ハイレゾ対応！SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSレビュー。軽快な装着感と鮮やかな音質がクセになるインナーイヤー型のワイヤレスイヤホン。

人気のオーディオメーカー「SOUNDPEATS（サウンドピーツ）」のワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS」をレビューします。

なんでもインナーイヤー型で世界初、日本オーディオ協会の認証を受けたハイレゾ音源再生をサポートする完全ワイヤレスイヤホンだそうな。

私個人が使ってみた感想を正直に書いていきたいと思います。購入検討の方は参考にしてくださいませ。

本記事はメーカー様より商品を提供いただき作成しております。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのスペックと特徴

重量	イヤホン（片側）：約4g イヤホン＋ケース込み：約36.3g
イヤホンの形状	インナーイヤー型
ケースサイズ（L×W×H)	‎60 x 22.5 x 48mm
対応コーデック	AAC,SBC,LDAC
Bluetooth	5.2
最大通信距離	10m
防水規格	ipx4防水
連続使用時間	イヤホンのみ：約5時間 ケース込み：約20時間
イヤホンの充電時間	約1.5時間時間
ワイヤレス充電	X
ANC	X
マルチポイント接続	X
外音取り込みモード	X 注：インナーイヤー型なので そもそもこの機能は不要
ゲーム（低遅延）モード	○
片耳使用	○
装着検出	○
専用アプリ	○ イコライザ ワンクリック機能のオフ 装着検出のオン・オフ ファームウェアのアップデート
本体カラー	ホワイト ブラック
メーカー保証	12ヶ月

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの機能と特徴

インナーイヤー型で世界初のハイレゾ音源対応！（LDAC)

圧迫感のない軽いつけ心地

ケース込みで20時間再生可能

IPX4防水

装着検出機能あり

ゲームモード搭載

専用アプリに対応

標準でメーカー保証12ヶ月

まずはSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの総評

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは、長時間つけても疲れにくい「インナーイヤー型」のイヤホンをお探しの方で、音質とコスパをお求めの方にピッタリのワイヤレスイヤホンです。

インナーイヤー型のイヤホンは耳を密閉しないので付け心地がいい反面、どうしたって音楽への没入感は減ってしまうのですが、本機はその中でもかなり音質面で頑張っている方です。

全体的に音のバランスが非常に良く、クリアで自然。低音を無理に持ち上げたりもしていないので、長時間聴いていても疲れにくい。まさにインナーイヤー型のイヤホンをお探しの方のニーズにバッチリ刺さる味付けとなっております。

LDACコーデックにも対応しハイレゾ音源を再生可能なのも、音質にこだわる人には嬉しい点でしょう。

そして特質すべきなのがその装着感。本体が軽いこともありこれまた長時間つけていても疲れにくい。快適な着け心地です。

低遅延になるゲームモードを搭載している点も嬉しい点です。実際にゲームモードを使ってみると体感ではっきりわかるレベルで遅延が軽減されます。ちょっとしたFPSやアクションゲームだったら何の違和感なくプレイできます。

一方機能面はもう少し頑張ってほしかったというのも本音です。ANC(アンチノイズキャンセリング）やマルチポイント、ワイヤレス充電などはありません。防水性能もIPX4なので、雨くらいなら余裕ですが、シャワー等での使用は厳しいでしょう。

ただ本機にはそういった欠点を補えるだけの魅力が備わっているのも事実。カナル型のイヤホンが主流のイヤホン業界において、装着感の良いインナーイヤー型のイヤホンでハイレゾに対応し高音質と高コスパを両立してるモデルというだけでも価値があります。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは

なんて方にドンズバで刺さる製品かと思いました。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの開封＆デザイン紹介

それでは実際に開封して使っていきましょう。

付属品

イヤホン本体のデザインをチェック！

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのカラーバリエーションはホワイトとブラックの2種類。

私はホワイトを入手しました。普段黒いイヤホンばっかり使っているので新鮮でいいですね。

キレイな白色。スタイリッシュでカッコいい！

タッチセンサー部分は若干光沢感のあるピングゴールド。本体のホワイトとマッチして上品でおしゃれ。

マットな質感なので指紋は全く目立ちませんよ。

充電ケース

充電ケース。角面が全く無いので手触りが最高です。

こちらもマットな質感で指紋が全く目立たないのは良い点ですね。

※カラーがブラックだと充電ケースが光沢仕様になるみたいでかなり指紋が目立つみたいです。指紋が気になる方はホワイトを購入することをオススメします。

ちなみにこのケース下側も丸くなっているため自立しません。平置きが基本です。些細な問題ですが自立してくれたほうが嬉しかったかな。

パカッとな。イヤホンが丸くて引っかかりが少ないので、若干取り外しがしにくいですね。まあ慣れの問題でしょう。

そうそう。充電用のUSB-C端子は下側についてます。

ケースの使い勝手は少し気になる点も

質感やデザインは大変気に入りましたが、ケースの使い勝手に関してはちょっとだけど気になる点がありました。

それはイヤホンをケースに収納する向きです。

当機はイヤホンをケースに収納するときは、耳を入れる側を外側に向けないといけません。

つまりケースから取り出して耳に装着するときや、耳から取り外してケースに収納するときに、わざわざイヤホンをクルッと半回転させないとうまくはまらないんです。

イヤホンを下記写真のように内側を向いて収納できたら半回転させる手間がなくなりもっと快適だったのになと思います。

重箱の隅をつつくような細かい指摘ですいません（汗）

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの重量は？

重量は以下の通りです。

本機はとにかく軽い！イヤホン本体もそうですがケース込みでもめちゃくちゃ軽い！

イヤホンの重量は耳につけたときの快適性に直結する部分なので、この軽さは嬉しいですね。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの装着感はどう？

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSはインナーイヤー型のイヤホンとなっています。

インナーイヤー型ということで耳への圧迫感も少ないですし、本体も軽いので着け心地がかなり良いです。

最初はあまりにも軽い装着感に耳から浮いている感じがして落ちないか心配だったのですが、思い切りジャンプしたり頭をブンブン振っても全く外れることはありなく、かなり安定してくれています。ジョギングなどの運動にも余裕で使えました。

ただカナル型と違いイヤーチップの交換などはできないので、耳の形状によっては合う合わないはあるかと思います。

カナル型だと30分もつけていると耳への違和感が強くて疲れてしまうのですが、本機ですと1時間以上着けていても全然大丈夫でした。本当に耳への不快感が少ないです。

音漏れに関しては爆音で聴いていると若干しますね。ただ、適切な音量で聴いていれば問題ありません。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの音質をチェック

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは低中高域全てのバランスが良い優等生タイプ。

全体的に音がクリアで透明感があるので、ひじょうに耳心地が良いです。

中域や広域も解像度が高くキレイに聴こえますし、低音を無理に強調したブーミーな感じもないので、長時間聴いていても疲れにくい。

このいわゆる自然な感じがめちゃくちゃ好印象。

人によってはもう少し深みのある低音がほしいと思う方もいるかもしれません。ただインナーイヤー型という密着感がない装着方式でここまで音に立体感を出せるのは素直にすごいと思います。

じっくり曲の世界に浸るという使い方もいいですが、それよりもなにか仕事や作業をしながらサラリと音楽を聴きたいときにこそピッタリかも。

もちろん音質が悪いという意味でなく、音に雑味や濁りがないのですーっと自然と耳に入ってくるという意味です。

サラサラと流れる透き通った川のような、夏の暑い日に飲んだキンキンに冷えた炭酸水のような、そんなさわやかで透明感のあるサウンドが楽しめます。

正直めっちゃ好みです。

価格を考えると十分すぎる音質と言えるでしょう。

インナーイヤー型初のハイレゾ対応ということで実際に聴いてみた

本機はインナーイヤー型で世界初、日本オーディオ協会の認証を受けたハイレゾ音源再生をサポートする完全ワイヤレスイヤホンとのこと。

ということで、早速同じ音源を

で聴き比べてみました。

使用したスマホはpixel7。こちらはLDACに対応したスマホです。

実際にポップスやロック、クラシックなど色々な曲で聴き比べてみたのですが、うん……正直違いがほとんどわからん（汗）

もちろんハイレゾ音源のほうが音の奥行きや臨場感、メリハリは感じるのですが、連続して同じ曲を聴いてやっと分かる程度なので、いわゆる圧縮音源でも全然問題ないというのが本音です。

これはSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの問題というよりも、ビットレートの違いで情報量や通信量は違えど、人間の耳ではその差を明確に捉えるのは困難ということなのかもしれません。

あとは純粋に私の耳が悪いだけ……なんて可能性もあります（汗）

このくらいの違いだったら無理にデータ容量が大きくて扱いづらいハイレゾで聴かなくてもいいかなぁとは思いました。

当機はそもそも音質が良いので、LDACが再生できない環境でも十分満足です。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの操作性は良い？悪い？

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの操作はタッチセンサーで行います。画像赤枠の部分を軽くタップするだけで各種操作が可能です。

センサーの反応はかなり良好。というか操作性はめちゃくちゃ良い！イヤホンによっては難しいスリータップもほぼミスすることなく認識してくれました。

イヤホンに軽く触れただけでもタップ操作として認識してしまったりなど、若干反応が繊細すぎるきらいもありますが、反応が鈍いより何倍もマシです。

タッチ操作の反応の良さは今まで使ってきたイヤホンの中でもトップクラスだと感じましたよ。

音楽操作

再生/一時停止	L or Rを2回タップする
曲送り	Rを1.5秒間長押しする
曲戻し	Lを1.5秒間長押しする
音量UP	Rを1回タップする
音量DOWN	Lを1回タップする
ゲームモード	Lを3回タップする
音声アシスタントの起動	Rを3回タップする

通話関係

電話を受ける/切る	L or Rを2回タップする
着信拒否	L or Rを1.5秒間長押しする
通話切替	L or Rを2秒間長押しする

SOUNDPEATSの専用アプリを使ってみる

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは専用アプリにも対応しています。

専用アプリでできることをチェック！

専用アプリでできることを紹介していきましょう。

アプリの使い勝手は正直イマイチかなぁ。イコライザーの設定はできますが、キーカスタマイズなどはありません。本当に必要最低限の機能が入ったアプリといった感じ。

ただまあアプリなんて頻繁に触るものではないので十分ではあります。

ホーム画面とカスタマイズ画面

こちらがいわゆるホーム画面とカスタマイズ画面です。ホーム画面の下側のスペースがあいているので、どうせならここにカスタマイズ項目を表示させればいいのに……なんて思わなくはない。

イコライザー(EQ)設定

イコライザーは9つのプリセットが最初から入っています。もちろん自分で細かく設定することも可能です。

私はそのままの味付けが好きなので、購入時の設定で使っています。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのゲームモードの実力は？

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSは嬉しいことにゲームモードを搭載しています。

ゲームモードON/OFF

Lを3回タップ

ゲームモードは別名「低遅延モード」とよばれ、音声などの遅延を最小限まで抑えてくれる機能です。

コーデックにもよるのですが、通常Bluetoothのワイヤレスイヤホンは約120ms(0.12秒)～200ms(0.2秒）程度の遅延が発生します。これはゲームなどで音ズレがハッキリ体感として分かるレベルです。激しいアクションゲームの場合プレイがちときつい。

しかし当機に搭載されているゲームモードをオンにすると約60ms(0.06秒）程度まで遅延を下げることができるんです。

実際にゲームモードをオンにしてタブレットでゲームをしてみましたが、音ズレをほぼ感じず快適にゲームができました。ワイヤレスイヤホンでゲームをしたい方は必須機能の一つと言えるでしょう。

SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのレビューまとめ

というわけでSOUNDPEATS Air3 Deluxe HSのレビューでした。最後にまとめたいと思います。

本機はインナーイヤー型としては世界初のハイレゾ対応ということですが、個人的にはハイレゾうんぬんよりも、長時間着けても疲れにくい軽快な装着感と、クリアで良質なサウンドにこそ大きな魅力を感じました。

ワイヤレス充電がないなど機能的な物足りなさも確かにあるのですが、音がくどくなく爽やかで、かつ装着感が本当に良いので、つい外に持ち出したくなるんですよね。

また、本機は耳への圧迫感が少ないインナーイヤー型ということもあり、環境音が自然と耳に入ってきます。なので周りの音を聞きながら作業したいなんて方にもピッタリ。

それでいて価格もお手頃で音質も妥協せずにきっちり仕上げているという稀有なイヤホンです。

私も数多くのワイヤレスイヤホンを持っていますが、なにか作業しながら音楽を聞きたいときは、迷いなく本機を選びます。軽快な装着感と自然なサウンドが耳心地よくとても良い感じです。

装着感の良いワイヤレスイヤホンをお探しの方は是非チェックしてみてくださいませ。