【レビュー】EarFun Air Pro 4+｜欠点なし？1万円台で音質・ノイキャン・機能のすべてが高品質な最強コスパ機誕生！もうこれでよくない？

結論から言います。予算1万円前後なら、これ買っとけばOK!

そんな最強の完全ワイヤレスイヤホンがEarFunから発売されました。

その名も「EarFun Air Pro 4+」

コスパ最強ブランドとして有名なEarFunとしては初の1万円超えという強気の価格設定ですが、実際に使い倒した私の感想は「価格以上の価値あり」です。

本記事では

・価格に見合う価値はあるのか？
・コスパ健在なのか？
・機能面や音質は？

など、EarFun Air Pro 4+を実際に使ってみて、良かった点はもちろん、気になった点も含めて包み隠さず本音でレビューしていきます。

当記事はメーカー様より商品提供を受けた上でレビュー記事を作成しています。

まずはEarFun Air Pro 4+を使った感想から

EarFunブランドとしては初の1万円超えという価格設定。しかし、使ってみて納得。スペックも音質も、2〜3万円クラスのハイエンド機と並べて見劣りしないワイヤレスイヤホンです。つまり相変わらずコスパは健在。

最大の進化は、EarFun初となるハイブリッドドライバー構成。

ハイブリッド構成になったことで、高音域の解像度と低音域の迫力が両立されており、まるで音の渦の中に飛び込んでいる感じがあります。曲への没入感が半端ない。

もちろん、ノイキャンやゲームモード、キーカスタマイズ、ワイヤレス充電といった欲しい機能も過不足なく全部入っています。さらに、LDAC接続でのマルチポイント対応という、この価格帯ではなかなか見ない豪華仕様です。

まさにEarFunのフラッグシップモデルにふさわしい、音質・機能・コスパ、そのすべてにおいて妥協のない1台だと感じました。

唯一気になった点は…

あえて気になる点を挙げるとすれば、デザイン面でしょうか。 個人的には光沢のある仕上げよりも、ケースと同様の落ち着いたマットな質感のほうが好みでした。

とはいえ、これは完全に好みの問題。 逆に言えば、そのくらいしか指摘できるところがない……。全体として欠点が本当に少ない完全ワイヤレスイヤホンです。

総評：間違いなく「買い」の一台

音質・機能・価格。この3つのバランスが非常に高次元でまとまっています。

アプリも使いやすくキーカスタマイズやイコライザーも自由自在。高性能なノイキャンにLDACでのマルチポイントなど高級機に匹敵するポテンシャルがあります。

もし今、友人から「カナル型で1万円前後のオススメのワイヤレスイヤホンある？」と聞かれたら、私は迷わず本機を推すでしょう。

EarFun Air Pro 4+のスペックと特徴

■仕様
製品名	EarFun Air Pro 4+
重量	54g(充電ケース込み) 5.3g (片耳イヤホン)
サイズ	60mm x 50mm x 28mm
対応コーデック	SBC, AAC, aptX, aptX Adaptive, LDAC,LC3
Bluetooth	6.0
防水規格	ipx55
ドライバー	アーマチュア & 10mmダイナミックドライバー (1BA+1DD)
イヤホンの充電時間	1時間 (イヤホン単体の場合)
ケースの充電時間	2時間 (USB-C) 3.5 時間 (ワイヤレス充電)
連続使用時間	イヤホン本体：最大12時間 充電ケース使用時：合計54時間
充電方法	USB-C ワイヤレス
カラー	ブラック/ホワイト

■主な機能の有無
防水	ip55
ノイズキャンセリング	◯
マルチポイント接続	◯
外音取り込み	◯
装着検出機能	◯
片耳での使用	◯
ゲーム（低遅延）モード	◯
ワイヤレス充電	◯
急速充電	◯ （10分の充電で約3時間の音楽再生が可能）
Aurcast	◯
Google Fast Pair	◯
専用アプリ	・イコライザあり ・キーカスタマイズあり

EarFun Air Pro 4+のデザインと付属品をチェック

EarFun Air Pro 4+はブラックとホワイトの二色展開ですが、今回レビューするのはブラックになります。

付属品

特筆すべきはイヤーピースのサイズ展開です。SSからLLまで5サイズ同梱されているため、耳のサイズに合わせて細かく調整が可能です。

本体のデザイン

イヤホンはスティック型を採用。ボディの外側はシルバーグレイな質感。大人な感じで、ビジネスシーンで使用しても違和感のないシックな仕上がりになっています。

タッチセンサー部分のデザインはシンプルで、ロゴも控えめです。

ただイヤホン内側の光沢部分は若干指紋が目立ちます。個人的にはここもマットな質感にしてほしかったかな。

手に持つとこんな感じです。

装着感は非常に軽く、結構激しく動いても落ちることはありません。ip55相当の防水性能もあるので、ランニングのお供にも最適かと。

ケースのデザイン

ケースはマットな質感で、サラサラとした手触りです。

蓋の開閉はスムーズで、マグネットの吸着力も適切で収納しやすい。

逆さにしても落ちる心配はありません。

充電用のUSB-Cケーブルはケースの下部に差込口はあります。写真のような短いUSB-Cケーブルは付属していますが、コンセントアダプタは付属してこないので、必要な方は別途用意しておきましょう。

EarFun Air Pro 4+の充電時間や連続再生時間をチェック

本機の連続使用時間は下記の通りです。かなりの長時間再生が可能です。実用性は十分ですね。

もちろん急速充電や充電器の載せるだけのワイヤレス充電にも対応しています。

EarFun Air Pro 4+の音質をチェック

本機最大のアピールポイント間違いなく音質でしょう。

EarFun Air Pro 4+の音質をひと言でまとめるなら、「解像度が高く、メリハリのあるバランス型」です。ジャンルを選ばずどんな音楽でも楽しめると思います。

これまでのEarFunに多かった勢い重視のドンシャリ傾向はそのままに、Air Pro 4+ではそこに 繊細なニュアンスがしっかり加わりました。繊細さと力強さが同居したといえばわかりやすいでしょうか。

ハイブリッドドライバーを採用した意味が、音のひと粒ひと粒から伝わってくるようです。

高音域はシンバルが鳴る瞬間の鋭さだけでなく、その後にスッと消えていく余韻の空気感。ボーカルが息を吸う小さなブレス音や、喉の震えまでも自然に浮かび上がってきます。高音が刺さることなく、でも曖昧にもならず、輪郭がくっきりとした、美しいクリア感があります。

低音域に関しても、ただ強いだけじゃなく深さと厚みをしっかりと感じますね。ベースラインがしっかりと響き、ドラムのキックが胸の奥で「トン」と鳴る心地よさ。低音が他の帯域を邪魔するような濁った感じもなく、引き締まった重厚感で音楽全体を支えています。

そうそう。本機はほぼ全てのコーデックにも対応しています。LDAC接続やaptX Losslessでハイレゾ音源を再生すると、そのポテンシャルがさらに発揮されますよ。音の分離感が良く、立体的な音場を楽しめます。

EarFun Air Pro 4+のノイズキャンセリング性能は？

EarFun Air Pro 4+のノイズキャンセリングは、公称値-50dBとなっています。

実際に使ってみると、環境音がふっと遠のくような静けさの質がとても心地よく、電車の走行音やエアコンのような低周波ノイズが自然と背景に溶けていく感覚があります。

カフェの話し声などの中高音は完全にゼロにはなりませんが、音楽を流せば集中を妨げない程度までしっかり抑えてくれます。実用性は十分ですね。というかかなりレベル高い！より音楽の世界に没入できるでしょう。

ちなみにアプリの設定からANCのモードを色々と変えることができます。

ANCの強さを手動で設定することもできるのは面白いですね。ノイズを適度にカットしたいときなどに役に立ちそう。

外音取り込みモードももちろん搭載しています。周囲の音が不自然に強調されず、イヤホンを着けたままでも会話がしやすい仕上がりです。レジでの支払いなど、ちょっとしたコミュニケーションなら外す必要がありません。

LDACでのマルチポイントにも対応！

EarFun Air Pro 4+は、もちろん「マルチポイント」に対応しています。

これはスマホとPC、あるいはスマホ2台など、同時に2台のデバイスに待受接続できる機能です。

例えば、タブレットで動画を見ている最中にスマホに着信があっても、イヤホンを外す必要がなくそのまま自動的に通話に切り替わります。テレワークや複数デバイス持ちの方には、もはや必須の機能ですよね。

しかしこれだけでは終わりません。

EarFun Air Pro 4+はなんと、「LDAC（ハイレゾ音質）接続を維持したままのマルチポイント」にも対応しました！

これまでの1万円前後のイヤホンでは、「マルチポイントを使うなら、LDAC（高音質）はOFFにしてください」という機種がほとんどでした。「高音質とマルチポイントの同時利用」は、本来なら2〜3万円クラスのハイエンド機（フラッグシップモデル）だけの特権だったんですよね。

しかしAir Pro 4+は、その壁をこの価格であっさり突破。つまり、「iPhone（AAC）で着信を待ち受けつつ、Android側では音質を落とすことなくLDACの最高音質で音楽や動画を楽しめる」 みたいなことができるようになったんです。

EarFunがコスパ最強と言われる所以は機能を価格以上に盛り込んでくるところにあります。

Google Fast Pair と Auracastにも対応

Androidユーザーに便利なGoogle Fast Pairにも対応しています。難しい設定など不要。スマホの近くでケースを開けるだけでポップアップが表示され、スムーズにペアリングできます。

また、次世代規格のAuracast（ブロードキャストオーディオ）にも対応しており、将来的な拡張性もしっかり確保されています。

Auracast自体はまだ普及途中ですが、今後、施設やテレビが対応することで利用シーンは一気に広がると期待されています。EarFun Air Pro 4+がAuracastに対応しているのは、“これから先の音の楽しみ方にも備えられるイヤホン”という意味でも大きな価値があります。

EarFun Air Pro 4+ゲームモード（低遅延モード）にも対応

当たり前ですが、この製品はゲームモード（低遅延モード）にも対応しています。このモードをオンにするだけで、スマートフォンやゲーム機からの音声遅延を極限まで抑えられます。

試しにゲームモードをオンにしてフォートナイトをプレイしてみましたが、敵の足音や銃声が画面の動きとほぼ同時に届きます。めっちゃ快適！

アクション映画やYouTubeを観る時も、映像と音のズレが気になりません。キャラクターの口の動きや効果音が呼吸するように一致して、没入感がぐっと上がります。

もちろんリズムゲームのような“フレーム単位でシビアな入力が必要なジャンルには最適解ではありません。でも、一般的や映画鑑賞などの用途では違和感はほぼゼロだと思います。

ゲームモードはアプリからワンタップで切り替え可能です。もちろんキーカスタマイズに設定すれば、指先ひとつで瞬時にオンオフできます。

EarFun Air Pro 4+ 操作感は良い？悪い？

EarFun Air Pro 4+は静電容量式のタッチセンサーです。下記画像の赤枠を軽く指でタップすることで各種操作が可能です。

タッチ感度はすこぶる良好でミスタッチも少ないですね。

タップ操作に関してはアプリで自由にカスタマイズ可能ですが、一応初期設定を下記に記しておきます。

音楽操作（初期設定の場合）

再生/一時停止	L or Rを2回ルタップする
次の曲	Rを3回タップする
前の曲	Lを3回タップする
音量UP	Rを1回タップする
音量DOWN	Lを1回タップする
ノイズコントロール （ノイキャン/外音取込/ノーマル切り替え）	Lを2秒間長押し

ハンズフリー操作（初期設定の場合）

電話を受ける/切る	L or Rを2回タップ
着信拒否	L or Rを2秒間長押し
２つの通話に応答・転送する	L or Rを3回タップする
音声アシストの起動	Rを2秒間長押し

EarFun Air Pro 4+のアプリをチェック！

もちろんアプリにも対応していますよ。アプリの作りはシンプルでとても使いやすいです。

ホーム画面と設定画面

キーカスタマイズ

キーカスタマイズももちろん可能です。かなり細かく設定できますよ。

イコライザー調整

イコライザーもあります。低音を持ち上げたりと自分好みの音質に設定できます。

EarFun Air Pro 4+を使ってみた感想まとめ

良い点

• ハイブリッドドライバーによる高音質：1万円台前半とは思えない解像度と迫力。
• 強力なノイズキャンセリング：通勤・通学の騒音ストレスを大幅に軽減。
• 驚異的なバッテリー持ち：ケース込み最大54時間は充電の手間が減り楽。
• 全部入りの機能性：マルチポイント、ワイヤレス充電、防水、ゲームモード、装着検出など隙がない。

特に音質に関しては同価格帯のイヤホンと比べても頭一つ抜けてますね。

気になった点

正直、ほとんどありません。敢えて挙げるなら好みの問題になるデザイン要素くらいで、実用面での弱点は見つけにくい機種です。

まとめ

というわけでEarFun Air Pro 4+のレビューでした。

1万円台で買える完全ワイヤレスイヤホンの新基準と言い切れる完成度です。私が友人に「予算1万円くらいでどれを買えば後悔しない？」と誰かに相談されたら、真っ先に本機の名前を挙げるでしょう。それくらい気にいっております。

正直に言うと、記事としてバランスを取るために欠点や気になる点を深く探ってみたのですが、弱点が本当にみつからないですね。

「手が届きやすい価格、多彩な機能、そして優れた音質。」

この3つがしっかり揃っています。

初めてワイヤレスイヤホンを選ぶ人にも、音へのこだわりが強い人にも、自信をもってオススメできます。