2023年2月。マキタから新しい充電式クリーナーが3機種発売されました。
- カプセル式のCL284FD
- 紙パック式のCL285FD
- サイクロン一体式のCD286FD
の3機種です。
なんとこの3機種。バッテリーサイズが18Vなのにも関わらず、先に発売した40Vモデルのクリーナーと同等の吸引力を持っているんです。それでいて40Vモデルより重量も軽く、価格も安いという意味が分からんことになっています。
40Vmaxを先に購入した人は怒っていいレベル
私も早速購入して自宅で毎日使っていますが、本当に吸引力半端ない。家庭用としてはもうこれ以上の吸引力は不要なレベルまで来ていますね。
もちろんマキタの掃除機ならではの使いやすさは健在!バッテリーの汎用性に、充電の速さや取り回しの良さなど総合的に本当に満足度の高いコードレス掃除機になっています。
今回はそんな新しく発売されたモデルの中から「サイクロン一体式」のCL286FDRFWをレビューしたいと思います。もちろん自腹なので忖度なし!
- 吸引力は?
- 実際の使い勝手は?
- 重量は?やっぱり重い?
- フィルタのお手入れは面倒?
- フィルタのお手入れ頻度を減らす裏技
など実際に使ってみて感じたメリット・デメリットなどを正直に書いているので、購入の際の参考にしてくださいませ。
まずは新18Vモデルのスペック比較!
まずは新しくなったmakitaの18Vモデルのコードレス掃除機のスペックを比較してみましょう。
★今回レビュー★ | |||
型番 | CL286FD | CL285FD | CL284FD |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
集塵方法 | サイクロン一体式。 取り回し性能や排気のクリーンさ重視ならこちらを。 | 紙パック式。 お手入れが楽な方がいいならこちら。 | カプセル式 本体をひねってゴミを捨てるタイプ。 |
発売日 | 2023年2月 | ||
定価 (公式価格) | 51,700円(税別) | 49,200円(税別) | 48,500円(税別) |
バッテリー | 18V | ||
吸込仕事率 | パワフル:100w 強:60w 標準:35w エコ:15w | パワフル:125w 強: 70w 標準: 45w エコ: 20w | |
連続使用時間 (標準付属の3Ahの場合) | パワフル:約8分 強:約15分 標準:約21分 エコ:約38分 | ||
充電時間 | 実用充電 :約17分 フル充電 :約22分 | ||
集じん容量 | 250ml | 高機能ダストバッグ:500ml 紙パック式:330ml | 730ml |
HEPAフィルタ (別売) | 対応 | 非対応 | 対応 |
重量(バッテリ含む) | 1.7kg | 1.6kg | 1.5kg |
この3機種集塵方法が違うだけでほぼ同じスペックです。
サイクロン一体式のCL286FDだけ吸込仕事率が落ちているのは、サイクロンユニットを搭載しているためです。紙パック式にしろカプセル式にしろ後付のサイクロンアタッチメントを取り付けると同じくらいの吸引力になるかと思います。
どちらにせよ家庭用としてなら十分すぎる吸引力です!
おすすめはぶっちゃけどのモデル?
集塵方法に関してはどれもメリット・デメリットがはっきりしているため一概に「これがオススメです!」とは中々言えないんですよね。
それでも強引に決めるなら、排気がクリーンでサイクロン掃除機としての使い勝手がよい「CL286FD」がオススメです。
一番売れているのもこのサイクロン一体式のやつです。
「フィルタのお手入れなんてしたくない!」というかたは紙パック式の「CL285FD」がオススメです。
オススメの掃除機に関しては下記の記事で詳しく解説しているので、よければご覧くださいませ。
今回レビューするのはサイクロン一体式の「CL286FD」です。
CL286FDを実際に使ってみての感想
まずはCL286FD(サイクロン一体式)を実際に使ってみての感想を書いていきたいと思います。
吸引力に関しては本当に満足。そして音が静かで驚いた!
私が購入したのはサイクロン一体式のCL286FDRFW。充電器とバッテリーがセットになっているやつですね
サイクロンユニットが本体に直接ついているので、後付式より見た目がスタイリッシュ!ハンディとしても使いやすくなっています。
肝心の吸引力に関しては本当に文句なし!使っていて吸引力に不満を感じることは一切ありません。
パワフル:100w
強:60w
標準:35w
エコ:15w
結構大きめなゴミでも一回滑らすだけででガンガン吸い込んでくれます。おかげで掃除機をかける時間もずいぶん短縮されました。
ヘッド部分もコンパクトで取り回し性能も抜群!壁際など細かいところの掃除もしっかりとこなしてくれます。
そして驚いたのはその静音性!吸引力の割に音がかなり静かなんです。最初は「えっ?こんなに静かなのにちゃんと吸引してくれてるの?」と心配になったくらい。
エコモードなら集合住宅の夜でも大丈夫なレベルです。同メーカーの10.8VのCL107FDより音が全然静かです。
フィルタのお手入れ頻度はどう?
サイクロン一体式なので定期的なフィルタのお掃除が必要ではありますが、サイクロンユニットがしっかり仕事しているためか、2週間毎日使った程度では本体側のフィルタはほとんど汚れませんね。まあこれは吸い込むものにもよるとは思いますが。
参考までに我が家は育ちざかりの子供が2人おり、テーブルの下は毎日のように食べかすで一杯になるような環境です。
ペットなどを飼っているご家庭ではまた変わってくるのでしょうが、数ヶ月に1回お手入れするくらいで大丈夫そうです。
ちなみにフィルタ類はどれも水洗い可能です!記事の後半で時間経過ごとのフィルタの汚れ具合を詳しく書いています。参考にしてくださいませ。
重量はそれなり。だが解決策もある。
重量はダイソンなどと比べると特に重たい方ではありませんが、マキタのCL107FDなど軽めのコードレスクリーナーと比較するとそれなりにずっしり感はあります。
何しろ標準で付属してくる18V(3.0Ah)のバッテリーが結構重くてごつい。
とはいってもあまり力がない妻でも全く問題なく扱えたので、ほとんどの方には大丈夫だとは思います。
それでもどうしても重さが気になる方は容量が小さいバッテリーに変更するのも一つの手だと思います。
バッテリーとセット品ではなく、本体とバッテリーをバラバラで購入するという方法です!
CL286FDに標準で付属してくるバッテリーはでかくてごつい容量が3Ahのやつなのですが、2Ahや1.5Ahといった小さい容量のバッテリーは薄くて重量も軽くなっています。
実際我が家では重量が軽くて薄い2Ahのバッテリーを別途購入して、3Ahのやつと交互に使っています。
2Ahのバッテリーだと重量はおよそ半分になるので、持った感触が全然違う。
ちなみに2Ahのバッテリーを使っても強モードで10分程度は持つので、家庭用としては十分です。
この方法での具体的な買い方などは記事の後半で詳しく書いているので、少しでも掃除機を軽くしたい方は参考してくださいませ→該当箇所までジャンプ
CL286FDは総じてかなり満足!
今まではmakitaのCL107FDという10.8Vのコードレスクリーナを使っていたのですが、やはり大きめなゴミなどは吸引してくれないこともあり、多少のストレスもあったんですよね。
CL286FDにしてから本当にそういったストレスは皆無。掃除機において吸引力は正義なんだなと改めて思いました。
お手入れも今のところ大変ではないですし、総合的に本当に満足!買って良かった!
CL286FDのデザインや付属品をチェック
それでは実際に開封して付属品やデザインなどをチェックしていきましょう。
私はバッテリーと充電器がセットの「CL286FDRFW」を購入しましたよ。
- 本体
- バッテリ(BL1830B・3Ah)
- 充電器(DC18RF)
- ノズル
- ストレートパイプ
- サッシ(すきま)ノズル
- 高機能フィルタEX
CL286FDのデザインをチェック!
こちらが本体。最近流行りのサクロンユニット一体式。カラーはホワイトをチョイス。
パイプやノズルを全部つけるとこんな感じ。長さは1106mm。
パイプにはロックがついており、確実に固定できます。取り外しもワンタッチで簡単です。
ヘッド部分にはロック機能はありません。こっちにもついてたらいいのに。ただ差し込み位置が分かりやすように△の目印がついています。
持ちて部分は細くて大変持ちやすい。手が小さい方でもしっかりグリップできると思います。
ちなみに自立はしません。立てかけたいなら、スタンドを購入するか100均などに売ってるフック的なやつを買いましょう。
サイクロンユニットをチェック!
サイクロン一体型ということで、本体がそのままサイクロンユニットになっています。
サイクロン式はダストボックスに入ったゴミやホコリを効率的に分離し、フィルタの目詰まりを防いでくれるのが利点。これにより、長時間の使用でも吸引力が低下しにくく、一定の性能を維持してくれます。
ゴミ捨てもダストカップを外してポイするだけ。かなり楽ちん。集じん容量は250ml。あまり多くはないので都度捨てるのがいいでしょう。ダストカップはワンタッチで外せます。
ゴミを捨てた後でもダストカップには細かいホコリが結構つきますね。まあ私はズボラなので全く気にしませんが( ̄ー ̄;)
本体はこんな感じで分解可能です。
こちらがフィルタ類。定期的な手入れが必要な部品です(お手入れ頻度などは後述します)。
フィルタはどれもまるまる水で丸洗いが可能です。私は面倒なので今のところ適当にゴミ箱の上ではたくくらいです終わらすことが殆どです。
CL286FDのスイッチ類を見てみる
スイッチは2つのシンプル設計。パワー切り替えボタンと電源のオンオフボタンです。何も迷うことなく使えます。
パワーは4段階。
標準で付属してくる3Ahのバッテリーですと、
- パワフル:約8分
- 強:約15分
- 標準:約21分
- エコ:約38分
の連続使用が可能です。
また地味に嬉しいのが以下の2点です。
- スタート前にモードを切り替えられる
- 前回OFFにしたモードから再開できるメモリ機能を搭載している
夜にあまり音を出したくないときにエコモードからスタートできたり、モードを記憶してくれたり、痒いところに手が届く設計になっています。
CL286FDを実際に使ってみる!吸引力はどう?
冒頭でも書きましたが、吸引力に関しては本当に文句ないです。吸い込めないゴミはないレベルでガンガン吸い込んでくれます。
なにせmakita史上最強の40VMAXシリーズと同等の吸引力ですからね。
–吸込仕事率の比較–
CL286FD
(18V)
CL003G
(40VMax)
40Vと全く同じ吸込み仕事率!
また、サイクロンユニットが一体式になったことで、取り回し性が向上!狭い箇所の掃除もしやすくなっています。
ヘッドがコンパクトなので細かいところの掃除がしやすい点も気に入っています。モーターなどは内蔵していないシンプルな構造ですが、しっかりと吸い込んでくれますよ。
別売りのカーペット用ノズルを使えば、毛足が長いところでも難なく掃除ができるでしょう。
もちろんLEDライトも搭載しています。暗い場所での掃除も問題なし!
ワンタッチでハンディ機に!
旧機種ではグネグネ差し込んでいたパイプも、ワンタッチロック式になったことで、抜けにくく外しやすくなりました。そのためワンタッチで手軽にハンディ掃除機として活用可能!
車内掃除や階段など細かいところではハンディ機能が大活躍してくれます。
総合的に使いやすさは大満足!
総合的に使いやすさは大満足です!makitaの掃除機は職人さんから人気がありますが、家庭用としても何ら問題なく使用可能です。
3Ahのバッテリーだと若干重たいというのが唯一気になる点ですかね。フローリングなら問題はありませんが、階段など何度も持ち上げるようなシチュエーションだと腕がちょっとだけ疲れます。
充電器とバッテリーに関してチェック!
こちらが標準電付属してくるバッテリーと充電器です。充電中はインジケーターで状況を教えてくれます。
実用充電 :約17分
フル充電 :約22分
※標準付属のBL1830B(3.0Ah)の場合
バッテリーを充電するときの音は結構でかいです。エコモードで掃除機かけたときと同じくらいの音がします。これは人によっては結構なデメリットと言えるでしょう。充電時間が短時間だからまだ許せますが、充電中は同じ部屋で寝たくないレベルでうるさいですね。
充電器にはこのようなスマホなどを充電できるUSB端子もついてます。災害のときなどは役に立つのかな?
バッテリーには残量表示機能がついており、ボタンを押すとLEDで残量を教えてくれます。
ただ見てわかる通り標準で付属してくる3Ahのバッテリーは結構大きいです。重量は約640g。
装着するとこんな感じになります。
CL286FDRFWの重量をチェック&軽くする裏技
さて上でも書いたようにバッテリーが大きい関係で本機はそれなりの重さがあります。
CL286FDの重量:1.7kg(バッテリ含む、ノズル、パイプ除く)
といってもダイソンなどよりは軽いでしすし、全然許容範囲の重さではありますが、昨今の軽量タイプのクリーナーと比べると相対的に重く感じるのも事実。
そこで本体の重量を軽くするちょっとした小技を紹介したいと思います。
重量を軽くする裏技!バッテリー容量を小さくする
それはズバリ「バッテリー容量が小さいものを使う」ということです。
マキタの18Vシリーズは、マキタの工具の中でも一番の売れ筋なので、多様なバッテリーラインナップが揃っています。
CL286FDRFWには標準で3.0Ahのバッテリーが付属してきます。これを2.0Ahに変えるだけで重量がかなり軽くなるんです。
写真を見るとわかりますが、厚みがほぼ半分。重量も半分近く軽くなります。
以下にCL286FDに対応している18Vバッテリーとその重量を紹介しますね。
BL1815N | BL1820B | BL1830B | BL1860B |
---|---|---|---|
容量 | |||
1.5Ah | 2.0Ah | 3.0Ah | 6.0Ah |
重量 | |||
約350g | 約380g | 約640g | 約670g |
推定連続使用時間 (上からパワフル、強、標準、エコ) | |||
約4分 約7分 約10分 約19分 | 約5分 約10分 約14分 約25分 | 約8分 約15分 約21分 約38分 | 約16分 約30分 約42分 約76分 |
充電時間(フル充電) ※DC18RF使用時 | |||
15分 | 24分 | 22分 | 40分 |
説明 | |||
一番容量が小さいモデル。 電池残量表示機能はない | オススメ! | セット品だと標準で付属してくるバッテリー。 | 3.0Ahと比較すると容量は倍だが、大きさは一緒で重量もほぼ変わらない。 |
上記の他に4Ahと5Ahのバッテリーもありますが、紙面の関係で省いております。
おすすめのサイズは断然2.0AhのBL1820B。価格も重量も1.5AhのBL1815Bとそこまで変わらないのに、連続使用時間が家庭用との掃除機としては十分なレベルにあるからです。
バッテリーを2Ahにするだけで体感「違う掃除機?」くらいに持った感触が変わります。
我が家では2Ahのバッテリーと3Ahのバッテリーを交互に使ってます。
充電器とバッテリーをバラで買うといくらになる?
makitaのCL286FDを少しでも軽く運用したいなら、セット品の「CL286FDRFW/O」を購入するのではなく、本体のみ購入して(CL286FDZ)、充電器、バッテリーを全てバラバラに購入する方法がオススメです。
ちなみバラで購入する場合とセットで購入する場合で値段はそんなに変わりません。
(3.0Ahバッテリー)
(2.0Ahバッテリー)
●CL286FDRFWの価格:36,000円
(本体+充電器+3Ahバッテリー付)
合計:約36,000円
●掃除機本体(CL286FDZ)
約18,000円
●充電器(DC18RF)
約6,000円
●BL1820B(2.0Ah)バッテリー
約11,000円
合計:35,000円
上記は定価でなくAmazonや楽天での平均的な価格で計算した結果です。バッテリーの容量が下がっているので単純な比較にはなりませんが、バラで購入したほうがちょっと安いです(※執筆当時の価格で計算)
また充電器のDC18RFは急速充電に対応している分若干高いのですが、急速充電が不要な場合はDC18SDという型番の充電器を購入すれば、およそ半額で購入できるのでさらに安くなります。しかもDS18SDは充電時の音もかなり静かになります(無音に近い)。
型番 | DC18RF | DC18SD |
写真 | ||
価格 | 約6,000円前後 | 約4,000円前後 |
充電時間 | 早い (フル充電まで約24分) | 遅い (フル充電まで約50分) |
充電時の音 | うるさい | 静か |
備考 | セット品に付属の充電器 急速充電対応 | 急速充電は非対応 |
少しでも重量を軽くした方は最初から本体のみ購入して2Ahなど重量が軽いバッテリーを別途購入するのはとても良い方法だと思いますよ。
もちろんバッテリー容量が落ちると連続稼働時間が少なくなるいうデメリットもありますが、2Ahのバッテリーでも強モードで10分程度は連続運転できるので、家庭で使うくらいならそう困ることはないと思います。
バラバラに買うなら以下を参考に
掃除機本体のみ型番 | CL286FDZ |
---|---|
お薦めのバッテリー型番 | BL1802B |
対応充電器 | ・DC18RF(急速充電対応・うるさい) ・DC18SD(急速充電非対応・静か) |
↓こちらが掃除機本体のみ。
↓こちらがお薦めの2.0Ahの軽いバッテリー。
↓そしてこちらが急速充電対応の18Vバッテリー対応の充電器です。2.0Ahバッテリーの場合フル充電まで約24分。
↓充電器に関しては急速充電が不要ならこちらの安いタイプでも大丈夫です。充電時間は倍になりますが、上記の充電器の半額近い価格で購入できます。またこちらのほうが充電時の音が断然静かです!2.0Ahバッテリーのフル充電まで約50分。
値段が安い互換バッテリーも売っていますが、安全性に問題があるため当サイトとしてはオススメしておりません。
なるべく純正のバッテリーを購入するようにしましょう。
フィルタ類をチェック!お手入れは大変?
お手入れが必要なフィルタ類に関してもう少し詳しく見ていきましょう。
定期的にお手入れが必要なフィルタ類は以下の5点です。
本体側フィルタとスポンジシートは本体に内蔵されてあります。
メッシュパイプ、スポンジフィルタ、プレフィルタはダストカップを外した場所にあります。こちらは3つ組み合わせて使います。
HEPAフィルタのススメ!
さてサイクロン一体式のCL286FDは別売りのHEPAフィルタに対応しています。
HEPAフィルタに変えることで、排気される空気を限りなくクリーンにすることができます。
下記の画像だと左が標準で付属しているフィルタで右がHEPAフィルタです。ひっくり返してみるとよくわかりますね。HEPAフィルタのほうには空気清浄機などにも使われているエアフィルタが入ってます。
通常のフィルタは目が結構荒いので、細かい粉塵などがフィルタを通過してしまうことがあります。そのため排気される空気に細かいチリが混じっていたり、ホコリが本体の内部まで侵入してしまったりと、機械にも身体にもあまりよくありません。
それをHEPAフィルタに変えるだけで、本体内部にホコリがほぼ侵入しなくなり、排気もクリーンになります。若干吸引力が低下するものの、CL286FDはそもそもの吸引力が強いので、全く問題なし!
掃除機を長持ちさせるためにも、排気をキレイにするためにも、掃除機との同時購入を強くオススメ致します。
ちなみにmakitaの場合、紙パック式の掃除機はHEPAフィルタに対応しておりません。排気がクリーンな方がいい方はカプセル式かサイクロン一体式をオススメ致します。
もちろんHEPAフィルタも水で丸洗いが可能です。
お手入れ方法と頻度に関して
さて、フィルタのお手入れ頻度に関してですが、説明書によると1~2ヶ月に1回程度のお手入れが推奨されています。
またフィルタ類は全て水洗い可能です。
というわけで、我が家の場合のフィルタの汚れ具合を共有したいと思います。
- 4人家族(子供は幼児と低学年)。
- 戸建て。
- ペットは飼っていない。
- HEPAフィルタ使用
- 調査期間中はフィルタ類のお手入れは一切行わない
- 掃除機は毎日5分程度。
という条件での掃除となっています。
我が家には小さい子供が2人おり、テーブル周りは毎日のように食べかすがこぼれている状況です
購入から1週間のフィルタの汚れをチェック
本体側フィルタは1週間程度だとほとんど汚れませんね(画像はクリックで拡大できます)
まあよく見ると細かいホコリは若干ついておりますが、1週間程度だと全く気にならないレベルですね。
プレフィルタ側のスポンジフィルタはそこそこホコリがつきますが、まだまだ全然大丈夫な感じです。
購入から2週間のフィルタの汚れ
2週間毎日掃除したフィルタ類の写真です。
1週間目と比べてホコリが若干増えている程度。この程度だと水洗いやお手入れの必要はまだまだ感じません。
ダストカップ内のプレフィルタ類はやはりそこそこ汚れます。髪の毛など細かいゴミが結構フィルタにまとわりついている感じです。
また汚れで気になってきたのが、ダストカップをはめ込む部分ですね。ここは結構ホコリがつくようです。まあティッシュなどでパッと取れる範囲なので個人的には特に気にはなりませんけどね。
購入から1ヶ月のフィルタの汚れ
購入から1ヶ月。毎日掃除機をかけたフィルタの汚れ具合を見ていきましょう。(どの写真もクリックやタップでアップ可能です)
アップで見るとやはりそこそこ細かなホコリが付いていますね。吸引力の低下はほとんど感じてないので、水洗いとかはまだまだ不要な感じではあります。ただこの辺りでホコリを軽く払うくらいはしたほうがいいかも。
ダストカップ内のプレイフィルタ類もホコリや髪の毛といった汚れが目立つようになってきました。ペットを飼っているような家だと抜け毛などがそれなりにフィルタに絡まると思います。
とりあえず1ヶ月経ったのでこのあたりで一回フィルタの掃除をしようと思います(といっても水洗いではなく、軽くホコリを払うだけ)。
この程度の汚れだったらフィルタの水洗いは3ヶ月~4ヶ月に1回程度で大丈夫そう。あくまでも我が家の状況ですが、「細かい粉塵(小麦粉など)を大量に吸い込んだ」とかでない限り、お手入れの負担は思った以上に低そうです。
その後HEPAフィルタのホコリをゴミ箱の上で軽く払ったらかなりキレイになりました。HEPAフィルタ自体表面がスベスベな素材なので、ホコリも払いやすいです。私は面倒くさがりなので、HEPAフィルタに関しては水洗いは1年に一回とかになりそうな予感。
プレフィルタに関しては髪の毛などが根本に絡まるため、一ヶ月に一回程度は外してホコリや髪の毛などを取り除いたほうが良いかも。下記画像赤枠のところに結構髪の毛や繊維などが結構絡まってます。
フィルタのお手入れも今のところ全然大変ではないし、サイクロン一体型にしてほんと正解でした。
ペットを飼っているようなご家庭だとまた話は変わってくるかもしれませんが、そうでない場合はサイクロン一体型の掃除機かなりオススメです!
追記 ゴミによっては一瞬でフィルタが汚れる
ちょっと追記です。車内を掃除したところ、本体のフィルタが一瞬で汚れました(クリックで拡大します)。
子供が公園で遊んだ後&久しぶりの車内掃除ということもあって、車内は細かい砂利だらけだったという状況です。
家庭で出るホコリや食べかす程度のゴミ程度だったらフィルタ掃除の頻度は数ヶ月に1回程度で大丈夫だとは思うのですが、砂利や小麦粉みたいな細かいゴミを大量に吸った場合はフィルタが一気に汚れるようです。うーむ。
HEPAフィルタのお陰で本体内部にはホコリはほとんど侵入しておりませんが、これはさすがに水洗が必要ですね。
というわけで水洗い後、陰干し。
見違えるようにキレイになりました。
ゴミによってここまで汚れるのは、正直改善の余地があると思いますねー。ただ調べてみると解決策もあるようです!
フィルタのお手入れ頻度を激減させる解決策!!
細かい粉塵がサイクロンアタッチメントを通過して本体フィルタまで到達してしまう問題は、プレフィルタと本体に若干の隙間があるのが原因みたいです。
つまりこの隙間をパッキンかなにかで塞いでしまえばいいというわけですね。これだけでゴミの通過をかなり防げて、本体フィルタのお手入れ頻度が激減するらしい。
用意するものは1mm程度のゴムシートとカッターのみ。要するにゴムシートを丸く切り抜くだけです。
↓詳しくはロコモコ様の動画をご覧くださいませ。
素晴らしい解決策!ありがとうございます!
ロコモコ様によると切り抜くサイズは外形42mm。内径25mmが良いらしい。
私も早速ホームセンターでゴムシートを購入してパッキンを作ってみたいと思います。作って改善したらまた報告しますね。
まとめ
というわけでCL286FDの実機レビュー記事でした。
makitaのコードレス掃除機を購入する一番のメリットは、バッテリーの汎用性の高さだと思いますが、それを除いても完成度が高い掃除機だと思います。
家庭用としてはこれ以上ないくらいの吸引力に静音性!使っていて本当に満足!
ヘッドがコンパクトなので狭いところもスイスイ掃除できるのも気に入っています。
あと地味に嬉しいのがバッテリーが外付け式という点ですね。バッテリーを複数使えば充電時間を待たずに掃除ができますし、本体の収納場所もコンセントの近くに置く必要がないのも良い点です。
職人だけでなく家庭用としても使い勝手は最高です。本当にオススメです!
↓こちらがバッテリーとのセット品。サイクロン一体式!
↓排気がキレイになるHEPAフィルタとの同時購入がオススメです!
重量を少しでも軽くしたい方はバラ売りで揃えるのもあり!
上でも書きましたが重量を少しでも軽くしたい方はバラ売りで購入して2.0Ahのバッテリーを別途購入する方法もオススメです。
時期によってはセット品を購入するより安く買えますよ。
↓こちらが掃除機本体のみ。
↓こちらがお薦めの2.0Ahの軽いバッテリー。
↓そしてこちらが急速充電対応の18Vバッテリー対応の充電器です。2.0Ahバッテリーの場合フル充電まで約24分。ただ充電音がかなりうるさい。
↓急速充電が不要ならこちらの安いタイプでも大丈夫です。
充電時間は倍になりますが、上記の充電器の半額近い価格で購入できます。またこちらのほうが充電時の音が断然静か!2.0Ahバッテリーのフル充電まで約50分。
makita掃除機関連記事
-
makitaの製品
マキタの充電式クリーナーCL286FD実機レビュー!18Vなのに40V並の吸引力に驚き!使い勝手やフィルタのお手入れ頻度など徹底解説!
-
makitaの製品
2023年版。マキタのコードレス掃除機は結局どれを買えばいいの?全モデルを比較してのオススメを決めてみた!
-
makitaの製品
DIYに最適のインパクトドライバーはマキタのTD111DSHXに決定!軽くて使いやすくて女性にもオススメ!
-
makitaの製品
マキタの掃除機「CL108FD」と「CL107FD」と「CL106FD」って何が違うの?オススメは?
-
makitaの製品
【購入レビュー】マキタのサイクロンアタッチメントが神すぎる!これは絶対買い。
-
makitaの製品
マキタのコードレス掃除機「CL107FDSHW」を徹底レビュー!まじでオススメです。
-
makitaの製品
買ってよかった!マキタ掃除機 CL102DWを1年使ってみての感想