徳島県の三好市に観光用としては世界最長&高低差世界一のモノレールがあるって知ってますか?
その名も「奥祖谷観光周遊モノレール」
森のなかにある全長4600mの線路の上を65分かけてゆっくりと周遊することができる体験施設です。
実際乗ってきたのでレポートを書いていきたいと思います。
奥祖谷観光周遊モノレールとは?
徳島県三好市にある奥祖谷という場所に「奥祖谷観光周遊モノレール」はあります。
[map addr=”奥祖谷観光周遊モノレール” height=”300px” zoom=”16″]
このモノレールは、
世界最長4600mm
高低差も世界一590m
という二つの世界一を持つ凄いモノレールなんです。
乗車料金は?
小学生:800円
小学生未満無料
受付時間:
4月~9月 AM8:30~PM4:00
10月~11月 AM8:30~PM3:30
定休日:毎週水曜日
一般料金が2000円というのは少々高いですが、65分かけて森のなかをモノレールで周遊できる体験は滅多にできるものではありません。まさにオンリーワンの施設といった感じです。そう考えると安い……ような気がしないでもない(でもやっぱり高い(笑))
休日などは乗車するのに2時間以上待つことや、GWなどの繁忙期は午前中でチケットが売り切れてしまうこともあるみたいです。予約はできないみたいなので、繁忙期は早めに行ったほうがいいと思います。
駐車場は?
いやしの温泉郷という施設に駐車できます。
駐車料金は無料です。
いやしの温泉郷にはホテルかわせみという湯宿があり、宿泊はもちろんのこと、日帰り温泉も楽しめます。
モノレールに乗った後は温泉に立ち寄るのも一興だと思います。
体験レポート!!
いやしの温泉郷の駐車場につきました!
車から降りて少し歩くとこのような看板が。乗車前にトイレは必須ですね。
しばらく歩くと駅舎が見えてきました。
駅舎からは可愛い姿のモノレールが見えます。これに乗ると思うとワクワク。
受付で2千円払っていよいよ乗車です。この日は平日ということもあってほとんど客はいませんでした。
こちらが今回乗ったモノレール。モノレールは全て二人乗りです。
乗車前の説明で少しビビる
乗車前に係員から乗車についての注意事項の説明があるのですが、この説明で少しだけビビりました。
なんでも、この日は天候が不安定で(小雨が降っていた)モノレールが途中で止まる可能性が高いと。
止まった場合は、
・モノレールから降りずにその場で救助が来るまで待機
・立地の関係上救助まで2時間~3時間かかることもある
とのことです。
止まることは滅多にないことだとは思いますが、3時間山の中で待つのは結構辛い。
森のなかは携帯の電波が通じにくいので、モノレールにはトランシーバーがついています。非常時の連絡はこのトランシーバーで行います。
係員さんからトランシーバーの使い方を教わり、いよいよスタートです。
出発進行!
すごい!森のなかを走ってる!
ガタガタ音が結構します。
速度はかなりゆっくりですが、森の中なので気持ちいい!
結構な傾斜があるところをグングン登っていきます。面白いことにこのモノレール傾斜角度によって座席の角度が自動的に変わるんです。下がってる時は座席は後ろに倒れ、上がってる時は前に倒れます。身体に負担がかからないようになっているのでしょう。なにげにハイテク(笑)
走行中たまにモノレールの速度が急激に落ちることが何度かあり、「このまま止まるんじゃないか?」とドキドキさせてくれます(笑)
前方には何かあったときように「非常停止ボタン」がついています。どうか押さないで済みますように。
同じような景色が続くが不思議と楽しい!
このモノレール。ほぼ同じ景色がずっと続きます。なのではっきりいって見どころはそこまで多くありません。ほとんどがこういった変わらぬ森林風景です。
けれど不思議と楽しい。童心に帰ることができます。
65分の道中ですから、人によっては飽きてしまう人もいるかもしれませんね。私は飽きることなく全力で楽しかったです(笑)
最頂標高に到着!
どんどん上がっていきます。
最長標高にきましたー!ここまでで約30分くらいかな。最長標高は1380m。山々が少しだけ見えます。ほんと少しだけ(笑)
標高が上がってくるに連れて気温も下がるのかこの辺りはかなり風が冷たい!この日は5月でしたが小雨もぱらついていたこともあってどんどん体温が下がっていきます(汗)
まさかこんなに冷えるとは。正直油断してました。乗る時はある程度暖かい格好をしたほうが無難だと思います。
登ったら後は下るのみ!
最頂標高に辿り着いたらあとはひたすら下るのみ!
たまに他の方とすれ違います。一応会釈しますがすれ違う瞬間はなんとなく気まずい(笑)
そんなこんなで65分程かけて駅舎に戻ってきました。
モノレールから降りると受付のお姉さんが「そばぼうろ」というお土産をくれました。乗った人全員に配っているのだろうか。あとで食べましたが素朴な味で非常においしい!
いやしの温泉郷 ホテルかわせみでランチ
モノレールですっかり身体が冷えきったので、駅舎のすぐ近くにある「ホテルかわせみ」でランチをとることに。
私が頼んだ肉そば! 身体があったまる。美味しい。
ここには温泉もありますよ♪
モノレール、こんな人にはおすすめしない
二人乗りのモノレールなので会話が続かない人と乗ると結構辛いと思います。なんせ65分も森のなかを二人きりで走るわけですからね。可能ならば話が合う人と一緒に乗りましょう(笑)
まとめ
正直同じような景色が続くので見どころは少ないかもしれません。けれど65分楽しむことが出来ました。
やっぱり森のなかはいるだけで癒されます。いやしの温泉郷までのアクセスがそれなりに大変ですが、気になった方はぜひ乗ってみてください。
にしてもよくあんな長いモノレールを森のなかに作ったものだわ。
モノレールに乗った後は、「祖谷のかずら橋」か「奥祖谷二重かずら橋」のどちらかに行くのがおすすめです♪