも「ドアの開閉や鍵の状態をチェックできるようになる」んです。
ハブ2あればSwitchBotデバイスが更に便利になります。
スマートスピーカーと連携できる!
ハブ2はAmazonのアレクサや、Google Homeといったスマートスピーカーと連携させることで音声での家電操作が可能になります。
例えば、音声認識に対応していないシーリングライトでもリモコンを登録さえすれば、ハブ2とスマートスピーカーを使って「アレクサ、ライトオン!」と言うだけで照明を操作できるようになります。
ベッドに寝転びながら声だけで照明やリモコンの操作ができるのはハッキリ言ってめちゃくちゃ便利です!
わざわざリモコンを探したり、壁のスイッチを押さなくて済みますからね!
ハブ2のイマイチな点
とても便利なハブ2ですが若干のイマイチな点も感じました。
ケーブルのせいで設置性が若干悪い
ハブ2の温湿度センサーケーブルの収まりが若干悪いせいで、床に置くときに若干不安定になるんですよね。
ケーブルが少しでもネジ曲がっていると、下記のようにハブ2本体が浮いたり倒れたりします。
壁に貼り付けて使うほうが安定します
一応両面テープは付属してきますが、マグネットは付属してきません。また背面にピンやフック用の穴もありません。
両面テープだと剥がすとき大変なのでマグネットやフック用の穴が本体に欲しかったですね。
ハブ2は温湿度計と本体を別々に設置できない
ハブ2の温湿度計センサーはケーブルについております。
そのため温湿度計とハブ2を別々の場所に設置する……といったことができません。
もしハブとは違う場所を計測したかったら別途SwitchBot温湿度計が必要です。
ちなみにSwitchBot温湿度計や温湿度計プラスは電池で動くので好きなところに置くことが可能です。
我が家のSwitchBot ハブ2の使い方の例
我が家のハブ2の使い方の例を紹介します。
ベッドの中から音声だけで照明オフ
ハブ2にシーリングライトのリモコンを登録し、さらにアレクサと連携させることで音声で照明の操作をできるようにしました。
照明を消したいときは「アレクサ ライトオフ」でOK!
寝室の照明を声だけでオフにできるのマジで便利なんですよね!寒い冬でも布団から出ないで済みます。
帰宅時間に合わせて外出先からエアコンを操作
帰宅時間に合わせて外出先からアプリでエアコンをオン!家に帰ったときは快適に。
冬の寒い時期や、夏の熱い時期にはエアコンの遠隔操作は本当に便利です。
リモートボタンでエアコンをオン・オフ
リモートボタンには「エアコンのオン」と「エアコンのオフ」を設定しています。
たまにエアコンのリモコンが見つからないときもハブ2から簡単にオン・オフできるの地味に便利です。
SwitchBotロックと組み合わせて防犯対策
我が家ではSwitchBotロックを玄関の鍵に使っているのですが、ハブ2と組み合わせることで、施錠・解錠ごとにスマホに通知が来るように設定しています。
子供の帰宅時間がわかったり、防犯上も安心です。
ペットの体調管理に
部屋の温度や湿度をいつでも確認できるので、ペットの体調管理にも便利です。
我が家は猫とレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)を飼っているので、部屋の温度管理はとても大切です。いつでもスマホから家の状態を確認できるのはやはり安心。
温度が設定値以上になったらレオパのヒーターをオフ!
もう一つペット関連ですが。SwitchBotスマートプラグとハブ2の温湿度計を組み合わせて、レオパのシートヒーターを管理しています。
夏場にシートヒーターをつけているとケージ内温度が35度を超えることがあるので、その場合は自動でヒーターがオフになるように設定しています。
エアコンがついて部屋が涼しくなったらヒーターが自動的にオンになるようにもしています。
その他応用次第で様々な使い方が可能です。とにかく便利なガジェット。それがSwitchBot ハブ2。
SwitchBot ハブ2 レビューまとめ
というわけで今回はSwitchBot ハブ2の紹介&レビューでした。
ハブ2はとにかく一家に一台あって絶対に損はないガジェットだと思います。
ハブミニより赤外線の届く範囲が広くなっていたり機能面も格段にパワーアップ!
さらに温湿度計や照度計、リモートボタンを備えているのでハブミニから買い替えるだけの価値はあると思います、
使い方も簡単ですし、自宅をスマート化する最初のステップとしてもオススメですね。