amazonが提供しているオーディオブックサービス「audible」をしばらく使ってみました。
結果私には合わなかったので解約することにしました。
この記事は
- audibleってどうなの?使ってみたガチな感想
- 私が解約した理由
などを正直に書いているので、加入を迷っている方は参考にしてみてくださいね。
audibleを使ってみた正直な感想
私は毎月最低10冊は電子書籍を読んでいます。
月額980円払ってamazonの電子書籍読み放題サービス「kindle unlimited」にも加入していますし、比較的読書が好きな部類だと思います。
↓kindle unlimitedに関してはこちらを御覧ください。使った感想などを書いています。
そんな私がaudibleを使ってみた正直な感想は
- プロのナレーターすごい!
- オーディオブックはじれったい
- 価格が高い
の3つです。これだけじゃよくわからないと思うので簡単に解説したいと思います。
感想1 やっぱりプロのナレーターはすごい
audible会員になっていくつかの本を利用してみたまず思ったのは「やっぱりプロのナレーターはすごい」ってことです。
聞く前はたいしたことないだろうと思っていたのですが、声の力がすごいのか本への没入感が半端ない!
ただ読んでるだけでなく「感情」が込められているんですよ。
例えば私が最初に聞いたのがaudible会員になると無料で聞ける「最後は臼が笑う」という森絵都さんの短編小説。
この本のナレーターは「松永玲子さん」という方なのですが、関西のイントネーションが小説に合っていてすっごく雰囲気があるんですよ。30分程度のコンテンツなのですが、思わず全部聞いてしまいましたよ。
純粋に目で読むより、耳で聞くほうが心に響くってのは間違いなくありますね。声のほうが「情報量」が多いので記憶に残りやすいんです。
まじで、声の力侮りがたしです!
小説だけでなく、ノウハウ系や自己啓発系の本など「何度も繰り返し聴いて覚える用途」などにもピッタリですね。
有名声優や俳優さんなんかもナレーターをしていますし、ファンの方にはたまらないのではないでしょうか。
- 俳優 田辺誠一さん
- 俳優 城田優さん
- 俳優 田中麗奈さん
- 俳優 真木ようこさん
- 声優 茅野 愛衣さん
- 声優 朴 璐美さん
ただナレーターの声が「合わないな」と思ったら、その本は全く頭に入ってきません(笑)ナレーターとの相性すっごく大事です。
ホラー小説なんて上手い人が読んだらめっちゃ怖いだろうなぁ。
audible会員の無料コンテンツって?
月額1500円払ってaudible会員になるといくつかの無料のコンテンツ聞くことができます。
無料コンテンツは数こそ少ないですが、「松本人志さんの放送室」や「森絵都さんの短編小説」などがあって豪華です。
平日はほぼ毎日何かしらのコンテンツが更新されていますよ。
感想2 audibleはジャンルによっては「じれったい」
あくまでも私の場合ですが、ノウハウ系や自己啓発系の本って一言一句読むことってしないんですよね。目次で大体全体像を把握してパラパラめくって気になる所だけ読んだりします。
当たり前ですがAudibleだとそういった読み方ができません。目次から各チャプターに飛ぶことはできますが、音声なので好きな位置に飛ぶことが難しい。その辺が少々じれったく感じます。
オーディオブックってその性質上「本の全体像」が把握しづらいんですよね。「続きは明日聴くかー」ってときも書籍ならパラパラめくって内容を思い出せますが、audibleの場合それもできませんしね。
また、これは本にもよりますが等倍で聞くと数時間かかる本がほとんどなので全部聞くのはそれなりに大変。
ハリーポッターなんて30時間ですからね(笑)
今流行りのコンテンツってyoutubeでもtiktokでも「短時間」で楽しめるものなんですよね。スキマ時間にちょっと楽しめるようなコンテンツ。
私はそういったものに慣れてしまったので、長尺コンテンツを最後まで聞くのが中々ハードに感じてしまいます。他のコンテンツに目移りしちゃうんですよね。
ただ倍速機能は便利
ただaudibleには倍速機能があります。
これは最高ですね。最高3.5倍速まで設定できます。さすがに3.5倍速だと聞き取るのが難しいですが、2倍速くらいだと余裕で聞き取れます。これだと時間の節約になりますし、効果的に情報収集できます。
まあ小説ジャンルだと倍速にするとせわしなくて物語に没入できないという欠点もありますが、ノウハウ系や自己啓発系の本は倍速で十分です。私は基本2倍速で聞いてます。
感想3 Audibleは「高い」
audibleの最大の欠点は価格設定だと思いました。
まずAudible会員になるのに月額1,500円かかります。まあ、これは妥当な料金です。
Audible会員になることで、
- 毎月1冊無料
- 書籍代が30%off
になりますから。audibleを利用するなら加入は必須です。
毎月1冊無料ってのはかなりお得ですよ。普通に紙の本買うのだって1,000円前後かかりますからね。
書籍代がバカにならない
私最初勘違いしておりました。月額1,500円払うと本が聴き放題になると思っていたんです。よく考えたらそんなわけがない(笑)
オーディオブックは月額とは別に個々で購入する必要があります。
ただ、そのオーディオブックの価格がそこそこ高いんですよね。普通の書籍の1.5倍から2倍ほどします。audible会員だと書籍代が30%offにはなりますがそれでも高い。
ナレーターに有名声優や俳優を起用しているのでコストが掛かっているのは分かりますが、やはり一冊に2,000円から3,000円払うのは心理的抵抗があります。
ハリーポッターなんて30%offでも4,200円もしますからね。
例えば同じ本がkindleだと半額以下で買えてしまうわけですからね。中古なら100円で買えます。100円で買える本に数千円払えるか?という話です(私がケチなだけ説あり)。
本は自己投資とは言え、正直audibleを使い倒そうと思ったら書籍代が馬鹿になりません。
ただ、毎月1冊利用するだけなら高くない
書籍代が高いのは確かですが、月額1,500円払ってaudible会員になればコインが貰えて毎月1冊無料になります。これはかなりお得な特典です。
高いと書きましたが、毎月1冊しか読まないという前提ならとっても安いです。5,000円以上するオーディオブックもあるので、毎月1冊無料分だけで元はとれちゃいますね。
もし私がaudibleを継続するなら「珠玉の一冊を一ヶ月何回も聞く」という利用方法を採用するかなぁ。
例えばデール・カーネギーの「人を動かす」なんて何度も繰り返しきたいコンテンツですよね。
大抵の本は一度聞いただけでは身につきません。お気に入りの一冊を何度も聞いて骨身にしみさせるという利用方法はありかなと思いました。
audibleはながら作業に最適!
audibleは言うまでもなく完全に「ながら作業向け」のサービスです。
- ウォーキングやマラソン中。
- 家事や筋トレ中。
- 通勤中やドライブ中。
こういった頭を使わない単調作業などをしているときの情報収集ツールとしてはかなり有益です。
通勤時間が長い人とか、散歩が趣味の人なんかにはかなりオススメできると思います。
コンテンツも日々増えてきていますし、ナレーターも豪華なのでこれからかなり流行る予感がします。
ただ!私は結局解約したんですよね。その理由を説明します。
私が解約した一番の理由は「生活スタイル」
正直audibleのサービス自体はかなり気にいっています。
上でも書いたように「ながら作業」に最適ですし、声が加わることで本の魅力が数倍アップしますからね。純粋に上手い人の朗読は聴いているだけでも楽しいです。
では私はなんで解約したのか?
一番の理由は「生活スタイル」です。
私はフリーで働いているので家で仕事することが多いんです。そうなってくると中々オーディオブックを聞くタイミングが取れないんですよね。
例えば、
朝起きて、
子供を保育園に送って、
家帰ってパソコン開いて仕事して、
お昼食べて、
また仕事して、
子供が保育園から帰ってくるので家事をして……
という生活スタイルだと「audibleをいつ聞けばいいの?」ってなもんです。
そんなときのための「audibleだろ!」という声が聞こえてきそうですが、仕事してるときに音声コンテンツってやっぱり邪魔だし、子供がいると集中して聞けません。
それこそ私は読書は寝る前が多いですが、オーディオブックを聞くよりもkindleでさっと読んだほうが手っ取り早くて楽ってのもありますね。
だから私がaudibleを解約した一番の理由は、サービス自体が駄目なのではなくて、「私の生活スタイルに合わなかったから」という一点のみです。
私が会社員で毎日の通勤時間が長かったり、マラソンを趣味にしているような人だったら解約せずに続けていたと思います。
子供が大きくなって落ち着いてきたら間違いなくまた加入を検討するでしょう。
気に入らなかったら退会(解約)しよう
初月(30日間)は無料ですし、毎月一冊は無料で読めるので気になるならまずは試してみるのがオススメです。
解約もボタン一発で楽ちんです。
↓退会(解約)方法の解説記事も書いてます。
解約した私が言うのもなんですが正直これから音声コンテンツ市場はかなり熱いと思います。やはり「何かしながら」情報を得られるってのは時間対効果が高いんですよね。時間がない現代人にピッタリ。
まとめ
というわけでaudibleを使ってみた感想でした。
それこそ2020年にはモバイル通信が4Gから5Gに移行すると言われています。通信速度が爆速になり動画や音声コンテンツの視聴環境が一変します。
youtubeを中心とした動画市場は今より伸びてくるでしょうし、音声コンテンツも盛り上がるのは必至。
アマゾンもaudibleに多大な費用を投じているみたいですし、今後情報の主役や文字ではなく「動画」や「音声」になっていくのでしょうね(すでになりつつありますが)。
一ヶ月は無料で試せますし、毎月一冊無料で読めます。なんといっても本は最大の自己投資なので、興味がある方は一度試してみるべきだと思います。
現場からは以上です。
【初月無料&1冊無料】オーディブルの公式サイトへ