知る人ぞ知るオーディオメーカーEarFunから初のワイヤレスヘッドホンが発売されました!
EarFun Wave Proです。
実売8千円前後という価格帯ながら、
- -45dBのアクティブノイズキャンセリング
- マルチポイント接続
- LDAC対応
- 操作ボタンのカスタマイズ可能
- イコライザー設定可能
- 高品質なヘッドフォンケース付属
- 80時間の再生時間
という高級ヘッドセットに劣らない機能満載のワイヤレスヘッドホンです。
機能や音質をみると1万円以上でもおかしくない
この記事ではEarFun Wave Proを実際に使ってみた感想や気になった点などを正直にレビューしていきます。
購入の際の参考になれば嬉しく思います。
EarFun Wave Proの詳細
■仕様 | |
---|---|
重量 | 本体:約268g 本体+ケース:約487g |
Bluetooth | 5.0 |
ドライバー | 40mm径 DLC複合振動板 |
連続再生時間 | ANCオフ:最大80時間 ANCオン:最大55時間 |
充電時間 | 2時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
製品保証 | 最大24ヶ月 |
■主な機能の有無 | |
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ノイズキャンセリング | |
外音取込モード | |
マルチポイント接続 (2台まで) | |
装着検出機能 | |
ゲーム(低遅延)モード | |
ワイヤレス充電 | |
防水 | |
専用アプリ | ・イコライザあり ・キーカスタマイズあり |
EarFun Wave Proはコスパ抜群な万能ヘッドフォン!
結論から言うと、完成度めちゃくちゃ高いです!
EarFun Wave Proは欲しい機能がほぼ全部入って1万円以下という驚異的なコスパの良さが魅力のワイヤレスヘッドフォン。音質もクリアでバランスがとても良く、臨場感や音の奥行きもしっかりと感じられる優等生。
-45dBのノイキャンも素晴らしいですね。クーラーの音やちょっとした生活音はほぼほぼカットしてくれます。ゲームモードやマルチポイントにも対応しているのも嬉しい。
連続再生時間もノイキャンオフで最大80時間、ノイキャンオンで最大55時間と同価格帯の製品と比べて頭一つ抜けています。
唯一感じた欠点は、有線接続だと音質が若干籠もった感じになる点ですかね。まあ、基本ワイヤレスでしょうし、有線はおまけ程度だと考えたほうがいいかと。
総評すると、性能、機能、値段ともに欠点が少ない万能なワイヤレスヘッドフォンだと思います。
24ヶ月の製品保証つき
EarFun製品は保証もしっかりしています。製品登録をすることで最大24ヶ月の保証がつきますよ。
EarFun Wave Proの外観と付属品
本体及び付属品を詳しく見ていきましょう。
- 本体
- ヘッドフォンケース
- AUXオーディオケーブル
- USBケーブル
- 説明書
- 保証の案内
本体はクセのないシンプルなデザイン。マットな質感なので指紋などがつきにくいです。
EarFunのロゴが書かれたロゴの部分にはメタル素材が使われています。こちらもマット加工がされているので指紋はほとんどつきません。
折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことも可能です。
アーム部分はもちろん長さを調節できます。
耳に当たる部分と、頭頂部分は柔らかいクッション素材が使われており、装着感はなかなか良好。
左側には充電用のUSB-Cの差込口がついてます。操作ボタン類は全部右側に集約されております。
高品質なキャリングケースがついてくる!
EarFun Wave Proには嬉しいことにヘッドフォンケースが付属しています。
これがなかなかに高品質。固めで頑丈なケースなので、しっかりとヘッドフォンを保護してくれます。またケースの右上にはケーブルを収納できるネットもついています。
この価格帯でケースまでついてくるのは珍しい
さすがコスパの鬼EarFun
EarFun Wave Proの重量をチェック
- ヘッドフォン単体:約270g
- ヘッドフォン+ケース:約487g
重量は普通ですね。特段軽いわけでもないですが、重たいわけでもありません。
EarFun Wave Proの装着感はどう?
装着感は中々良好です。ある程度頭を振ってもちズレ落ちることもありません。
頭頂部と耳が当たる部分には柔らかいクッション素材が使われており、優しく耳を包んでくれます。耳あたりはかなり良いほうかと。
ただやはりヘッドフォンという性質上、ずっとつけていると多少蒸れてきます。
これは本機だけでなく、ヘッドフォン全般に言えることですが、暑い夏の日に外で長時間つけるのはちょっと厳しいと思います
EarFun Wave Proの音質はどう?
EarFun Wave Proは40mm径 DLC複合振動板を採用。さらに高音質コーデックLDACにも対応し、立体感のある音を楽しめます。
実際に聴いてみると、クセがなく、とてもバランスが良いですね。中低域から高域までクリアで抜け感が良く、ボーカルも引っ込むことなくしっかり感じられます。
それでいてうるさすぎないので、長時間聞いても耳疲れが少ない。奥行きや臨場感に優れた優等生的ヘッドフォンです。
価格帯を考えると十分すぎる音質です。
EarFunのイヤホンの中では個人的には一番好きな音です。
LDACはデフォルトでオフになっているので注意
LDACはデフォルトではオフになっています。オンにするにはEarFun公式アプリのBluetoothオーディオの品質を選び、LDACをオンにしましょう。
LDACをオンにするとバッテリーの消費が若干激しくなりますが、気になるほどではありません。
EarFun Wave Proのノイキャン性能をチェック
EarFun Wave Proは周りの雑音や騒音を低減してくれるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。
-45dBということで、騒音や雑音はほぼほぼカットしてくれますね。
音楽を流している状態だと人の足音やキーボードのカチャカチャ音もほぼ聞こえなくなります。より音楽の世界に没頭できます。
人の話し声なども音楽を聞いているときはほぼ聞こえなくなりますね。音楽を聞いてないときだと100の声が50くらいになる感じ。
イヤホンではなくヘッドフォンということもありますが、間違いなくEarFun史上最高のノイキャン性能です。
風切り音を低減するモードも搭載!
ちなみに本機ではアプリからノイキャンを3段階で設定可能です。
- 風のノイズキャンセリング
- 快適なノイズキャンセリング
- 深いノイズキャンセリング
「深いノイズキャンセリングモード」にするとかなりの静寂を体感できます。
深いノイズキャンセリングをオンにしてドアを締め切ってyoutubeを見ていたら、いつのまにか後ろに息子がいて焦りました。
ドアを開けたあとも足音にも気づきませんでした。それくらいのノイキャン性能はあります。
ちなみに機種によってはノイキャンをオンにすると風切音が増し増しになるものもありますが、本機には「風のノイズキャンセリングモード」もあるのでその辺りの対策もバッチリ。
EarFun Wave Proはノイキャンを重視する方にも普通にオススメできるヘッドフォンです。
EarFun Wave Proの外音取り込み機能をチェック
ヘッドフォンに必須な機能の一つが周囲の音を拾いやすくしてくれる「外音取り込み機能」です。
やはり耳をすっぽり塞ぐという性質上、周囲の音が聞こえにくいので外で使うのは危険。そんなときは「外音取り込み機能」をオンにすると安心です。
もちろんEarFun Wave Proにも「外音取り込み機能」に対応しています。
オンにするとしっかり周囲の音を拾ってくれますが、若干音が響く感じはしますね。自然な感じというよりも機械的に音を強調している感はあります。
集音がちょっとだけ不自然だとは感じましたが、気になるほどではありません。実用性は十分だと思います。
EarFun Wave Proはマルチポイントに対応!
EarFun Wave Proはマルチポイントに対応しています。
例えばiphoneとipadに同時に接続できるので、タブレットで動画を視聴しながら、iphoneの着信に応答できたりします。
マルチポイントは複数の端末を使っている方にとっては本当にありがたい機能ですね。
ただ一つだけ注意点があります。LDACをオンにするとマルチポイント機能が自動的にオフになります。LDACとマルチポイントの両立はできないので注意してくださいませ。
EarFun Wave Proのゲームモードをチェック
EarFun Wave Proには「ゲームモード(低遅延モード)」も搭載しています。
ゲームモードをオンにすると、遅延を最小55msまで抑えることができます。
- EarFun Wave Proのゲームモード:約55ms(0.055秒)
ゲームモードの切り替えは初期設定だとアプリからしかできません。ただ、アプリからキーカスタマイズをすることで、ボタンでの切り替えも可能になります。
私はNCボタン長押しをゲームモードに設定しております!
55msはリズムゲームなどコンマ1秒を狙うゲームだとさすがに厳しいですが、普通のアクションゲームなら全くストレスなく快適に遊べます。
低遅延モードをオンにすると映画や動画配信などを見るときでも、セリフの遅延が気にならなくなります。ゲームだけでなく動画をよく見る方にも必須の機能かと。
ゲームモード時は、バッテリーの消費が激しくなるので、音楽を聞く際にはオフにすることをオススメ致します。
EarFun Wave Proの操作方法をチェック
EarFun Wave Proは3つの物理ボタンを搭載しています。タッチ操作でなく物理ボタンなのですこぶる押しやすいです。
- MFBボタン(電源ボタン)
- 音量ボタン + / -ボタン
- ANCコントロールボタン
電源操作
電源オン | MFBボタンを2秒長押し |
電源オフ | MFBボタンを5秒長押し |
音楽操作(初期設定の場合)
※下記の操作はアプリからカスタマイズ可能です。
再生/一時停止 | MFBボタンを1回タップ |
曲送り | 音量+を2秒長押し |
曲戻し | 音量-を2秒長押し |
音量UP | 音量+1回タップ |
音量DOWN | 音量-を1回タップ |
モード切替 (ノイキャン、ノーマル、外音取り込み) | ANCコントロールボタンを1回タップ |
ハンズフリー操作
通話の応答・終了 | MFBボタンを1回タップ |
着信拒否 | MFBボタンを2秒間長押し |
音声アシストの起動/解除 | MFBボタンを2回タップ |
2つの通話を切り替える | MFBボタンを2回タップ |
EarFun Wave Proのアプリでできること
EarFun Wave Proはアプリにも対応しています。アプリからしか設定できない機能もあるので、インストールをオススメ致します。
EarFun Audio
Earfun Technology (HK) Limited無料posted withアプリーチ
アプリでは各種モードの設定、イコライザーの設定、キーカスタマイズなどが可能です。
イコライザー
こちらがイコライザー設定画面ではプリセットを変えたり自分で自由にカスタマイズが可能です。
私はデフォルトの設定が好みなので初期設定のまま使っています。
キーカスタマイズ
アプリからキーカスタマイズも可能です。+、-、NCボタンの「クリック」と「長押し」に任意の動作を割り当てられます。
私はNCボタン長押しにゲームモードを割り当てました。それ以外は初期設定のまま使っています。
EarFun Wave Proレビューまとめ
最後にEarFun Wave Proを使ってみて感じた良い点・イマイチな点をまとめたいと思います。
EarFunのイヤホンを紹介するとき毎回出る言葉が「コスパが良い」なのですが、今回もその例に漏れずかなりのコスパの良さですね。
ヘッドフォンタイプで1万円以下で欲しい機能全部入り。さらにケースまで付いてくるのは素晴らしいの一言!
同価格帯の製品と比べてみても、音質、連続再生時間、ノイキャン性能、キーのカスタマイズ性などはやはり本製品が頭一つ抜けているように感じます。
使っていて不満点や欠点が本当に少なかったです
デザインもシンプルで嫌味がありませんし、一万円以下のワイヤレスイヤホンをお探しの方は選択肢筆頭に上がる良ワイヤレスイヤホンだと思います。