「去年導入したガジェットの中で一番気に入ったものは?」
と聞かれたら私は迷わず「SwitchBotロック&指紋認証パッド」と答えるでしょう。指紋やワンボタンで施錠・解錠できる生活はとにかく便利!小さな子供でも迷わず使えますし、間違いなくQOLが向上しました。
そんな超お気に入りのSwitchBotロックに新型が登場しました!
それがこちら。「SwitchBot ロック Pro」です。
Pro版は旧型よりほぼすべての面がパワーアップ!
具体的には……
- バッテリー性能が向上
- 入手しやすい単3電池が使える
- 専用の充電式バッテリーも使える(別売り)
- 解錠速度2倍以上向上
- ワンタッチボタン採用で解錠・施錠が更に楽に!
などなど、更に使いやすく進化を遂げましたよ。
今回はそんなSwitchBotロックProの使い勝手や機能を詳しくレビューしていきます。
我が家では通常版からPro版に完全に乗り換えました!
SwitchBotロックとSwitchBotロックProは何が違う?
SwitchBotロックProと通常版のSwitchBotロックは何が違うのでしょうか?
違いを下記にまとめてみました。
- Pro版は丸形ノブデザイン&アルミニウム合金採用。
- Pro版のほうが解錠速度が早い。
- Pro版のほうがバッテリー寿命が長い。
- Pro版は単3電池が使える。通常版はリチウム電池(CR-123A)。
- Pro版は別売りの充電式バッテリーが使える。
- Pro版には施錠解錠用のワンタッチボタンがある。
- Pro版はサムターンアダプタが無段階調整可能。
- Pro版はバッテリーが切れても30秒のみ解錠できる。
- Pro版のほうが両面テープの粘着面積が広い(落ちにくくなった)。
- 通常版のほうが価格が安い
- Pro版と比べてサイズが若干コンパクト
それ以外の機能(ホームアプリや通知機能、セキュリティ面、暗号化アルゴリズム)などは一緒です。
SwitchBotロック通常版を使っている方は無理に買い替える必要はないと思います。
これから購入される方はやはりPro版がオススメです!
↓Pro版と通常版の違いに関しては、下記の記事でさらに詳しく解説しています。
↓通常版のレビューもあります。
SwitchBotロックProの詳細
名称 | SwitchBotスマートロックPro |
---|---|
価格 | 15,980円 |
サイズ | 120×59×83.9mm |
重量 | 450g |
サムターンホルダー | 無段階可変構造 (0~23mm対応) |
高さ調節プレート | 0~36mm対応 |
解錠速度 | 0.65秒 |
鍵を回す力 | 8.5kgf.cm |
ボディ | マグネシウム アルミニウム合金 PC+ABS |
解錠方法 | スマホアプリ Apple Watch 遠隔操作 音声操作 ウィジェット操作 指紋解錠 パスワード NFCカード解錠 期間限定パスワード/指紋解錠 ワンタイムパスワード解錠 鍵の共有 1ドア2ロック対応 NFCタグ解錠 リモートボタン操作 物理鍵もそのまま使用可能 |
バッテリー寿命 | 9ヶ月 |
使用電池 | 単3電池4個 |
充電式バッテリー (別売り) | 対応 |
バッテリー切れ時の 緊急解錠機能 | |
データの保護 | 銀行にも導入されているAES-128 暗号化アルゴリズムを採用 |
ホームアプリ | Matter/Alexa/Google Assistant/ Siri Shortcuts/IFTTT |
SwitchBotロックProの付属品
本体と付属品です。ドライバーも付属してきますし、取り付けに必要な部品や材料はすべて揃っています。
- 本体(電池付き)
- 磁石
- 固定補強テープ
- プラスドライバー
- 予備両面テープ
- 取扱説明書
- クリーニングティッシュ
- 接着促進剤
- 予備ネジ
- 取り付けプレート
SwitchBotロックProの外観
通常版と比べてPro版はかなりズッシリ。ボディにアルミニウム合金が採用されたお陰で、高級感が増しましたね。
SwitchBotロックProではノブの形が丸形に変更になりました。
この部分はボタンになっており、押すことで「施錠・解錠」が可能です。また、このボタンを長押しすることでオートロックが一時的にオフになる機能も搭載されています。
左右側面です。
貼付面はこんな感じです。3M製の両面テープが最初から付いております。予備のテープも1枚ついてくるので万が一取り付けに失敗しても大丈夫です。
電池の交換が楽になった!
SwitchBotロックProの使用電池は一般的にどこにでも売っている単3乾電池。
旧版はあまり見かけないリチウム電池を採用していたので、これは嬉しい変更点です。
肝心の電池の交換もめちゃくちゃ簡単になりました。
マグネット式の電池カバーを外したら、電池ケースを取り出すだけ。正面から簡単に取り外せるので、何のストレスもなくさくっと交換可能です。
電池周りに関しては旧型から100%進化していますね。
充電式のバッテリーにも対応!
SwitchBot公式からロックPro用の専用バッテリーも発売されています。
公式の専用バッテリーは、
- バッテリー寿命が約365日
- 両サイドが独立して給電してくれる
- リレー充電可能
と、大変高性能になっています。
私も購入しましたが、バッテリー寿命が長くなったことで、単3電池より電池交換の頻度が下がりますし、片側だけでも使えたりととても良いです。
ただ値段が3,000円と若干高いので、元を取れるかは難しいところではあります。す。
ただ!SwitchBot公式サイトで定期的に開始されるセールなどを利用すればもう少し安く購入することは可能です。
私はセール時のキャンペーンクーポンを使って2,000円ほどで購入することができました。
Switchbotのセール情報は下記の記事でまとめています。
電池の交換頻度を少しでも少なくしたい方は購入検討の余地はあるかと思います。
SwitchBotロックProを取り付けてみる
取り付けに関しても旧版から色々と改善されています。
まずサムターンアダプタが可動式になりました。
付属のドライバーでネジを回すことで、幅を簡単に調節できます。これによりどんなドアでもピッタリ適合してくれます。またしっかりとサムターンと噛み合ってくれるので、安定感が増しました。
貼付面積も70%以上向上!さらに強固に取付可能になりました。
取り付け方に関しては公式の動画を見るのが一番わかりやすいと思います。
というわけで取り付け完了!基本的には水平を取って貼り付けるだけなので、特に難しい点はないと思います。
今回も1ドア2ロックでの採用なので上下2台取り付けましたよ。
旧型の土台を利用しての取り付けも可能
今回は使いませんでしたが、本機にはこのようなアタッチメントが付属しています。
こちらは旧型のSwitchBotロックの土台だけを利用して、SwitchBotロックProをドアに取り付けるための器具になります。
SwitchBotロックは両面テープでビッチリ貼付する必要があるので、買い替えの際には取り外すのが結構大変なんですよね。
こちらの器具をつかえば、旧型の土台を活かしたまま交換できるので、両面テープを無理に剥がす必要がなくなります。
こちらも解説動画があるのでよければご覧くださいませ。
ただ新型のSwitchBotロックProは貼付面が大きくなったことで、安定感が増したようです。可能ならやはり旧型を完全に取り除いて、貼り付けたほうがしっかりと取り付けできるのではと思います。
SwitchBotロックProを使用した感想!
SwitchBotロックProを使ってしばらく経ったので使い勝手や気になった点などを書いていきたいと思います。
ワンタッチで解錠・施錠できるのは思った以上に快適
SwitchBotロックProにはこの丸形のノブ部分がボタンになっており、押すことで「施錠・解錠」が可能になりました。
ボタンはタッチセンサーではなく、「カチッ」と押す物理ボタンです。
このボタンが想像以上に快適!押した瞬間に反応してくれるので、手をひねって鍵を閉めることがなくなりました。
↓ボタンを押したときの反応を動画にしてみました。反応がめちゃくちゃ良い。
ちなみに1ドア2ロックのときはどちらのボタンを押してもOK!2つの鍵が連動してしっかり解錠&施錠してくれます。
サムターンをひねるというワンアクションがなくなっただけでこんなに快適になるとは!
ちなみにこちらのボタンはアプリからワンクリックではなくダブルクリックに変更することも可能です。子供のいたずらが心配な方は、ボタン自体の機能を無効にすることもできます。
我が家ではサムターンを回すことが一切なくなりました。
施錠・解錠はただボタンを押すだけ!めっちゃ快適ですよ。
オートロックもワンボタンで解錠可能
万が一の締め出しが心配なオートロックに関しても、こちらのボタンを2秒間長押しするだけで、一定期間オフにすることができるようになりました。
我が家では指紋認証パッドも導入しているので、締め出される心配はほとんどないのですが、簡単なアクションでオートロックがオフにできるのは望んでいた方も多いのではないでしょうか?
1ドア2ロック(ツインロック)でもストレスなく使える
我が家は1ドア2ロックなのでSwitchBotロックProを上下2つ設置して使用しています。
2つ取り付けるとレスポンスが遅くなるのかなと心配な方もいらっしゃると思いますが、全く問題ないですね。
反応速度も早くほぼノーストレス。
↓こちらも動画を撮ってみたので御覧ください。
ドアに鍵が2つついているかたは、ツインロックでの導入はかなりオススメです。
ただ一点のみ注意点があります。
ツインロックで運用する場合、旧型とPro版の併用はできないということです。
旧型なら旧型が2台。Pro版ならPro版が2台必要です。この点はちょっと残念ですね。
バッテリー性能が向上&単3電池仕様は単純に嬉しい
SwitchBotロックProは一般的にどこでも購入可能な単3電池が使えます。
通常版のSwitchBotロックだとCR123Aという店頭では全然みかけない上にちょっとだけ割高なリチウム電池が使われていたため、この変更点はかなり嬉しいですね。
CR123Aは単3電池の3倍くらい高いです
バッテリー寿命も単3乾電池4本で約9ヶ月(270日)と文句なし!バッテリー交換も正面からサクッと交換になりましたし、バッテリー周りに関しては、本当に不満がなくなりました。
オートロックや通知機能でセキュリティ的にも安心!
SwitchBotロックではオートロック機能はもちろんのこと通知機能も充実しています。
例えば、鍵を施錠・解錠時にスマホに通知を飛ばせたり、鍵を締め忘れるとブザーや通知で教えてくれる機能があったりと、導入するだけでセキュリティ面がかなり向上します。
特に通知機能は子供が家に帰ったタイミングが分かるので、かなり重宝しますね。
「微電流解錠機能」対応で万が一のバッテリー切れでも安心
SwitchBotロックProには「微電流解錠機能」という機能がついております。
これは万が一の電池切れでも緊急で30秒間だけ、鍵を開けることが可能になる仕組みです。
バッテリーが少なくなったらスマホに通知がきますし、本体のランプが点滅して状態を教えてくれるのでバッテリー切れを起こすリスクは少ないのですが、万が一を考えるとこういった機能があると安心感に繋がりますね。
解錠速度も旧型より向上!
パワーが上がったことによりサムターンが回るスピードがちょっとだけ早くなりました。
コンマ何秒の世界かもしれませんが、毎日のことなのでこの差が地味に大きいんですよね。
旧型でも特に遅いとは感じなかったのですが、Pro版になってさらに快適に感じます。
↓Pro版と旧版の解錠速度の比較動画です。
多彩な解錠方法は健在!
多彩な解錠方法は健在です。というかこの部分は通常版とほぼ一緒ですね。
もちろん従来どおり「物理鍵」もそのまま使用可能です。
アップルウォッチでの施錠・解錠にも対応しています。
鍵の状態はちょっと分かりづらいかも
一点のみ欠点を言うなら、Pro版は旧型と比べると鍵の開閉状態の視認性は若干落ちましたね。
旧型はノブが一文字なので施錠・解錠の状態が一目で分かりやすいのですが、Pro版はオレンジ色のボッチがついているだけなので、鍵の開閉状態が若干分かりにくく感じました。まあ慣れの問題ではありますけどね。
というわけで、我が家では子供でも簡単に分かりやすいように、こんなシールを貼ってみました。青が解錠、赤が施錠を表しています。ちょっとダサいですがとても分かりやすくなりました。
大人だけでしたらすぐ慣れるのでこんなシールは不要だと思います。我が家には子供がいるため念のため貼ってみました。
ロックの遠隔操作がしたいならハブが必要な点のみ注意
SwitchBotロックProにはBluetoothは内蔵されておりますが、Wi-Fiは内蔵されていません。
なので外出先から遠隔操作や通知、履歴などを確認したい場合は、別売りの「SwitchBotハブミニ」や「SwitchBotハブ2」が必要です。
このハブミニやハブ2は赤外線リモコンを登録することで、スマホなどで家電の操作が可能になるスマートリモコンといったものになります。
例えばエアコンやテレビのリモコンをハブミニに登録することで、スマホから家電の操作がいつでもどこでも可能になります。
エアコンのリモコンを登録しておけば、帰宅時間に合わせて外出先から操作ができるので、めちゃくちゃ便利になりますよ。
この「ハブ2」や「ハブミニ」をSwitchBotロックProと連携させることで、ロックの遠隔操作が可能になります。
外出先から鍵の開閉状態が分かったり遠隔操作ができると、セキュリティ的にも安心。外出先で「家の鍵閉めたっけ?」という不安がなくなります。ぜひ導入をオススメ致します。
↓基本的な機能しかないのがハブミニ。安価に購入できます。通常はこれで十分。
↓ハブミニに温湿度計がついた機能アップ版がハブ2となっています。自宅の温度や湿度を知りたい方はこちらを。
指紋認証パッドは絶対買おう!
SwitchBotロックProは指紋認証パッドと組み合わせることで「真の力」を発揮致します。
指紋認証パッドがないSwitchBotロックはルーのないカレーのようなもの。または、五条悟がいない呪術廻戦みたいなものです。
SwitchBotロックを購入するなら絶対指紋認証パッドも一緒に購入しましょう。
この指紋認証パッドは文字通り、パスワードや指紋で施錠ができるようになるガジェットです。
玄関の外に設置して使います(取り付けは両面テープかネジを使います)。
指を合わせるだけで解錠。
また、施錠に関してはこちらのボタンを一回プッシュするだけでOK!
何人もの指紋を登録できますし、小さな子供でも使えます。
カバンからわざわざ鍵を取り出さなくて良いのは本当に快適ですよ。
指紋認証パッドは単品でも売ってますが、セット品もあります。セット品のほうがちょっとだけお得です。
ロックProと指紋認証パッドのセットは小さな子供がいるご家庭にこそ使ってほしい
SwitchBotロックProと指紋認証パッドの組み合わせは小さな子供いらっしゃるご家庭にこそオススメです!
「子供が鍵を持たなく良い」
このメリットが本当に計り知れません。
子供に鍵を落とされる心配も、
子供に鍵を失くされる心配も、
子供が鍵を忘れて家に入れなくなる心配も……全ては過去のものになります。
もちろん幼児でも使えます。実際に我が家では5歳の息子の指紋を登録して使用していますが、上手に解錠しています。
さらに施錠・解錠するたびにスマホに通知がくるので、「今家に着いたんだな」とか「鍵開けっ放しだな」などもすぐに分かります。セキュリティ的にも安心ですよね。
SwitchBotロックProと指紋認証パッドの組み合わせは本当に心からオススメです。
指紋認証パッドのいたずらが心配な方はこんなケースも売ってます!
指紋認証パッドは数字ボタンがむき出しなので、いたずらが心配な方もいらっしゃると思います。
じつはこんなケースが売ってます。こちらは一般の方が作っているケースになります。私はメルカリで購入しました。
もちろんカバーしたまま指紋認証や施錠も可能ですし、指紋認証パッドを紫外線や汚れから守ってくれるのもグッド!
メルカリ辺りで「SwitchBot 指紋認証パッド カバー」みたいに調べるとたくさんでてくると思います。
SwitchBotアプリでできること
SwitchBotロックProのアプリでできることを紹介しますね。
SwitchBot
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ホーム画面と設定画面
ホーム画面では施錠や解錠ができたり、キーパッドやリモートボタンの登録が可能です。
オートロックや通知の設定
オートロックは1秒から最長60分まで設定できます。また通知に関してもタイミングなど細かく設定可能です。
サウンドの設定やクイックキーの設定
ランプやサウンドのオン・オフやクイックキー(ワンタッチボタン)の動作変更ができます。
バッテリー確認&クラウドサービスとの連携
バッテリー残量も設定画面でいつでも確認可能です。またSwitchBotのお家芸「クラウドサービス」との連携ももちろん可能です。
スマートスピーカーと連携させることで、音声操作での施錠・解錠も可能になりますよ!
通常版からPro版にわざわざ買い替える価値はある?
現在、通常版のSwitchBotロックを使っている方は無理に買い替える必要はないと思います。
通常版でも特に不自由なく使えますし、Pro版に変えたからと言って、セキュリティ面や機能面でめちゃくちゃ劇的な変化があるわけではないので、値段を考えるとわざわざ買い替えるのはちょっともったいないかなといった感じです。
ただこれから購入される方はやっぱりPro版のほうがオススメですね。
なんだかんだ単3の乾電池が使えるのは大きいですし、レスポンスも若干ですが早くなっています。ワンタッチボタンも想像以上に快適!このボタンのおかげでサムターンをひねるという動作が我が家からは消滅しました。
質感や高級感も向上してますし、細かい部分で色々と進化しています。
これから購入される方はPro版を選んでおけば間違いないと思います。
SwitchBotロックProまとめ
というわけでSwitchBotロックProのレビューでした。
今回は旧型からの乗り換えでしたが、あらゆる面でパワーアップしていますね。
単3電池が使用できるようになったことはもちろんのこと、ワンタッチボタンもレスポンスが早く使い勝手抜群。質感や解錠速度も向上し、完成の高い優れたスマートロックだと思います。
欠点は「ハブ」と「指紋認証パッド」がほぼ必須なので、導入の際のコストが若干高い点でしょうか。
ただその投資に見合うだけの価値は間違いなくあると思います。
導入するだけで玄関ドアが段違いに快適に!
これからスマートロックの購入を考えているなら、SwitchBotロックProは本当にオススメですよ。
↓Proを導入したけど電池持ちが悪いなんて方は下記の記事を御覧くださいませ。
↓Proではなく通常版のレビューも書いてます。ワンタッチボタンや単3電池が不要なら導入コストが安い通常版もオススメです。
↓SwitchBot製品のセール情報もまとめています。